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  • 飲食店の物件探しに必要なのは「積極的な情報収集」と「少しの妥協」?
     飲食店を開業するとき、多くの人が苦労するといわれている物件探し。理想にあった良い物件を見つけるためには、時間をかけてじっくりと探すことが大切です。物件はお店の将来を決める重要なもの。一年くらいの期間を費やすつもりで臨みましょう。  本記事では物件探しの流れや、その際のコツや注意点ついてご説明します。開業するときの参考にしてみてください。 良い物件探しをするコツは“情報収集”にあり!  良い物件を見つけるには、できるだけ多くの情報を集めることが大切です。たくさんの情報に触れれば、それだけ良い物件を見つけられる確率が高まります。  しかし自分の力だけで集めるのには限界があります。  そこで、インターネットや不動産会社の利用や、オーナーや管理会社への問い合わせ、飲食業界の知人に相談などをして、情報収集していきましょう。 物件探しの基本的な流れを知ろう  物件探しをする際の大まかな流れは以下の通りです。 1. 条件リストを作成する 2.情報収集を積極的におこなう 3.複数の不動産会社から情報をもらう 4.人脈を頼りに紹介をもらう 5.検討理由は素早く明確に伝える  上記5つを順にみていきましょう。   1.条件リストを作成する  まずは、物件に求める条件をリストアップしましょう。しかし、その条件にぴったり当てはまる物件を見つけるのはとても難しいです。  そのためリストアップした項目のなかでも、絶対に譲れないものと妥協可能なものはどれなのか。また、どの程度まで妥協できるのかなどを自分の中ではっきりさせておくことが大切です。  たくさん物件を見ていくうちに迷ってしまい、当初の希望とは違う物件に決めて後悔するケースもあります。しっかりと優先順位をつけておくことで、ぶれずに物件探しをすることができます。   2.情報収集を積極的におこなう  次は情報収集です。インターネットの情報サイトで検索したり不動産会社に足を運んだりと、方法はさまざま。  不動産会社に紹介を依頼した場合でも、ただ情報を待つだけではなく自ら積極的に行動することが大切です。  当然、良い物件は人気が高いため、募集が出てもすぐに契約が決まってしまいます。最新情報をいかに早く入手できるかが、物件探しの鍵となります。  街中を歩いている時にも常にアンテナを張り、めぼしい物件はチェックしておきましょう。その時点で空いていなかったとしても、一度管理会社やオーナーに連絡してみることが大切。次の利用者を探していたり、空きが出たときに連絡してもらえることがあります。   3.複数の不動産会社から情報をもらう  できるだけ多くの情報を集めるべく、不動産会社は一つに絞らず、複数のところに依頼をしておくと良いでしょう。それぞれ独自の繋がりがあるため、会社によって紹介してもらえる物件が異なります。  たとえ同じ物件だったとしても、不動産会社ごとに少しずつ条件が異なる場合もあります。より良い条件で物件を借りられるチャンスなので、もし同じものがあったら比較してみてください。   4.人脈を頼りに紹介をもらう  飲食業界に人脈のある方は、それを活かすのもひとつの手。好条件の物件はすぐ決まってしまうだけでなく、あまり公に募集をしないことも多いです。そんな時に、人脈は強い武器となってくれます。  知人に飲食店の経営者がいたり、以前の開業経験で培った繋がりがあれば、物件を探している旨を相談しておくと良いでしょう。万が一空きが出た時や情報が入った時に声をかけてもらえるかもしれません。   5.検討理由は素早く明確に伝える  物件を紹介してもらったときには、できるだけ素早い回答を心がけましょう。むやみに返事を長引かせるのは良くありません。借りる気がないと判断されて信頼も低下し、次回以降に良い物件を紹介してもらえなくなる恐れがあります。もし本当に迷って検討していた場合には、その旨を一言伝えておくことが大切です。  また、断るときには必ず理由を明確にしておきましょう。曖昧にしていては、一向に理想通りの物件は見つかりません。広さや立地、設備など懸念点を説明しておけば、次回からはその条件を考慮した物件を紹介してもらえるはずです。  上記の流れ繰り返し、納得のいく物件を見つけた後は内見や申し込みへと進んでいきます。そして無事に審査がおりたら初めて、契約完了となります。   物件探しをする際の注意点とは  物件探しをするうえで、心得ておきたい注意点は以下の3つです。 1.必ず現場に足を運び、自分の目で確かめる 2.事業計画書に基づいた選択をする 3.時間のかけすぎもNG  1から順にみていきましょう。   1.必ず現場に足を運び、自分の目で確かめる  インターネット上や書面上だけの情報で、契約を即決することのないよう注意です。  実際に見てみると、人通りが少ない立地だったり、思いのほか狭かったりなど、イメージと違ったというのはよくある話です。  どれだけ良い条件でも、必ず足を運んで周囲の環境や物件の状態をしっかりと確かめましょう。 2.事業計画書に基づいた選択をする  あらかじめ、どのようなお店にするのか、予算や今後の売り上げの見通しはどれほどなのかなどをまとめた、事業計画書を作成しておきましょう。  選んだ物件が業態にあわなかったり予算を大幅にオーバーしていては、その後の営業にも影響が生じます。後々後悔することのないよう、計画の範囲内で選択することが重要です。 3.時間のかけすぎもNG  一年ほど時間をかけても物件が見つからない場合、探し方や条件を見直す必要があります。たとえば出店地域の変更や予算の拡大、条件の緩和など。ある程度の妥協をして、許容範囲を広げて再度見てみましょう。  あまりにも時間をかけすぎてしまうと開業への熱意が薄れ、本来の目的を失ってしまう恐れもあるため注意が必要です。 良い物件探しをするためには  条件を明確にした後はあらゆる方法で情報を集め、事業計画書と照らしあわせながら、自分のお店にあった物件選びをしていきましょう。  それでも、理想通りの物件を見つけるのは簡単ではありません。条件にあわないからと最初から却下するのではなく、少しずつ妥協しながら柔軟に対応していくことが大切です。  今まで物件探しがうまくいっていなかった方は、本記事を参考に改善を図ってみましょう。焦らず慎重にすすめていけば、きっと納得のいく物件が見つかるはずです。  
    開店ポータル編集部
    2019/07/10
  • お店の名前はどう決める?オーナー必見 飲食店のネーミング法!
