【沖縄・糸満】沖縄の“色”を出した革製品のお店『color(コロール)』は心が踊るハッピースポット
※2024年1月時点で「ID・Link,inc. ~Leather Taylor~(アイディリンク)」というブランド名に変更となっております。
今回紹介する『color(コロール)』は、カラフルに染められた柄が印象的な“紅型(びんがた)”と、素朴な紋様の織物“ミンサー織り”という沖縄の伝統工芸品をアクセントにした手作りの革製品を販売しているお店です。
オーナーであり職人の金城さんが作り上げる革製品は、ポップで温かみを感じるものばかり。まさに金城オーナーのお人柄が作品に現れていると言っても過言ではありません。優良県産品にも指定されている同店の雑貨の魅力と開店秘話を取材して来ました。
革製品を通じて沖縄の色を世界へ
『color(コロール)』は、那覇市奥武山町と糸満市米須を結ぶ県道7号線沿いにあります。こちらは、オーナーの金城さんが2017年10月にオープンした革製品のお店です。金城オーナーは、これまで観光業を中心に様々な業種で活躍してきたオールマイティーなお方。特に昔から手先が器用だったため、ものづくりで独立したいとの夢があったそうです。
転機となったのは、観光業界でのある仕事でした。伝統工芸品での観光を考えていた際に、紅型やミンサー織りを使用したお土産品があまり無い事に気がついたといいます。
「紅型やミンサーをプリントした財布などはありましたが、伝統的な方法で作られる“本物”を使用した雑貨が少なかったんです。欲しい商品がなければ、“自分で作ろう!”と、1から革製品を勉強しはじめました。」と金城オーナーは当時を振り返ります。
『color(コロール)』とはスペイン語で“色”という意味。沖縄の色を世界へ発信したいとの願いが込められています。観光の世界で長く働いてきた経験から、沖縄の魅力をよく知っている金城オーナーならではの発想が、この店名にも活かされていますね。
伝統工芸をライフスタイルに
店頭に並ぶ革製品は、すべて金城オーナーがご自身で作り上げた作品です。特徴的なのは、やはり“紅型”と“ミンサー織り”がデザインに取り入れられていること。紅型は、植物や生き物、水の流れなどの豊かな風景のモチーフを鮮やかな色彩で染め上げる沖縄の伝統染物。一方のミンサー織りは、素朴な風合いが魅力の厚みのある伝統織物です。
同店では、紅型とミンサー織りをそれぞれ県内の職人さんから仕入れ、金城オーナーが考えたデザインに沿って一つ一つ丁寧に革とともに製品へと仕上げていきます。ラインナップは、スマートフォンのケースやキーケース、財布など、どれも日常に欠かせない革製品です。これまで長きに渡り沖縄で受け継がれてきた伝統を、現在のライフスタイルに合わせて取り入れられるのが嬉しいポイントですよね。
売れ筋はスマートフォンケース
中でも注目は、“スマートフォンケース”です。こちらは沖縄県が実施している優良県産品推奨制度で最優秀賞を受賞した経歴もある人気の商品です。
開閉式のケースになっており、ベルト部分やケースの本体の一部に紅型があしらわれています。シンプルでありながら紅型のワンポイントが他にはないお洒落感を演出してくれますよ。紅型の柄は商品によって違うので、すべてが“一点物”。さらに革の色合いも、ベーシックな黒や茶色から発色のいい赤色まで種類豊富で、紅型との組み合わせは無限に広がります。革製品は丈夫な上に、使うごとに“風合い”が出てくるのも魅力の一つですよね。
笑顔になれる場所を目指して
「“こんな商品もあるんだ!かわいい!”とお客様が笑顔になれるお店にしたいと考えています。ワクワクする感覚を当店で是非味わってくださいね。」と和やかに笑う金城オーナー。一緒にお話しするのが楽しくなるような元気で温厚なお人柄が印象的でした。
皆さんもぜひ『color(コロール)』を訪れてみてくださいね。ここにしかない沖縄ならではの革製品と笑顔の似合う山城オーナーが待っている同店は、心が踊るハッピースポットですよ。
店舗名 | color(コロール) |
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住所 | 沖縄県糸満市座波1066番地 コンフォートハウス D号室 |
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電話番号 | 098-996-4124 |
アクセス | 沖縄県路線バス 座波バス停留所から徒歩1分 |
営業時間 | 11:00〜20:00 |
定休日 | なし |
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