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飲食店開業時に知っておきたいICT導入のポイント!

開店ポータル編集部
2020/11/17
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飲食店経営において、全体的に大きな課題点として挙げられるのが「人材不足」です。

その人材不足を補うために、現在、飲食店では、今まで人間が担ってきたサービスを自動化・機械化し、業務効率化を図るICTの導入が加速しています。ICTを導入することで、業務効率化やコスト削減、セキュリティ対策、集客・売り上げアップなど、飲食店が抱える様々な課題の解決につながります。

本記事では、飲食店を開業させる時には是非、参考にしていただきたいICT導入のポイントを解説してまいります。

そもそもICTとは?

ICTとは、「Information and Communication Technology」の略で、通信技術を活用したコミュニケーション(情報通信技術)を意味します。

「人とインターネット、人と人とがつながる技術」と認識してよろしいでしょう。
 

これは、パソコンだけでなく、スマートフォンやスマートスピーカーなどIoT(モノとインターネットをつなぐ技術)の普及に伴って生まれた概念で、様々なのコンピュータを使った情報処理や通信技術を総称するのが「ICT」です。

これまで、ICT等デジタル製品とのかかわりがなかった飲食店にとっては、「ICTの導入」と聞くと難しい印象を受けますが、SNSやネット通販はICTの発展によるものですし、飲食店で当たり前になりつつある、POSレジやWEB予約、キャッシュレス決済もICTを利用したシステムなのです。そう考えると、少しずつ飲食店でもICTなどの最新テクノロジーの利用が進んでいっているといえるでしょう。

飲食店のICT導入チェックリスト

飲食店でのICT導入では、大きく分けて以下の領域があります。

 ①通信環境、端末の整備

 ②売上げ拡大

 ③レジ・オーダーシステム

 ④セキュリティ対策

 ⑤業務効率化

 ⑥バックオフィス業務(人事・労務・給与・経理)の効率化

それでは、飲食店の開業にあたり、どれくらいICT環境の準備が整っているか、また、自店に今後、導入していきたいシステムは何かを、領域別に、チェックしてみましょう。

通信環境、端末の整備

飲食店の開業時に、最初に完備したいのが通信環境や端末の整備です。


複合機、ファックスの準備

売り上げの拡大

売り上げに直結する集客対策には、顧客満足度をアップさせる様々な戦略を練る必要があります。

例えば下記のような集客ツールを使うことが考えられます。
 

・お客様、来訪者向けWi-Fiを活用した集客

・メニューなどの多言語対応で外国人観光客の集客(インバウンド対策)

・ホームページ作成、予約フォームによる顧客獲得

・店舗のマーケティング情報の収集(クラウドカメラの活用など)

・映像解析を使用した来客数や滞在時間のマーケティング

・Instagram、Facebook等SNSでのマーケティング

・Google等の位置情報に連動する情報発信&集客ツール

レジ・オーダーシステム

飲食店での注文から会計までの複数の機能を持ち合わせる、レジ・オーダーシステムは

オーダーエントリーとPOSレジなど、複数のシステム連携が図られているものサービスもあります。
 

・POSレジ(軽減税率に対応したレジ)の導入

・オーダーシステムの導入  

・キャッシュレス決済システム(クレジット・電子マネー・QR)の導入

セキュリティ対策

インターネットのウイルス対策から、防犯カメラまで、店舗を守るセキュリティ対策は必須です。


・ウィルス対策ソフトの準備  

・ネットワークセキュリティの準備  

・防犯カメラによる万引・トラブル対策(防犯カメラ・クラウドカメラ)

⑤業務効率化

ここでの「業務効率化」とは、他領域にプラスし、更なる効率化を図れる項目になります。


・モバイルワーク環境の整備

・続き帳票入力業務の削減(OCR)

・AIチャットボットによる自動応答サービス

バックオフィス業務(人事・労務・給与・経理)の効率化

忙しい飲食店で、バックオフィス業務の効率化は、業務時間やコストの削減にもつながります。


・スタッフ教育用のe-ラーニング導入

・勤怠管理ソフトの導入

・会計ソフトの導入

これらのICTシステムを開業前に準備しておくことで、繁盛飲食店として良いスタートが切れるでしょう。

飲食店がICTシステムを導入するメリット


ICTシステムを導入することで得られるメリットを、具体的に見ていきましょう。

①効率的な集客ができる

グルメサイトを利用している飲食店は多いですが、SNSのツールを使った集客対策では、コストをあまりかけずに効果的な集客が期待できます。

例えば、Google検索で店舗情報が上位表示されるツールや、自店舗のLINE公式アカウントを作成しクーポンを配信したり、店舗付近にいるユーザーのスマホに自動的にWi-Fiをつなげて情報を通知するPR方法など、現在は新しい集客方法も増えています。

他にも、Instagramで映えるメニューの投稿やフォロワーの獲得、口コミの拡散など、ICTによる戦略的な集客を、効率的に行うことができます。

②ICTツールの集客は資産になる

紙媒体のチラシなどは、捨てられたら終わりですが、SNSやブログなどは、一度、掲載や投稿をすると残り続けます。

情報を更新し続けることが大切ですが、たとえ昔の記事でも、情報は資産となって残ります。

③ICTツールの宣伝は効果が分かりやすい

ICTツールを使って行う、広告やクーポン配信などの集客対策は、分析機能も備わっていますので、お客様の動向が数字やグラフ化され、データを分析することができます。

例えば、Instagramでは、ビジネスバージョンに切り替えることで、オーディエンスなど情報や、エンゲージメント率などの分析を行うことができるため、SNSで実際どんな宣伝効果が表れるのかが、解りやすくなるでしょう。