     街を歩けば、お店の数だけ看板があります。そこに書かれている店名は、外国語表記のおしゃれな名前から、老舗の風格を感じる名前までさまざま。私たちが親に名前をもらうのと同様に、それぞれのお店にも、オーナーの願いが込められた名前がつけられています。  これから飲食店や理美容店をはじめる方の中には、お店のネーミングに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。  店名は、一度決めたら簡単には変えられません。後悔のないネーミングをするために、本記事で取り上げる3つの方法とポイントを参考にしてみてください。 大切なのは、覚えやすく言いやすいこと  お店のネーミングで重要なのは、覚えやすく、言いやすいことです。  たとえば「コメダ珈琲店」という店名は、何のお店なのかが一目で分かりますよね。店名を見ただけ、聞いただけで、焼きたてのトーストやコーヒーの香りまで、ありありとイメージできる方も多いでしょう。店名には、お客様にお店をイメージづけ、ブランディングをする役割があるのです。  シンプルな店名は、宣伝面でも有利です。  「あのお店、おいしかったけど…名前は何だっけ?」とお客様を困らせては、誰かに紹介してもらうことも、検索してもらうこともできなくなります。  広く知られ、親しまれるお店にしたいのであれば、覚えやすさと言いやすさを備えている名前であることが大前提であるといえるでしょう。 3つの方法でオリジナリティのあるネーミングを  それでは、お店のネーミングに迷ったときに使える3つの方法をご紹介します。 1.ショルダーネームをつける  ショルダーネームとは、「パティスリー 〇〇」、「個室居酒屋 〇〇」、「ダーツ&バー 〇〇」など、何屋さんなのかを表した肩書のようなものです。  「天然酵母のベーカリー ○○」は、身体に優しいパンが食べたい人に。「オーガニックカラーのヘアサロン ○○」は、地肌に優しいカラーがしたい人に。…というように、ショルダーネームがあれば、お店が提供するメニューやサービスを求めているお客様に認知されやすくなります。  変わったコンセプトのお店であれば、「お箸で食べるスペイン料理○○」、「心理カウンセラーのいるマッサージ店○○」など、ショルダーネームをつけるだけで他店と差別化できますね。 2.地名や人名を入れる  オーナー本人やゆかりのある人の名前、その街の名前などを入れてもよいでしょう。  たとえば「村上屋」という店名は、「村上さんという方のお店なのだな」とすぐに分かって、覚えやすいですよね。「仙台のおいしいおでん屋さん」のように地名を入れると、街に根差したアットホームなお店であることを知ってもらえます。  ただし、ありふれた人名や地名を使う場合は、他店とかぶりやすくなるので注意が必要です。  そんなときは、「みちこ'sキッチン」、「居酒屋けんちゃん」のようにオーナーの愛称を使ってみましょう。より親しみやすくなり、お客様との心の距離がぐっと近づきますよ。 3.お店を表す単語からイメージする  お店のコンセプト、提供する料理やサービスなどからイメージできる単語を書き出してみましょう。それらを組み合わせたり、外国語に直したりすると、店名のヒントが見つかるかもしれません。  「おいしいパンで、土曜日の朝のように穏やかな気持ちを」というコンセプトのベーカリーなら、フランス語を使って「サムディマタン」(Samedi matin=土曜日の朝)とするのも素敵ですね。  オムライスとハンバーグのお店の場合、「オムバーグ」では安直ですが、ショルダーネームとひらがなを使って「鉄板オムライスとハンバーグの旨い店 おむばあぐ」にするとインパクトが出ます。 店名を決める前にチェックすべきポイント  「これだ!」という店名を思いついても、即決はおすすめできません。次のチェックポイントをクリアしているか、確認してみてください。 1.ターゲット層に合っているか  同じカフェでも、「喫茶 〇〇」などのレトロな名前は、若者をターゲットにしたお店には向きません。  一方で、年配の方がくつろげる雰囲気のお店の場合は、外国語の長い名前は向きません。店名を口に出した時の音も大切です。    女性向けのお店であれば、濁音を使った力強い響きよりも、清音や半濁音を使った柔らかい響きの名前がよいでしょう。 2.由来を説明できるか  特に由来のない店名に決めてしまうと、お客様に尋ねられたり、メディアの取材を受けたときなど、返答に詰まってしまいます。  「子どものころ、床屋で丸刈りにされるのがイヤでした。それで“男のおしゃれとは何なのか”って考えるようになって、美容師を志したんです。この店名は、修業時代のサロンの店長が、僕の門出に贈ってくれたものなんですよ。」店名の裏にあるそんなストーリーも含めて、お店の魅力になるのです。 3.他店とかぶっていないか  ほとんどのお客様は、スマートフォンを使ってお店を探します。そのときに、同じような名前のお店がいくつも出てきたら、混乱してしまいますよね。  他店と名前がかぶると、せっかくの販売機会を逃す恐れもあります。よい店名を思いついたら、インターネットや電話帳で検索して、似たような名前のお店がないかをチェックしましょう。 一度決めたら変えるのは大変!お店の名前は熟考しよう  「好きな言葉だから」「響きがカッコいいから」という安易な考えで、お店の名前を決めることは避けましょう。  後から変えることもできますが、その苦労は並大抵のものではありません。のれんや看板、ホームページ、ショップカード、手提げ袋、ハンコなどがすべて作り直しになり、膨大な手間と費用がかかるからです。  店名は、お店の顔となる大切なもの。営業を続ける限り付き合うものなのだという覚悟を持ち、熟考して決めましょう。  
    開店ポータル編集部
    2019/07/05
  • 訪日外国人観光客が日本の飲食店に求めていることとは?
     近年、どんどん増えている訪日外国人観光客の数。2020年には東京オリンピックを控えており、今後はさらに増加することが予想されます。これは飲食店にとって、稼ぎ時となる絶好のチャンス。しっかりと準備を整え、受け入れ体制を万全にしておきたいところですよね。  とはいえ、なにから手をつけたら良いかわからない経営者も多いことでしょう。体制をつくるにはまず、ニーズを知る必要があります。そこで、本記事では外国人観光客が日本の飲食店に求めていることと、その対策についてご説明します。 外国人観光客の増加推移  日本に訪れる外国人観光客の数は年々、増加の一途をたどっています。  日本政府観光局の発表によると、2019年1月から5月の訪日外国人は約1,300万人以上。これは2013年の年間総人数に匹敵する数です。    そして、その割合の大半を占めるのは、中国や韓国、台湾を筆頭に、香港やタイなどのアジア圏の国々。次いで、アメリカやヨーロッパ圏といった順になっています。  この増加の背景には、円安やLCC航空の普及によって低コストで旅行できるようになったことや、日本の文化や食への関心の高まりがあると考えられています。 外国人観光客が求めていることとは?  外国人観光客が日本の飲食店に訪れる一番の目的は、おいしい和食を楽しむこと。  そのため、納得のいくお店選びができることや、スムーズに注文や会計ができること、待ち時間を有意義に過ごせることなど、快適に食事ができる環境を求めています。  外国人観光客が求めていることに対する対策を、環境編、メニュー表編、インターネット編に分けてみていきましょう。   【環境編】 快適に過ごせる空間づくりにはWi-Fi・決済端末の導入が不可欠!  Wi-Fiや、クレジットカードやQR決済の端末導入は、外国人観光客だけでなく日本人にとってもメリットとなります。  集客アップにも繋がるうえ、特に決済端末は手間なく導入できるものもあるのでおすすめです。 ①Wi-Fiを提供する  快適な空間づくりに欠かせないWi-Fiは、あるだけでも入店率を高める効果があります。調べものをしたり動画を見たりと、待ち時間を有意義に過ごせるため、お客様満足度の向上も期待できるでしょう。