開店情報

【千葉・柏】手賀沼の景観を独り占め! グランピング気分なトレーラーハウスカフェ『Eagle137』

※2024年11月現在こちらのお店は閉業しています。

千葉県柏市、我孫子市などにまたがる利根川水系の湖沼・手賀沼(てがぬま)は、この辺りに暮らす人々にはおなじみのお出かけスポットです。周囲には公園やサイクリングロードがあり、週末になるといつも賑わいを見せています。

今回は、そんな手賀沼が一望できる場所に “トレーラーハウスカフェ” なるものができたと聞き、早速行ってきました。

“トレーラーハウスカフェ” とは?

トレーラーハウスとは、着脱式の水道・ガス・電気などの居住設備を備えた、特定の場所に設置することや移動することが可能な車両(トレーラー)のこと。よく、“タイヤがついた小屋” などと例えられます。

“トレーラーハウスカフェ” と聞くと、みなさんはどんなカフェを思い浮かべるでしょうか? たぶん、街中で見かけるようなスムージードリンクなどを売っているテイクアウト形式の販売車両を思い浮かべる人が多いかもしれません。

しかしこちらの『Eagle137』は、そんな想像とはちょっと違います。広々とした景観の中で新鮮食材の料理を味わえる、とっても贅沢なトレーラーハウスカフェなのです。

家庭的な日替わり料理とイチオシ本格MIXジュース!

まずはメニューのご紹介。地元柏で採れた野菜を中心に、新鮮な食材がふんだんに使われています。ランチの定番人気は「日替わりカレーライスセット(\1,000)」と「自家製ベーコンのBLTサンドウィッチセット(\1,000)」。どちらもドリンク&プチデザート付きです。

写真は、モーニングで提供される「フレンチトーストセット(¥700)」。使われているデニッシュパンは、地元のパン屋さんがこのメニューのためにオリジナルで作ってくれているのだそう。

ぜひとも味わっていただきたいイチオシメニューは「コールドプレスジュース(\500)」! コールドプレスジュースとは、強い圧力ですりつぶして絞る、低速回転のジューサーを使った本格MIXジュースのこと。普通のジューサーのように熱を加えることがないため、野菜や果物の栄養素が失われないのが特徴です。美容効果も抜群で、スムージーと違って繊維質も残らないため、口当たりがすごくまろやかでした。このコールドプレスジュースを飲むためだけに来店する人もいるという、看板メニューです。

その他にも、その時々の季節限定メニューが気まぐれに登場することもあります。秋に美味しい地元産のかぶのポタージュ、米粉シフォンのりんごと梨のトライフルなどは、お目にかかれたらラッキーな一品! 今しか食べられない旬の食材の美味しさをぜひ味わってみてくださいね。

柏市初のトレーラーハウスカフェをオープンするまでの道のり

もともとは、ご自宅でワンちゃんのトリミング業をしていたという店長の染谷さん。カフェをオープンしようと思ったのは、遠方から来店してくれるお客様の反応がきっかけでした。この土地の自然や、雰囲気を褒めてくれる人が意外なほど多かったのだとか。「ワンちゃんを連れてゆっくりお茶できる場所があるといいのにね」と言う声を受け、「自宅のこの土地で飲食業を」と考えはじめました。

しかし、 “手賀沼のトレーラーハウスカフェ” オープンまでの道のりは、工夫と苦労の連続。実はこの場所は市の “市街化調整区域内” で、新規での建築は厳しく制限されている地域でした。すでにお店の設計図まで作っていたところで、発覚したときは衝撃だった、と苦笑いの染谷店長。その後、市役所と十分な相談を行ったそうですが条件に合わすことができず、建築は断念されたそうです。

それでもこの土地で飲食店をやりたい……考えた末に辿りついた結論が “トレーラーハウスでカフェを開く” だったそうです。しかし、この柏市ではトレーラーハウスによる飲食店の前例がありません。その後も実現に向け、多くの有識者や地元で起業をされている方、近隣の方、商工会議所などへの相談を繰り返したそうです。

多くの想いと協力を得て、晴れてEagle137は柏市初・トレーラーハウスのカフェとしてオープンを果たしました。

オープンまでの一連の苦労は、この地域にカフェを開くという意味を見直す良いきっかけとなったと染谷店長は語ってくれました。

手賀沼の景観を守る、自然と融合した新しいカフェスタイル

取材の日は残念ながらお天気に恵まれず、なんと台風直撃……。しかし、天気の良い日にテラス席に出ると、野鳥の声や風を感じることができます。

手賀沼がパノラマで一望でき、晴れた日の広いウッドデッキからの見晴らしは最高とのこと。なかにはモーニングから閉店時間までここで一日中過ごしていく方もいるんだとか。

※晴れた日の写真は、Eagle137の公式インスタグラム より

この景観と開放感は、実際にここに立ってみないとわからない特別さ。自然を肌で感じ、グランピング気分も美味しいご飯も一気に味わえてしまいます。地元の可能性を見出した新しいカタチのカフェスタイルがありました。手賀沼に遊びに来た際にはぜひ、最高に贅沢なひと時を味わいにEagle137に訪れてみてください。

Eagle137では、この立地を生かしたイベント企画も満載です。好評企画の「屋外モーニングYoga(特製モーニングセット付き)」や、問い合わせも多いというテラス席でのBBQ、クリスマスの松ぼっくりツリーのワークショップなど、ぞくぞく開催予定! イベントの情報やご予約は公式Facebookをチェックしてみてくださいね。

■文、写真・yoshikokuroiwa

店舗名 Eagle137
住所 千葉県柏市鷲野谷137
電話番号 080-3158-0137
アクセス 公共交通機関無。県道8号線を道の駅しょうなんで右折(我孫子・取手方面からは左折)し、「満天の湯」を過ぎ、最初のT字路を左折して直進。「そのべいちご農園」を過ぎた1つ目のT字路を右折して、すぐ右側の細い坂(Eagle137の木の矢印看板が立っています)を上ります。
営業時間 10:00~16:00
定休日 月・火・水・木
ホームページ https://www.eagle137.com/