【宮城・仙台】開店から12年の『海味家』 努力が実を結んだ“特製のラーメンとカレー”が評判!
仙台市青葉区にあるラーメン店『海味家』は、2019年1月で開店して12周年を迎えました。以前はサラリーマンだった店主が長い年月をかけて試行錯誤の末に生み出した特製のラーメンは、現在では多くの常連さんの喉を唸らせています。
さらに、もう一つの人気メニューが“カレー”です。コクがある同店のカレーは家庭では作れない深い味わいが評判です。
飲食店ならではの苦難と果報を知る店主の葛巻さんに、開店からこれまでのエピソードをうかがいました。
12周年を迎えたラーメン店
『海味家』は、JR仙山線・東照宮駅から徒歩10分前後、利府バイパス沿いにお店を構えています。こちらは、2007年1月に葛巻さんがオープンしたラーメン店。それまでは会社員として働いていた葛巻さん、もともと食べ歩きが趣味で「いつかは自分で飲食店を開いてみたい」との夢を持っていました。
飲食の世界は未経験でしたが、プロの料理人から話を聞いたり、本で知識を蓄えながら独学で料理を習得していったそうです。
「やっぱり素人がやるもんじゃないと思いましたね。最初は思い描いた味が再現できなかったですし、味にばらつきがあり、お客さまに来ないで欲しいと思った日さえありました(笑)。」と当時を振り返ります。
現在では多くの常連さんが訪れるまでに成長を遂げた同店。その人気の秘訣は、葛巻さんの試行錯誤の日々にありました。葛巻さんは常連さんに料理の評価を詳しく聞き、それを調理に活かしてきたといいます。
常に味の向上を怠らず、「今でもおいしさを求め研究しつづけていますね。」と葛巻さんは微笑みます。
丁寧に作られる特製ラーメン
同店に訪れたらぜひオーダーしてほしいのが、“塩ラーメン”です。魚介系のスープはカニやホタテ、あさり、削り節など20種類以上の素材をブレンドしているのだとか。
さまざまな旨味が織りなす複雑な味わいにも関わらず、後味はスッキリとしていて、麺との相性も抜群です。その麺は、自家製の手もみ麺。程よい弾力で歯切れのいい食感が楽しめますよ。定番のラーメンはこのほか、醤油と味噌も提供しています。
ちょっと珍しいラーメンも話題になっています。岩手で食べたラーメンをヒントに作り上げたという“海味家ラーメン”は、めかぶと岩海苔が入ったオリジナルメニュー。磯の香りを堪能できる、とっておきの一杯です。
また、蟹味噌を凝縮した“かに味噌そば”や、洋風な味わいの“トマトラーメン”といったユニークなものもありますよ。
話題のカレー 味の秘訣は?
ラーメンのほかにもファンが多いのが、カレーです。“ラーメン店でカレー!?”と少し意外な気もしますが、同店のカレーは専門店にも負けない本格派。家庭では真似できない、深いコクが好評です。
「重要なのは“熟成”ですね。一度冷やしてまたあたためる、これを繰り返して、継ぎ足し継ぎ足しで作っていき、この味を作り出せるのです。」
お店では半カレーもあり、ラーメンと一緒に注文するお客さまが多いそうです。
飲食業の苦難と果報を経験
「もし1回行っておいしくないものが出てきたら、もうそのお店には行かないですよね?うちは5年ほどが経ってから、ようやくお客さまに来ていただけるようになりました。」と飲食の大変さを知る葛巻さん。その反面で、日々の仕事に“楽しさ”を感じているそうです。
「釣りが趣味なのですが、近隣の居酒屋のオーナーとよく一緒に海釣りへ出かけています。仕事を通じて仲間が増えたのがうれしいですね。」
店内には、海釣りの釣果が記された魚拓も飾られています。それをきっかけに、お客さまと釣り談義に花が咲くこともあるのだとか。席はカウンター席とテーブル席があり、人数に合わせて利用できますよ。いずれもアットホームな雰囲気で、和やかに過ごせます。
みなさんも『海味家』へ足を運んでみてはいかがでしょうか。試行錯誤の末に生まれた絶品のラーメンとカレーの味わいをご堪能くださいね。
店舗名 | 海味家 |
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住所 | 〒980-0001 宮城県仙台市青葉区中江2-5-10 |
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電話番号 | 022-221-9095 |
アクセス | JR仙山線・東照宮駅から徒歩10分ほど |
営業時間 | 11:30~15:00、18:00~20:00 |
定休日 | 日曜日 |
ホームページ | https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4002368/ |
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