その際、店内や料理を、FacebookやInstagramなどのSNSでシェアしてもらえれば宣伝にも繋がります。  また、Wi-Fiがあると滞在時間が長くなる傾向があります。その分注文の増加が見込めるため、売上アップの効果も。お客様だけでなく店舗側にもメリットがあります。 ②クレジットカード決済端末を導入する Times Pay HP:https://www.timesclub.jp/lp/credit/  海外は、日本に比べてカード決済が普及しているため、クレジットカード決済端末の導入は必須です。おすすめは“Times Pay(タイムズペイ)”。コインパーキングやカーシェアリングを運営する、パーク24株式会社が提供しているサービスです。  VISA、Master、JCBなど主要の6ブランドに対応しており、決済手手数料は3.24%~とお手頃なのがポイント。手のひらサイズの端末のため、持ち運びも簡単です。席会計にも柔軟に対応できますよ。 ③QR決済に対応する  クレジットカード決済端末とあわせて“PayPay”や“starpay”を導入し、QR決済にも対応できるようにしておきましょう。 PayPay  2018年10月にサービス提供を開始したPayPay。今なら初期導入費や決済手数料、入金手数料が0円で、負担なく始められます。申し込みから利用開始まで一週間程度とスムーズなのも、気軽に始めやすいポイントです。ただし、この決済手数料は2021年9月30日まで、ジャパンネット銀行以外の入金手数料は2020年6月30日までと、無料期間が定められているので注意してください。 starpay  マルチ決済サービスのstarpayなら、PayPayやLINE Pay、楽天ペイ、Wechat Pay にALIPAYなど、複数の決済ブランドを一つの端末で対応可能です。従来通り、お客さまのQRコードを読み込むだけで決済が完了できるため、複雑な操作はありません。オペレーションの効率化にも繋がります。 ④通訳サービスを導入する  そして、円滑なコミュニケーションをとるために、重要となってくるのが通訳サービス。  現在は無料で使える翻訳アプリがいくつもリリースされています。コストを抑えたい店舗は手始めに利用してみましょう。  翻訳精度が高いものであれば、“クラウド型AI通訳サービス”がおすすめです。  クラウド型AI通訳サービスは、音声認識による通訳はもちろんのこと、テレビ電話のようなかたちでオペレーターによる対人通訳も可能です。スマートフォンやタブレット端末があれば簡単に導入できるため、手間もかかりません。   【メニュー表編】 わかりやすさを意識したひと手間が大切!  注文時に欠かせないメニュー表。たとえ言葉が通じなくても、デザイン次第でミスなくスムーズに注文をとることができます。  メニュー表で一番大切なのは、わかりやすいこと。誰が見ても誤解なく伝わるように工夫を凝らして作ってみましょう。 ①多言語化対応する  日本語以外にも、英語や中国語、韓国語、フランス語、イタリア語など、複数の言語に対応したメニュー表を用意しておきましょう。  会話ができずとも、母国語のメニュー表があれば安心して注文してもらえます。  ただし、日本語メニューをそのままアルファベット表記にしたり、直訳してしまわないよう注意が必要です。  食材や調理法を交えながら、どのような料理かを伝えることが大切です。 ②写真の貼り付けて、番号を振り分ける  メニュー表には、できるだけ料理写真を貼っておきましょう。味や食感など言葉だけではわかりにくい料理も、写真があればイメージしやすいです。  また、写真とあわせてそれぞれに番号を振っておくのもおすすめです。言葉が通じない場合、聞き間違えによるオーダーミスも起こりかねません。その点、番号を伝えるだけなら間違いにくく、注文もしやすいですよね。 ③食材を明記する  外国人観光客向けのメニューで、特に注意しなければならないのが食材を明記しておくことです。  好き嫌いで食べられない場合以外に、アレルギーや宗教上の理由で特定の食材を食べられない方もいます。大きな字や赤文字で目立つようにしたりイラストを入れたりと、ぱっと見てわかるようにしておくと良いでしょう。  最近ではベジタリアンやハラル専門の飲食店もありますが、そうでないところでも安心して食事をしてもらうための配慮が大切です。   【インターネット編】 お店選びは口コミ重視!外国人観光客向けメディアに掲載しよう!  どの飲食店に入ろうか決めるとき、外国人観光客も日本人と同様にグルメサイトや情報サイトの口コミを参考にしています。そのため、外国人観光客向けサイトへの登録は欠かせません。  店舗選びの際に、口コミはとても重要なものとなってきます。お店のスタイルやターゲット層にあわせてサイトを選んで登録してみましょう。 ①SAVOR JAPAN SAVOR JAPAN HP:https://savorjapan.com/  全国の飲食店をエリアや業種別に検索できる、外国人観光客人気No.1のグルメサイトです。  基本情報からクレジットカード対応の可否やWi-Fiの有無など細かい情報まで掲載可能となっています。言語は英語、中国語、台湾語、韓国語に対応しており、翻訳はプロの手による手動翻訳。細かい部分まで、お店のこだわりをしっかりと伝えられます。  また、SAVOR JAPANではお店の紹介だけでなく、日本食のマナーや文化、食べ方などさまざまな情報も配信しています。日本食をより楽しんで食べてもらいたいという、おもてなしの心からきているようです。 ②トリップアドバイザー トリップアドバイザーFacebook: https://www.facebook.com/TripAdvisor.jp/  飲食店だけでなく、宿泊施設や観光名所などさまざまな施設やスポットの情報が掲載されている、世界最大の口コミサイトです。大手だけあって、月間訪問者数は4億超え。掲載するだけで、お店を知ってもらえる確率がぐんとアップします。  オーナー登録をすれば写真の投稿やお店の詳細情報が掲載可能で、写真や情報は最新のものに都度変更することもできます。  情報更新代行サービスもあるので、忙しくて余裕がない方はぜひこちらをご活用ください。 詳しくはこちら:https://kaiten-portal.jp/biz/food/food-attract/tripadvisor ③大衆点評 大衆点評HP:http://dianping-jcc.jp/  中国で最大規模を誇る口コミサイト、大衆点評。トリップアドバイザー同様に、ショップやホテル、サロンなどさまざまな店舗や施設の情報と口コミが掲載されています。  中華圏のほとんどの方々が見ているといわれているため、その層をターゲットとしている店舗や外国人観光客の中でもその割合が高いところは、掲載しておくのがおすすめです。  登録件数が多いため、お店を見つけてもらいやすいよう、キーワード検索優先表示やバナー表示といった、広告プロモーションも用意しています。より効果的な集客をおこないたい方は、こちらもチェックしてみてください。 大衆点評についてはこちら:https://kaiten-portal.jp/biz/food/food-attract/chinese-reviews   外国人観光客のニーズに応えたお店づくりを  新たなサービスの導入やひと手間加えたメニュー表の作成、グルメサイトや口コミサイトへの登録など、できることはたくさんあります。なかにはコストがかかるものもあるため、それぞれお店の状況にあわせて、一つずつ取り組んでいってください。  自分が海外旅行に行ったとき、飲食店でどのような工夫がされていたら利用したくなるか、居心地が良いと思えるかを想像してみると良いでしょう。そこで思いついたことこそ、外国人観光客が日本の飲食店に求めていることに繋がっていくかもしれません。相手の立場に立って考えることが大切です。  
    開店ポータル編集部
    2019/07/01
  • 飲食店特化の求人情報サイト4選!採用担当者必見!
