【東京・原宿】“カワイイ”文化の街・原宿でカワイイ猫と触れ合おう♪ベンガルたちと時間を忘れて遊べる『原宿乃ヒョウ猫の森』

　週末ともなれば、多くの観光客や地元の若者で賑わう“カワイイ”文化の発信地・原宿。カフェ、ファンシー雑貨、アパレルショップなどが軒を連ねる竹下通りに、これまた“カワイイ”動物に出会える穴場スポットが誕生しました。今回紹介するのは、2016年8月にオープンした『原宿乃ヒョウ猫の森』。ヒョウ柄の美しい“ベンガル”という種類の猫ちゃんを集め、緑いっぱいのジャングルをコンセプトにした猫カフェです。大の動物好きという店長・森田さんにお話を伺いました。

幼いころからの夢を叶えて、動物と働く毎日

　子どもの頃から動物が大好きで、これまで犬、カメ、リス、鶏、爬虫類など色々な動物と一緒に暮らしてきたという森田店長。“動物と触れ合える仕事がしたい！”と昔から思っており、念願叶えて同店の運営会社に入社したそうです。大分にある本社では、もともとフクロウカフェを複数店舗運営しており、ふとしたことから珍しいベンガル猫の魅力にも着目。以後、猫カフェとフクロウカフェの同時出店を始めたのだとか。『原宿乃ヒョウ猫の森』が入るビルの地下にも、姉妹店の『原宿乃フクロウの森』があり、こちらでは色々な種類のフクロウと触れ合うことができます。

人懐っこくて愛おしい猫たち

　“ベンガル”は1970年代のアメリカで、ベンガルヤマネコとイエネコをかけ合わせて誕生した品種です。野生的なヒョウ柄の毛並みや凛々しい顔つきとは裏腹に、社交的で人懐っこく甘えん坊な性格の持ち主です。運動神経も抜群で、木登りをしたり駆け回ったりと、元気な姿を見せてくれます。
「他の猫カフェと違ってベンガルだけを集めているのが同店の特徴でもあります。お客様はみんな“かっこいいね！”と喜んで下さいますね。みんなとても人懐っこいけど、人間と同じようにそれぞれに個性があって、大人しい子も気が強い子もいて。ベンガルって、面白いんですよ。」

　『原宿乃ヒョウ猫の森』で暮らしているのは、大人15匹、子猫5匹の猫たちです。みんな“アッサム”、“ニルギリ”、“チャイ”、“リゼ”など、紅茶に関する名前が付けられています。どの子も子猫の頃にブリーダーのところから迎えられており、よく人に馴れているのが特徴です。時にはお客様の膝の上でくつろいで、眠ってしまう姿も見られるそうですよ。猫を飼っているお客様でも、“うちの子はこんなに甘えてくれないのに…”と感激するほどなのだとか。

ジャングルをイメージした緑いっぱいの店内

　ドアを開けるとそこには、生い茂る緑と木々でいっぱいのジャングルのような空間が。普通の猫カフェとは一線を画す、こちらの空間は、のびのび遊ぶ猫たちの表情に、より凛々しさを加えています。
「内装は業者に頼らず、社長をはじめとしたスタッフ総出で作り上げました。朝から晩まで頑張ったので、オープンしたときの達成感はものすごかったですね。本物の木の幹を使っているので、よりリアルな空間に仕上がっていると思います。」

　料金は大人(中学生以上)780円／30分、子供580円／30分ですが、混雑時以外なら料金はそのまま2時間、3時間くつろぐのもOKとのこと。かなりお得に猫たちとたっぷり触れ合うことができますね。空いている平日が狙い目ですよ…！

その優しさは大切に育てられたからこそ

　お客様にたくさん遊んでもらい、嬉しそうな猫たち。特別な訓練は全くしていないのにこんなに人懐こいのは、小さい頃から森田店長をはじめとするスタッフが、愛情を込めて大切に育ててきたからなのでしょう。中には、週に2～3回、多いと1日に2回訪れる常連のお客様もいるのだとか。定期的に原宿に遊びに来るお客様は、“去年より大きくなったわね～！”なんて親戚の子のように猫たちを可愛がっているそうです。

ベンガルの魅力をもっと知ってほしい

　「ベンガルは運動量が多いので、なかなか飼うのが難しいんです。だから当店で、カッコよくて美しいヒョウ柄の毛並み、抜群の運動神経、可愛さなどベンガルの魅力をたくさん知って、触れあっていただけたら嬉しいです。」と森田店長は話します。
　いつの間にか、インタビュアーの膝で眠ってしまった猫のひとり。名残惜しくも取材を終えてお別れし、お店を後にしました。

　原宿の喧騒から離れた緑の空間。そして、凛々しいまなざしとふわふわの毛並みで出迎えてくれる猫たちは、あなたの心をホッと和ませてくれます。非日常の癒しを体験しに、あなたも『原宿ヒョウ猫の森』に訪れてみてはいかがでしょうか。