【千葉・金谷】『ザ・フレッシュ』でゆったりとした観光休日を

千葉・南房総にある浜金谷の港からほど近い場所に2016年5月、同地の名産であるアジやタコを盛り込んだ弁当を販売する『ザ・フレッシュ』がオープンしました。
　今回は、「ボロ屋があったからここにお店を開いたんだよ！」と笑顔で取材に応じてくれた店主夫婦にお話を伺ってきました。

お弁当販売のお店に

『ザ・フレッシュ』をオープンする以前は、近所の駅前で10年以上もの間、定食屋を営んでいた店主・恵三さん。
「ランチの忙しさも、そろそろきつくなってきたからね。」と、体力の限界を感じたことがきっかけで、店舗の営業形態を変えることにしたのだそうです。

こちらの店舗は、取り壊しが決定していた、いわゆる“ボロ屋”でした。その佇まいに魅力を感じた恵三さんは、同店を開店するにあたり買い取りを決意。自身でDIYをして、ゆっくりとくつろげるオープンデッキやBBQ席などを作ったのだといいます。
「観光でこちらに足を運んだお客様と、気軽にお酒を飲みながら色々な話をしたくて。お客様とゆっくり話せる時間が作れるように、飲食店ではなくて、お弁当を販売する店づくりにしたんですよ。」

浜金谷名物“タコめし”

浜金谷は、水産業が盛んな土地として有名です。同地の名産品はアジとタコで、“黄金アジ”としてアジフライを提供するお店が多い中、同店ではタコをメインに提供しています。こちらのタコめし弁当（880円）は、秘伝のタレに絡めたタコ足を贅沢に10本盛り込んだタコめしと副菜の2段弁当です。お客様がイートインスペースで食べられるように、また、お持ち帰りにも対応できるように…との配慮がなされています。もう一つの名産・アジフライ弁当（780円）も人気だそうです。

その日のオススメで盛り込まれる副菜も、バラエティー豊か。鯖の水煮をクリームチーズで和えたという小洒落たものから、小料理屋の店主をしていた恵三さんならではの一品までそのレパートリーは多岐にわたります。

これから観光に向かう人も帰り道の人も、気軽に立ち寄れる『ザ・フレッシュ』。浜金谷に訪れたときは、一度足を運んでおきたいお店ですね。

■文、写真・悟大堀