     飲食店を経営するうえで、優秀なスタッフの存在は欠かせません。今回は、飲食店を経営する企業やお店の方におすすめしたい、“優秀な人材に出会える求人サイト”を4つご紹介します。あなたのお店のこれからを託す、最高の仲間を見つけましょう。 1.食べるんだ (運営:株式会社 Wiz)   飲食のお仕事と言っても、キッチンで腕を振るう、ホールで接客をする、メニューの企画や広報…と働き方はさまざまです。「ホールに人が足りなくて忙しい」「経験を積んだシェフが一人欲しい」。そのような時に、ニーズに合わせた人材を募集できるサイトがこの『食べるんだ』です。  求職者は、調理(シェフ、パティシエ、寿司職人etc.)、接客・販売(店長、ホール、デリバリースタッフetc.)、企画・運営(経営幹部、栄養士・管理栄養士etc.)と3つの職種から仕事を絞り、求人ページにたどり着きます。そのため、「パティシエの経験を活かしたい!」という人と、「パティシエが欲しい!」というお店がピンポイントで出会うことができるのです。  また、『食べるんだ』の最大の特徴は、求人掲載の料金が発生しない“完全成果報酬型”のシステム。「応募がないのに、お金を払って求人を載せ続ける」という無駄がありません。また、その成果報酬費用に関しても、採用後7日以内の退職で全額、30日以内の退職で半額の返金保障が付いています。加えて、電気代や水道代、ガス代などのコスト削減やWi-Fiの導入など、多角的な面から飲食店をサポートしてくれます。 食べるんだ HP:https://runda-taberu.jp/ 2.グルメキャリー (運営:株式会社ジェイオフィス東京)  次に、フリーマガジンでおなじみの『グルメキャリー』。こちらの強みは、飲食業界に多い入社後のミスマッチを防げることです。専任のスタッフがお店まで行き、「どんな人材に来てほしいのか」「職場環境や待遇面はどうか」「採用では何を重視したいか」など、細かなヒアリングを行います。また、求職者に対しても、希望条件のヒアリングを実施。双方の希望をすり合わせ、しっかりマッチングする人材を紹介してくれます。  また、注目すべきは、応募時の不安や面接で聞きづらいことにスタッフが電話で答える「ぶっちゃけダイヤル」のサービスがあることです。これにより、お店に関心のある求職者が、どんな不安や疑問を抱えているのか知ることができます。待遇面の交渉や募集文面の改善がスムーズになりますね。 グルメキャリー HP:https://www.gourmetcaree-tokyo.com/   3.ジョブ・レストラン (運営:株式会社ワン&オンリーキャスティング)  『ジョブ・レストラン』は登録の手軽さから、多くの求職者に利用されているサイトです。一般の飲食店に加え、ホテルやウエディング、リゾートなどの求人も多いので、専門分野で経験を積んだ人材や有資格者と出会える可能性が広がります。利用者は20~30代が7割以上を占め、そのほとんどが経験者。即戦力になる若い人材との出会いが期待できるサイトです。  求人掲載の際には写真を最大11枚掲載することができ、店内や外観、料理、スタッフの様子など、文面では表せない“生きた”お店の雰囲気を紹介できます。これから働く職場の雰囲気を感じられることは、求職者の応募意欲を高める大切な要素になりますね。 ジョブ・レストラン HP:http://www.jobs-restaurant.net/   4.クックビズ (運営:クックビズ株式会社)  ラストは、元気な赤がイメージカラーのサイト『クックビズ』。こちらのサイトでは、民間のハローワークとして就職、転職の支援を行っています。運営会社の調査によると、利用者は20~30代が6割、40代が2割ほどで、半数近くが飲食業界でのキャリアアップを目指したいと考えているようです。若手・ベテラン問わず、お店のこれからを任せられる人材からの応募が期待できます。  こちらのサイトが支持されているのは、求人掲載後のフォローが手厚いことにも理由があります。管理画面の使い方や応募者への対応のレクチャーなど、初めての方も安心のサポートが充実しています。「スタッフの対応が親切で分かりやすかった」「思い通りに採用ができて良かった」など掲載店舗からの喜びの声も掲載されています。 クックビズ HP:https://cookbiz.jp/ それぞれの求人情報サイトの特色を活かした採用活動を  一言で、“求人情報サイト”と言っても、それぞれに特色があります。サイトをチェックして、信頼の置けるものを選ぶことが採用成功の鍵となります。お店の未来を一緒につくる仲間だからこそ、後悔のない採用活動をしたいですよね。  あなたのお店が素敵な人材に出会い、成長し、お客様の「美味しい!」の笑顔を増やしていけることを、祈っています。  
    開店ポータル編集部
    2019/06/21
  • 2019年10月までに飲食店が導入すべきレジはこれ!軽減税率対策は大丈夫?
     2019年10月から消費税率が10%に引き上げられますが、外食や酒類を除く食料品(生鮮食品、加工食品など)に関しては、税率を8%のままとする“軽減税率”が適用されます。  多くの飲食店経営者は、“「外食」にあたるのだから、増税後は、単に税率10%で会計をすればいいだろう”と思いがちです。確かにイートインの場合は外食とみなされ、10%の税率がかかります。しかし、テイクアウトやデリバリーの商品は加工食品の購入とみなされ、軽減税率が適用されます。  つまり営業スタイルによっては、10%と8%の2つの税率を使い分けて、会計や売上計算をする必要があるのです。 軽減税率対策をおこなわないと、どうなる?  飲食店において、次のような商品には軽減税率が適用されます。 ①お弁当やお惣菜、ドリンクなどのテイクアウト商品 ②ラーメン、そば、ピザなどのデリバリー商品 ③屋台で提供される料理(イートイン設備がないもの) ④寿司店のお土産  イートインの他にテイクアウトやデリバリーをおこなうお店では、消費税率10%と8%の両方に対応したレジや会計システムが必要となります。増税にともなう軽減税率の導入に、しっかり備えておかなければなりません。スタッフやお客様を混乱させたり、売上計算を間違えたり、それらによって生まれたミスがクレームに発展したりと、さまざまなトラブルが予想されるからです。 ❝軽減税率対策補助金❞を使って、かしこくレジの買い替えを!            “軽減税率に対応したレジに買い替えたいけれど、お金に余裕がない…”とお悩みの方も、心配はいりません。  新しいレジの導入を手助けする、“軽減税率対策補助金”の交付を受けることができます。  導入する機器の内容や金額によって補助率が以下のように変わるため、申請の際は注意しましょう。 タブレットなどの汎用端末 →補助率1/2 レジ1台+付属機器(合計額30,000円未満) →補助率3/4 レジ2台以上またはレジ1台のみ+付属機器(合計額30,000円以上) →補助率2/3  上記のすべてにおいて、補助金の上限額はレジ1台あたり20万円です。  お店の状況に合わせて導入機器を決め、補助金の申請をおこないましょう。 機能性、利便性、スマートさが揃うPOSレジ“blayn” ブレイン株式会社 HP:https://www.blayn.com/product/  軽減税率対応のレジを導入するなら、ブレイン株式会社が提供するPOSレジ“blayn(ブレイン)”がおすすめです。  レジ本体となるタブレットやオーダーエントリーシステム・ハンディで構成され、スマートなデザインがあらゆるお店の雰囲気になじみます。  もちろん、スマートなのは見た目だけではありません。  以下に、同レジの魅力をまとめました。 ①誰でも簡単に操作できる  blaynのオーダーシステムはとても簡単。ハンディで商品ボタンをタップするだけでオーダーを入力でき、注文ボタンをスライドすれば、キッチンとレジの両方に会計情報が送られます。  従来のように手書きで伝票を作り、オーダーをキッチンに伝え、お会計も一から打ち込むという手間がかかりません。スマートフォンのように操作できるため、機械に慣れていない方や新人スタッフでもすぐに使い方をマスターできます。 ②店内状況や売上をリアルタイムでチェックできる  blaynでは、いつでもどこでも、PCやスマートフォンから売上をチェックできます。商品別、部門別、テーブル別の“ABC分析”、曜日や時間帯、月日に分けた売上分析が一台でおこなえます。売上目標の設定に役立ちますね。  また、店内の稼働状況をリアルタイムでチェックできるため、テーブルごとの客数や会計額も一目で確認できます。