④売上アップに繋がる

ICTシステムを導入する大きな目的でもありますが、ICTサービスの活用によって業務効率が上がり、店舗経営者や従業員に余裕が生まれます。、その結果、サービスの質が上がり、顧客満足度のアップにもつなげられるでしょう。また、必然的に回転率も上がり、飲食店の運営がスムーズになることで、売り上げがアップすることも考えられます。

⑤マネジメントが楽になる

飲食店経営者は、スタッフのシフト考案や勤怠管理も欠かせない業務の一つであり、人数が多ければ、作業量も膨大になってきます。ICTシステムの導入によって、スタッフの管理が省力化され、適切な人員配置に注力することができます。

⑥スタッフの育成強化

飲食店の開業前も、営業開始後も、よりよい接客サービスをするためにもスタッフの育成は特に重要であるといっても過言ではありません。

現在は、AIによる適切な指示やサポートをしてくれるICTシステムも注目されています。実際に、社員教育用のe-ラーニングを導入する飲食店も増えており、スタッフの育成も効率的に行うことができるようになりました。

⑦コストの削減

「コスト削減」とひと口に言っても、飲食店では、ICTを導入することで、経営におけるにおける様々な領域のコスト削減が見込めます。

例えば、ICTシステムが顧客動向を分析することで、適切な人員配置がわかり、人件費の削減につながったり、売れ筋商品の分析から在庫管理までデータ化することで、仕入れ費の削減にもなります。

さらに、SNSツールの集客対策により、広告費の削減もできます。

⑧予約・注文のミスが減る

人間が対応する以上、どうしてもヒューマンエラーが発生してきます。

中でも、予約や注文に関する「言った、言わない」のオーダーミスが多いのも、飲食店の課題なのではないでしょうか。

最近、飲食店で導入が進んでいるのは、お客様自身がタブレット端末等で注文をするオーダーシステムです。会計にも連動しているので、様々なミスを減らすことができます。

⑨業務が楽になる

ICTシステムの導入により、業務が効率化され、負担が軽減されます。

今まで手動で行ってきたことがICTシステムの導入で、ミスも減り、スタッフにも余裕ができ、人間にしかできない業務に集中することができます。

⑩適切なサービスを提供でき、顧客満足度アップにつながる

前途に加え、業務が効率化することによって、お客様に、より適切なサービスを提供できるようになります。現場が忙しくなると、本来やるべきサービスにも手が回らなくなり、サービスの質の維持は難しくなります。しかし、ICTシステムを上手く活用することで、顧客満足度のアップにもつながり、リピーターの増加も見込めます。

⑪テーブルマネジメントが容易になる

どのテーブルの、どのお客様が何を注文されて、どこまで提供し終えたのかなど、お客様の進捗状況は、アナログで記録している飲食店がまだまだ多いのが現状です。

しかし、ICTシステムの導入により、顧客情報を一元管理することができるので、ベストタイミングで料理を出すなど、適切な接客対応につながります。

飲食店がICTシステムを導入するときの注意点

ICTシステムの導入にあたっては、メリットも多い分、注意しなければいけない点もありますので、見落とさないよう確認していきましょう。

費用対効果を考える

ICTシステムの導入には、初期費用を含めたコストがかかります。そのコストに見合った費用対効果が得られるかということも、事前にシミュレーションしておかなければいけません。

中にはICTの導入自体が目的となってしまい、システムを導入しただけで満足してしまって、上手く活用できていないというケースもあります。

コストをかけて導入するからにはきちんと成果を出すために、自店舗にとって、最大限に力を発揮できるよう、ICTツール活用のプロセスを明確化しておくようにしましょう。

システム管理には専門的な知識が必要な場合も

ICTツールを運用するためには、ネットワークシステムの構築から管理体制が必要になるものもあります。特に、ウイルス感染や情報漏えい、顧客情報の流出などの情報セキュリティに関する管理体制は強化しなければいけません。

セキュリティ上のリスクを回避するためにも、ICTサービスを導入する際は、運営会社のマネージメント体制を比較することも大切です。

操作しやすいこと

せっかく便利なICTシステムを導入しても、習熟に時間がかかったり、操作に戸惑ったりすると、業務効率化にはなりません。また、飲食店ではスタッフの入れ替わりが多いことも予想されますので、年齢差のあるスタッフ同士でも、同じようにシステムを扱えるよう、自店舗に見合ったものを導入しましょう。

導入前に、試しで利用できる機会があるのであれば、従業員に意見を聞くのも良いですね。

サポートが充実していること

操作や設定がわからない、故障してしまった、といった導入したICTシステムによるトラブルは速やかに解決する必要があります。特に、営業時間中にこのようなトラブルが発生してしまうと、接客にも悪影響を及ぼしかねません。

そのため、サポートが充実しているかなどの確認も事前にチェックしておきましょう。

飲食店のICT化なら開店ポータルBizへ

飲食店運営の中で活躍してくれる、様々な領域のICTシステムがありました。飲食業界は今後も人手不足が続くことが予想されるため、ICTシステムの需要はますます増えていくことでしょう。

ICTを導入することで業務効率化を図り、その分、スタッフは人間にしかできない業務に集中することで、やりがいを生み、スタッフの定着率を上げることにもつながってくるのではないでしょうか。

その流れが、お客様へのサービス向上と顧客満足度を上げ、飲食店を繁盛させ続ける、良い循環を築いていくことにつながるかもしれません。
 

開店ポータルBizでは、飲食店へのICTシステム導入に関するご相談のほか、インフラ周りのコスト削減・集客のご相談を無料で承っています。

他にも、予約・顧客管理や商品の受発注サービス、勤怠管理、オーダーシステム、デリバリーサービス、会計システムなど、飲食店に必要なICTシステムを網羅しています。お気軽に下記フォームより、ご連絡ください。

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