スタッフの目が行き届きにくい2階建て、3階建てのお店でも、店内の状況が把握できるのはうれしいポイントです。 ③業務を効率化する機能が盛りだくさん  業務を効率化するさまざまな機能も充実しています。カレー店なら、ルーの辛さやご飯の量、トッピングの種類を。そして居酒屋なら、ストレート、水割り、ソーダ割りといった飲み方を商品詳細に登録できるので、オーダー入力がスムーズになります。タイマー機能を使えば、飲み放題の時間を計ることも可能です。  レジ本体となるタブレットには、レシート用紙や周辺機器のオンライン注文ができる機能も。管理画面からは、レシートデザインのカスタマイズが簡単におこなえます。 ④分かりやすい料金体系  サービス利用料が月額0円の無料版と、月額9,800円のプレミアム版が選べるblayn。料金体系はレジ本体+周辺機器+月額利用料、と大変分かりやすいのが魅力です。  無料版の周辺機器はキャッシュドロアー(8,650円)のみですが、プレミアム版では他にも、ハンディ(21,800円)、キッチンプリンター(48,200円)、WiFiルーター(16,000円)などを追加購入できます。設置や操作方法のレクチャーをしてもらえたり、夜遅くまでつながる電話サポートを受けられたりと、アフターサービスも至れり尽くせりです。 新しいレジの導入で、早めの軽減税率対策を!  軽減税率対策は、難しいものではありません。補助金の申請をおこない、かしこく軽減税率対応のレジを導入しましょう。  本記事で紹介したblaynなら、操作が簡単でストレスフリーに使えるため、新人スタッフの教育にも時間はかかりません。消費税率の引き上げと軽減税率の導入は、すぐそこまで迫っています。増税にともなう集客の落ち込み対策、そして、会計時や売上計算で慌てないための軽減税率対策に、さっそく取りかかりましょう。  
    開店ポータル編集部
    2019/06/10
  • 飲食店の人手不足を解決する方法はこの3つ
     飲食業界で長年深刻な問題となっている人手不足。  「募集をかけても応募が来ない」「せっかく採用してもすぐに辞めてしまう」といった状況に、頭を抱えている飲食店経営者も多いことでしょう。  人手不足に陥ると、スタッフの過重労働やサービスの質の低下をまねき、閉店に追い込まれてしまうこともあります。    そのような事態を防ぐにはどのような対策を打つべきでしょうか。人手不足を解決する3つの方法を解説します。 「人手不足」はなぜ起こる?  なぜ、飲食店では人手不足が起きてしまうのでしょうか。  現在、日本の飲食店で働く人材のアルバイト・パート比率は、全体の85%を占めていると言われています。アルバイト・パートスタッフは、特に学生や主婦であることが多いです。彼らは学業や趣味、子育てや家事が本分であるために、働ける時間が限られています。  そして、これによって引き起こされるのが、レギュラースタッフや正社員の離職です。アルバイト・パートスタッフの人手が足りない時間帯の頼みの綱は彼らだけ。長い拘束時間やそれに見合わない給与に働きにくさを感じてしまい、退職を決断する人が多いようです。  こうして人手不足に陥る飲食店が後を絶たない現状ですが、改善を図らずに放置していてはいけません。これを放置してしまうと、残されたスタッフは過重労働を強いられ、さらなる人手不足に拍車をかけてしまいます。  そのような事態を防ぐために飲食店経営者が実践すべき3つの対策をみていきましょう。 1.労働環境を改善しよう  スタッフが長く働きやすい環境を整えるために、まずは労働環境を改善しましょう。  特に、以下の3点を見直してみましょう。 ①給与  給与の低さは、モチベーションの低下に繋がります。業務量に見合った給与を支払えていなければ、金額を見直す必要があります。あわせて、インフラ周りのコストを見直しましょう。無駄なコストを省くことができれば、その分をスタッフの給与にあてられます。 ②拘束時間の短縮  拘束時間が長くなってしまう原因の一つに、営業時間の長さと閉店時間を過ぎても続く営業にあります。  お客様が入らない時間帯や曜日があれば、思い切って営業時間の短縮や、定休日への変更を検討しましょう。  また、閉店時間に退店してもらえるような体制を整えることも大切です。ラストオーダーを少し早めにとったり、声掛けをするだけでも改善に向かいます。 ③福利厚生や手当を充実させる  賞与や手当、休暇といった制度を整え、働くことで得られるメリットをつくりましょう。金銭的なものでなくても、なにかしらの形でスタッフに還元してあげることが大切です。  一定期間勤務したスタッフや所定の条件を満たした場合など、該当条件を絞ることでスタッフの定着率を高められるかもしれません。  この3つを改善するだけで、労働環境はぐんと良くなります。  スタッフの声をしっかり聞いて、現場に反映していきましょう。 2.採用条件を見直そう  求人募集をかけてもなかなか応募がこない場合には、採用条件を見直す必要があるかもしれません。  最近では、短期や単発の仕事を探せるスキマワークスやタイミーといった「超短期バイト募集サービス」が登場しています。採用条件を緩和し、それぞれの働き方に柔軟に対応することで、いままではマッチしなかった層からの応募を促しましょう。  また、海外からの労働者や60代以上のシニア層など、採用対象の幅を広げるのも良いでしょう。ただし、海外からの労働者を雇用するには、資格外活動許可を受ける必要があります。シニア層を雇う場合も、働きやすい環境づくりをしておかなければなりません。  それぞれ注意すべきことはありますが、それがしっかりできれば人手不足も解決に向かうはずです。 3.機器を導入しよう  新しいスタッフを雇えないのなら、営業を助けてくれる機器を導入するのも一つの手です。  飲食店で多く導入されている機器を3つ挙げてみましょう。 ①食券機  主にラーメン屋やカレー屋、定食屋など、回転率を重視するお店に導入されていることが多いです。オーダーと会計がセルフでおこなえるため、スムーズにお店が回るというメリットがあります。また、スタッフがつく必要もないため、そこに割く人員を削減できます。 ②タッチパネル  居酒屋や回転寿司屋などでよく見るタッチパネル。特に居酒屋のように飲み放題メニューがある場合には、呼ばれるたびにオーダーをとりにいかなければなりません。タッチパネルがあればオーダーを取りにいく手間が省けるため、少ない人員でお店を回しやすくなります。 ③POSレジ  ハンディとあわせて使うことで、業務効率が格段にアップするPOSレジ。オーダーを取りにいく人員は必要ですが、キッチンやレジに一瞬にして情報を共有することができます。一つひとつの業務にかける時間を劇的に短縮することができるため、少ない人員でお店を回しやすくなります。  人手不足の解消とともに、業務効率アップというメリットもある機器の導入。ただし、機器を導入する場合には、コストもかかります。人件費と比較して、よりお店に負担のない手段を選択しましょう。 できることから一つずつ  労働環境の改善、採用条件の見直し、機器の導入。まずは、自分のお店にあった方法で人手不足の緩和を目指しましょう。お店の経営状況や人手不足となっている原因を踏まえたうえで、最適な方法を選択してください。  2020年には東京オリンピックが控えているため、訪日旅行客が激増し、飲食店においてはさらなる人手不足が予想されます。改善できることから一つずつ取りんで、お客様を受け入れる体制を整えておきましょう。  
    開店ポータル編集部
    2019/06/07
  • 飲食店 売上向上のカギ《回転率と稼働率とは?》計算式と対策を知ろう
     飲食店の売上は、一日にどれだけ多くのお客さまに利用されたかで決まることは、言うまでもありません。しかし、沢山のお客さまを呼び込もうとしても、店舗によって収容できる座席数は千差万別。業態によっても利用率は変わってきます。  この、決まった席数のなかで何回お客さまが入れ替わるかを“回転率”。どれだけ多くのお客さまが席に座るかを“稼働率”といいます。  今回は“回転率”と“稼働率”にスポットを当てて、売り上げを伸ばすために飲食店がすべきことについて考えていきましょう。 回転率と稼働率とは  飲食店において、売り上げを把握する際や予測を立てる際に重要になってくるのが、“回転率”と“稼働率”です。  ■回転率  回転率は、お客さまが一日に何回入れ替わったかを表す指標です。以下の公式で求めることができます。  回転率=1日のお客さまの数÷席数  50席のレストランで100人のお客さまが利用した場合は、“1日2回転”。  10席のラーメン店で100人が利用した場合は、“1日10回転”となります。  回転率が低い場合、より多くのお客さまにサービスの提供ができなくなるので、結果、売上は下がります。かと言って、席数を増やすということは現実的ではありません。  そこで、席数は現状のまま、回転率を上げるための対策が必要となるわけです。   ■稼働率  次に稼働率ですが、こちらは、客席がどのくらい稼働しているかどうかを表す指標のことです。  テーブルが満席になった場合何%の席が使用されているかという数値をパーセンテージで表します。    稼働率=満席時のお客さまの数÷総座席数  4人席に3人で座っているテーブル、2人席に1人で座っているテーブルなどがあった場合、荷物置きにされた席や空席は死に席となり、稼働率が下がってしまいます。  例えば、総席数が50席のレストランで、すべてのテーブルが埋まっている状態で、お客さまの人数は40人。そうなると、稼働率は40(人)÷50(席)=80%となります。  一般的に稼働率は60~70%と言われています。稼働率が低い場合、本来サービスを受けられるはずのお客さまを逃していることになるので、大きな機会損失となります。  やはり、稼働率を上げるための対策が必要になるのです。 回転率と稼働率を上げる方法  カウンターしかない小さなラーメン店は、ラーメンという単価の安いメニューをできるだけたくさん売らなければなりません。  そこで、カウンターを満席にして、お客さまの回転数を上げることが重要になってきます。稼働率もできるだけ上げて、沢山のお客さまを収容したいところです。  一方、単価の高いレストランは、お客さまに特別な時間を楽しんでもらうことも重要なサービスのひとつです。その場合はゆっくりくつろげる居心地の良い店づくりと、上質なサービスが求められます。その分お客さまの滞在時間が長くなるため、1~2回転しかしないのが普通です。そのため、稼働率は確実に上げられるよう対策が必要です。  では、回転率や稼働率を上げるためにはどのような方法があるでしょうか。   【回転率対策①】オーダーの際の無駄な時間を省く  営業時間は限られています。少しでもお客さまを待たせる時間を省ければ、それだけ多くのお客さまに利用していただけるようになります。  例えば、お客さまが席に着く前にオーダーをとる方法。  食券の券売機の導入や、並んでいる段階で先に注文を伺うなどの方法があります。オーダーのメモは、手書きよりオーダーエントリーシステムを導入したほうが、ミスやタイムロスを大幅に削減できます。オーダーはリアルタイムで厨房に届けられ、POSレジとも連動しているので、オーダーから会計までスムーズに処理することができます。 関連記事:https://kaiten-portal.jp/biz/food/food-cost/oes   【回転率対策②】理想のテーブルサイズでスムーズな案内を目指す  テーブルサイズもポイントです。料理が乗り切らないほど小さなテーブルは問題ですが、こまめに空いた皿を下げる必要があるサイズのテーブルであれば、お客さまが退店される際はテーブルの上は必要最低限の空いた食器のみになっているはずです。片付けにかける時間が短くなり、次のお客さまをスムーズに案内できますよね。これで回転率はぐんと上がります。お客さまの待ち時間も短くなり、顧客満足度にもつながります。 【回転率対策③】あえて居心地を良くしすぎない  居心地の良いお店は、何度でも通いたくなるもの。リピーターの獲得にはとても大切な要素ですが、回転率を考えると、あまり居心地が良すぎるのも考えものです。あえてWi-Fiや電源を開放したりせずに、全席禁煙にするなどの方法で、長居しにくい環境を作ることも必要です。  また、飲み放題の時間を短めに設定することで、回転率を上げることもできます。座り心地が良いソファ席や、コーヒーのお替わり自由など、ついついお客さまが長居してしまうサービスも見直してみましょう。集客に影響しない範囲でお客さまの滞在時間を短くする工夫が必要です。   【回転率対策④】料理の提供時間を短縮する  いくら客席の無駄やオペレーションの改善をおこなっても、料理の提供が遅くては回転率も悪いうえ、お客さまもストレスをためてしまいます。オーダーがあってから、料理を提供するまでの時間を縮めることも大切です。物の配置や導線、オペレーションを見直してみましょう。 【稼働率対策①】上手なオペレーションと自由自在の席構成    4人席に1人のお客さまを案内した場合、3席は無駄になり、稼働率は下がります。カウンターのある店ならば、1人の場合はカウンターへ、大勢の場合はテーブル席へ、上手なオペレーションを行いましょう。  ほかにも、2人席の小さなテーブルのみにすることで、自由に席数を操作できるようにしておくと、お客さまの人数に合わせた席を作ることができます。死に席を作らないことで、稼働率を上げましょう。   【稼働率対策②】相席のすすめ  稼働率を上げるための効果的な対策のひとつに、お客さま同士で相席をしてもらうことも挙げられます。ですがお客さまとしては、「稼働率を上げたい。」という店側の都合で、せっかくの食事の時間を見ず知らずの人と同じ席で過ごすのは、どこか損をした気分にもなりますよね。  そこで考えたいのが、お客さまにとって“相席をすることで生まれるお得感”を提供すること。例えば“トッピングやドリンクのサービス”、“割引券の配布”など、相席を承諾してくれた双方のお客さまに対してお得なサービスを提供することで、相席をラッキーなこととして捉えてもらうことが重要です。   単価と回転数と集客のバランスが重要  一口に回転数を上げれば良いものではありません。アイドルタイムなどで客席に余裕がある時に回転数を上げることを優先させる必要はないですよね。飲食店の売り上げは、集客と単価と回転数のバランスが大事です。   売上=集客×単価×回転率  お店のコンセプト、立地、土地柄、営業時間、ターゲットなどで、理想的な店づくりはまるで変わってきます。  最近では、回転率を上げることで売り上げアップを目指すファストフード店などでも、WI-Fiや電源を開放し居心地の良い環境を整えている場合があります。  そこで同時に行っているのが、今までよりも客単価を上げたワンランク上のメニューを提供すること。このように、回転率と客単価のバランスを検討していくことが重要です。 サービスを維持して売り上げUPを目指そう!  飲食店の売り上げは、お客さまに沢山利用してもらうことが肝心。とは言いつつも、回転率や稼働率ばかりに気を取られ、本来のサービスの質が落ちてしまっては、お客様も離れてしまいます。  お店のコンセプトや業態を踏まえたうえで、まずは自分の店がどの方向性で営業するかを見直し、回転率や稼働率を上げるために何が必要かを見極めることが大切です。  
    開店ポータル編集部
    2019/06/05
  • 飲食店 売り上げUPの近道は女性客を意識すること?!女性客に対して効果的なアプローチ法とは
     お店を開店する際に、必ず考えなければならないターゲット。あなたのお店はどのようなお客様をターゲットにしていますか?サラリーマン、ファミリー、主婦、学生、カップル…想定するターゲットに見合ったメニューや内装、サービスを提供しているにもかかわらず売上が伸び悩み、“ターゲットを見直そう”と考えているお店も多いのではないでしょうか。  そんなお店におすすめしたい効果的なターゲットは、ズバリ“女性客”。  本記事では、女性客を意識することはなぜ売上げUPに繋がるのか、そして女性客に対して効果的なアプローチ法を見ていきましょう。 男性の消費活動にも女性が大きく関わっているって知ってた?  日本の消費財の80%は、女性が決定していることを、ご存知でしょうか。これは、女性客を意識した店づくりをおこなうこと=集客に繋がるといっても過言ではありません。女性は、消費活動にとても積極的です。美容や健康、習い事など、女性は自分を高めるためには時間もお金も惜しみません。さらには交際相手、夫、子供、親の消費活動にも積極的に関わろうとします。食事、日用品、保険、車の購入や住宅ローンまで、財布の紐は女性が握っている場合が多いのです。  また、直接的な面だけではなく、間接的な消費活動も期待できるのが女性の特徴でもあります。女性は自身で購入したものや、食べたもの、行ったお店などを周囲の人たちに惜しみなく伝えてくれます。自分が良いと思ったものを口コミで拡散し、その感動を分かち合おうとするのも女性ならではの特徴なのです。最近ではSNSの普及によりその拡散力は勢いを増し、“気付いたらお客様が広告塔になってくれていた”なんてこともあります。   女性客の心を掴むには“女性の思考”を知るべし!  日本の管理職の9割は男性と言われています。そのため、新商品の開発やマーケティング戦略は男性目線・男性主導で行われる場合が多いのです。しかし、消費活動に積極的なのは女性。女性の心を理解しようとせずに、男性目線で消費者に訴え続けていては、すれ違いが生まれるのは当然のこと。お店のメニュー開発や広告、内装などには、積極的に女性目線を取り入れていきたいところです。では、女性の思考の傾向にあわせたアプローチには、どのようなものがあるのでしょうか。 1.“安心感のある広告”で訴える  ラーメン店で“この激辛に耐えられるか?!”などの挑戦的な広告を目にしたとき、“試してやろう!”と思わず注文してしまうのが男性ですが、女性は“試食・試着・試供品”など、堅実な方法で試し、安心感を得ようとする傾向にあります。たとえばメニュー表の、“お店No.1人気!”などの情報を見て「多くの人が食べているメニューなら、きっと美味しいはず!」と思うことで、安心して注文できるのです。買い物にはリスクがあるもの。それをなるべく避けたいと思うのが女性です。   2.視覚効果を狙った“美しいもの”  男性は、はっきりとしたわかりやすい色を好むことが多く、メニュー表ひとつとっても、整列した活字を好み、分かりやすくインパクトのあるものを選びがちです。この点、女性は男性より微細な色の違いを見分けることを得意としています。メニュー表は写真を大きくし、やわらかい書体を使用すると良いでしょう。手作り感のあるお洒落な内装や、可愛い盛り付けなど、視覚効果を狙った演出は女性の大好物。写真に撮ってSNSで拡散し「美しい!」「おいしい!」を他人と分かち合ってくれるはずです。   3.“変化”が楽しめるもの  男性は、一度「このお店が美味しい。」と感じると、通い詰める傾向にあります。また、食べ物も“日替わり定食”より、好みのメニューで「いつもの!」と注文する方が多いのではないでしょうか。それに対して女性は、新しいお店や、新メニューに興味を持ちます。また、いろいろなものを少しずつ食べて味の変化を楽しみ、デザートは別腹というのも女性の特徴です。これを上手に利用して、リーズナブルにその欲を満たしてくれる“レディースセット”を提供しているお店も多いですよね。  ひとむかし前と比べて、女性のライフスタイルが多様化している現代では、独身のまま仕事を続ける人、専業主婦になる人、仕事と育児をする人、結婚して子供を作らない人、育児がひと段落して仕事に復帰する人。女性の社会進出が増加したことで、女性の消費行動はより活発になっています。そのため、商品を女性の消費活動に結びつけるためには、多様化した女性のニーズを理解し、“今欲しい物”に訴える必要があります。とはいえ、全てのニーズにこたえることはなかなか難しいこと。まずは、ここで取り上げた3つのポイントをおさえてアプローチをするとよいでしょう。 女性心を理解することは人気店への近道!  女性客の来店が増えることで、さらにほかの女性客はお店に入りやすくなります。そして、それは男性客に対しても同様です。女性に人気のお店ならば、彼女や女友達を連れて訪れやすくなるものです。  日本の管理職の9割は男性と言われていますが、日本の消費財の80%を決定しているのは女性です。人気店を目指すならば、このことに焦点をあてて女性マーケティングをおこないましょう。いまひとつ売上が伸び悩んでいるとお悩みのオーナーさんは、思い切って女性向けに路線を変更してみるのも一つの手ではないでしょうか。  
    開店ポータル編集部
    2019/06/01
  • 飲食店の経営支援4選!お金のこと、経営のこと、後継ぎのこと。
    「飲食店を立ち上げたいけれど資金はどうしよう」「思い描いている経営プランは現実的なのか」「そろそろ後継者を育てなければ」…こうした悩みは、業種を問わず多くの経営者が抱えているのではないでしょうか。  本記事では、資金繰りや経営計画、後継者問題などの悩みを抱えた経営者をサポートする経営支援を4つご紹介します。  民間団体やプロの力を借りながら、あなたのお店をより良いものにしていきましょう。 1.【助成金・補助金】の交付を受ける  商品開発や事業の拡大など、新たなチャレンジの土台として利用できる助成金や補助金。融資とは異なり、返済の必要がない助成金や補助金は、国や自治体から交付を受けることができます。  助成金は、資格要件を満たしていれば交付されやすいのに対し、補助金は予算の関係上、“お金をどのような取り組みに使うのか、社会にどう役立つのか”を事業計画書などの書類でアピールし、採択されなければなりません。  とは言え、助成金も補助金も、それぞれの要件をクリアすることで、返済不要の資金を調達できることに変わりはありません。支援を受けたいと考えたら、まずは以下のようなサイトで、目的とマッチする助成金・補助金を探してみましょう。 J-Net21 HP:http://j-net21.smrj.go.jp/snavi/support  「支援情報ヘッドライン」から、経営支援セミナーやイベント、助成金・補助金を検索できるサイトです。  気になる施策を見つけたら、「MY保存に追加する」ボタンでブックマークができます。 ミラサポ  HP:https://www.mirasapo.jp/subsidy/index.html  「ヘッドライン」の「施策マップ」から、都道府県別の助成金・補助金を検索できます。  ほかにも、目的や条件、キーワードからの検索も可能です。 2.不特定多数から資金を募る【クラウドファンディング】  クラウドファンディングとは、インターネット上での呼びかけによって、不特定多数の人から資金を募ることです。  メジャーなクラウドファンディングは、資金を募り、目標金額に達した後は事業者から出資者にリワードと呼ばれる特典を送ってお礼をする“購入型”ではないでしょうか。リワードは商品であったり、お店で使えるクーポンであったり、その形態はさまざまです。  このほかにもクラウドファンディングには種類があり、リワードのない“寄付型”、資金提供者が利益の中から利子を受け取る“投資型”、資金提供者が株式を受け取る“株式型”、資金提供者が元金と利子を受け取る“融資型”などがあります。  資金集めの段階からプロジェクトを支援してくれる人は、その後も良いお客様になってくれるはず。クラウドファンディングは、お店とファンを繋げる、とても温かい支援の形といえます。  以下のサイトでは、企業から個人まで、さまざまな方が新たなプロジェクトを立ち上げ、資金を募っています。掲載も簡単にできるので、クラウドファンディングに興味のある方は、ぜひ利用してみて下さい。 Makuake HP:https://www.makuake.com/  国内最大のクラウドファンディングサイト。1プロジェクトにつき、サポートスタッフが1名付くので安心です。資金集めと同時に、分析ツールで支援者の年代や性別、職業などを知ることができるので、市場調査をすることも可能です。 CAMPFIRE HP:https://camp-fire.jp/  掲載費用は無料なので、安心してプロジェクトを始めることができます。事業者による支援金の横領などがあった際に、支援者を助ける“クラウドファンディング保険”を導入しています。 3.プロの力を借りた【経営計画の策定】  経営をするにあたり、「〇年後にはこんな事業に着手している。〇円まで売り上げを伸ばす。」といった明確なビジョンはお持ちでしょうか。  しっかりとした経営計画を持つお店は、企業からの信頼を得やすく、ビジネス面でもプラスになります。また、ビジョンを明確にして、経営計画を共有することで、組織内の団結力が強まることも。そのため、“経営計画の策定”をすることは、目標を達成しお店を理想の姿に導くために、非常に大切なことだと言えます。  経営計画の策定とは具体的に、以下の点があげられます。 ・お店の現状、強みと弱みを知る ・市場が求めているものを知る ・ライバル店の動向を知る ・お店の目標(売上高や経常利益など)を定める ・お店の目標を実現させるための方法を定める …とは言っても、一人で策定を作るのは、とても難しいでしょう。そのため、経営コンサルタントや中小企業診断士の力を借りながら手順を踏み、進むべき道と目標を定めていくことをおすすめします。  まずは、以下のサイトを参考にしてみて下さい。 大塚商会 HP:https://www.otsuka-shokai.co.jp/  中小企業診断士のアドバイスが無料で受けられます。数ヵ月かけて経営幹部からじっくりとヒアリングを行い、全社戦略、事業戦略、投資計画など12項目を元に経営の3ヵ年計画を策定します。 経営計画つくるくん HP:http://tsukurukun.smrj.go.jp/   イラストや対話形式の説明が用いられ、経営が初めての方にも分かりやすいアプリです。簡単な入力を行うだけなので、最短30分で経営計画の策定ができます。 4.事業継承に向けた【後継者育成プログラム】の利用  2019年現在、中小企業経営者の高齢化が進んでおり、その中でも後継者が決まっている企業は全体の半数以下である、という調べがあります。  これはすなわち、近い将来に廃業に追い込まれるお店が増えるということ。経営がトップに委ねられワンマン化している上に、社内の状況や情報が見える文書が共有されていない場合が多いのです。  これでは、いざ経営交代という時に、ノウハウを持つ後継者が不在ということも起こりかねません。経営者が後継者に情報やノウハウを伝え、互いに確認し、共有することが後継者育成のスタートとなります。    後継者の育成にお悩みの方は、経営コンサルタントによる支援や、セミナーの利用をおすすめします。 日本総研 HP:https://www.jri.co.jp/service/business7/business_b48/  “ジュニアボード支援”と呼ばれる後継者育成プログラムを行っています。次世代の幹部社員が社内の課題を検討するプロジェクトを通し、研修では習得できない実践的な経営ノウハウを学べます。 株式会社経営支援パートナー  HP:http://sahara-keiei.jp/  後継者への事業継承、もしくはM&Aの前に不可欠な“経営の改善”を含めたサポートが強みです。中小企業診断士のフォローのもと、研修ではなく経営の実践を通して後継者を育てます。 民間団体やプロの力を借りながら、より良いお店に  お金のこと、経営のこと、後継ぎのこと。経営には、何かと悩みがついてくるものですよね。  経営をするうえで、不安や弱音を表に出さずに、従業員の生活やお店を守らなければならない経営者は、常に孤独や不安と隣り合わせ。ときには、民間団体やプロが待つ扉を開いて、支援の手を取ってみてください。心強いビジネスパートナーとの出会いが待っているかもしれません。  
    開店ポータル編集部
    2019/05/31
  • 初めてのカフェ開業“想いが伝わる”事業計画書の作り方 飲食店開業希望者必見
     オーナーのこだわりを自由に表現しやすいカフェは、飲食店の開業を志す方々に人気の業態です。自分の“好き”でいっぱいの空間で手作りスイーツやドリンクを提供し、おしゃれな制服を着て働く…そんな毎日は、とても幸せですよね。  未経験からの開業も多いカフェですが、ほかの業態と同様に、しっかりとした事業計画書なくしてお店は成り立ちません。トラブルの際に立ち返れるものがないと、お店が何を目指していたのかが分からず、改善点を見いだすことが難しくなります。  そして何より事業計画書は、開業資金の融資を受ける際に、各機関に提出するとても重要な書類でもあるのです。本記事で取り上げるポイントに注意して、内容の濃い事業計画書をつくっていきましょう。 事業計画書を作成する意義とは?  オーナーの人物や経歴、どのくらいの期間内にいくらの売上を見込んでいるのか。そして、そのカフェがどのような形で世の中に貢献し、どうなっていくのかというビジョン。  そういったさまざまなことを明記した事業計画書を作成する意義として、次のものが挙げられます。 1.融資の審査を受けるときのアピール書類  事業計画書は、さまざまな機関から融資を受けるときに提出を求められる書類です。書類審査に重きがおかれているため、事業計画書の内容次第で合否がほぼ決まってしまいます。  審査官は、初対面の人に何百万ものお金を渡すか否かを、書類と面談だけで判断しなければなりません。だからこそ、あなたのカフェが“必ず成功し、世の中に貢献し、お金を完済できるビジネス”だと、客観的にアピールしなければならないのです。 2.迷ったら立ち返る、お店の道しるべ  “どのようなターゲット層に何を提供し、毎月の売り上げはいくらを目標にして、将来はどのようにお店を発展させる”といったオーナーの考えが可視化された事業計画書は、お店の道しるべでもあります。  経営不振のときは、事業計画書を立ち返り、目標に対して何が足りていないのか、どこを改善すべきなのかを見つけることができます。   しっかりとアピールしたい4つのこと  事業計画書の作成には、日本政策金融公庫のテンプレートを用いることもできます。こちらの項目は実用的なものではありますが、オーナーの想いや情熱までは、伝わりにくいものでもあります。実は、事業計画書に決まった書式はありません。Excel、Word、PowerPoint、手書きなど自分に合ったものを選びましょう。  作成時には、次のことがしっかりとアピールできているとよいでしょう。 ①開業の動機 “身体に優しい全粒粉マフィンの美味しさを広めることで、甘いものは身体に悪いというイメージを覆す一歩にしたい。農家から直接仕入れた北海道産の全粒粉を使い、地産地消の大切さを発信していくことも考えている。”  上記のように、人を納得させる開業動機をもつオーナーは、営業上のトラブルに見舞われても折れない心やマネジメント力をもっています。それは、お店が長く続き、事業が成功する可能性が大きいということ。審査官は、そこに信頼をおいて融資を決めるのです。 ②コンセプト  お店のコンセプトは、お客様が数あるカフェの中からあなたのお店を選ぶポイントです。ターゲット、メニュー、雰囲気がちぐはぐだと、経営を成功に導くことはできません。  まず考えるべきは、“誰をターゲットにするか”。お客様の年齢、性別、職業はもちろん、普段利用するお店、チェックしている雑誌などを具体的にイメージして設定しましょう。  次に、“何を提供するか”。料理よりも、まずはドリンクとスイーツに力を入れましょう。カフェでは安定してオーダーが入るメニューなので、リピーター獲得のための大切な看板商品となります。  そして、“どのような空間が売りなのか”も考えましょう。木目やアンティークがメインの大人の空間なのか、カラフルな小物が楽しいポップな空間なのか。あなたのお店でしか味わえない雰囲気をアピールしましょう。 ③資金計画  毎月の収支計画をしっかりと立てておくことが、お店の成功の鍵となります。ランニングコストを計算し、それに対してどのくらい売り上げなければならないのかを、事業計画書に明記しておきましょう。  契約農家の有機野菜や、専門店から取り寄せるパンを使ったサンドイッチなど、こだわりが多いのは素敵なこと。しかし、こだわりすぎて費用対売上のバランスが崩れ、経営が成り立たなくなっては本末転倒です。仕入原価は、売上の30%程度にとどめておきましょう。また、砂糖、ストロー、紙ナプキンといった消耗品は大量注文できる場所で調達し、コストを抑えることが大切です。 ④これからのビジョン  “将来的には、地方にお店を増やしたい”、“カフェが軌道に乗ったら、雑貨や焼菓子の通信販売も始めよう”など、そのお店ならではのビジョンがあるはず。事業計画書では、これらのビジョンを“願望”として書くのではなく、言い切ったかたちで書くことが大切です。  “お店がうまくいけば、2店舗目を出したい”のように曖昧な記述ではなく、“3年後をめどに、代官山に2店舗目を展開”と明確に提示することが大切です。こういった強い意志を感じる記載は、審査官にインパクトと信頼感を与えます。 開業してからも長い付き合いとなる事業計画書  どのような業態のお店であっても、融資を受けるためには事業計画書の提出が不可欠です。もちろん、審査に通ったからといってお役ご免というわけではありません。事業計画書は、開業後もお店を支える土台となります。  オープンから3年後に営業を続けていられるお店は、たったの3割といわれている飲食業界。それはカフェも例外ではありません。多くのお店がオープンしては、次々と閉店しています。クレーム、売上の低迷、競合店の登場など、お店が乗り越えるべき課題はたくさん。いざ直面したときに立ち返れるよう、ポイントをおさえた内容の濃い事業計画書を作ることが大切です。  
    開店ポータル編集部
    2019/05/29