【長崎・島原】島原で二番目においしい店。家庭の「お帰り」が聞こえる極上鶏料理居酒屋「いむら」

長崎県島原市の国道沿いに、ひっそりと灯りをともす居酒屋「いむら」。
地元客の「第二の食卓」として愛され続けているこの店は、飾り気のない、どこか懐かしい佇まいが魅力です。
カウンターと小上がり席のみのこぢんまりとした空間は、まさに実家に帰ってきたかのようなアットホームな温もりに包まれています。
気さくなご夫婦が営む店には、心と身体を癒やしてくれる極上の鶏料理と、温かい人情が溢れています。
島原の人々の心を捉えて離さない「いむら」の、特に心温まる三つの魅力に焦点を当ててご紹介しましょう。

四〇余年の歴史が育んだ「親の味」看板メニュー「いむら焼」

「いむら」の代名詞ともいえる「いむら焼」は、骨付き鶏もも肉を鉄板で豪快に焼き上げた、まさに家族の食卓を彩るごちそうです。
大分県の有名鉄板焼き店で技術を磨いた亡き奥様から受け継がれた秘伝の特製ソースが、ジューシーな鶏肉の旨みを最大限に引き出しています。
ワインやにんにくが香るこのソースは、シンプルでありながらも深みがあり、一口食べると懐かしい気持ちになります。
鉄板で熱々を提供される豪快な一皿は、付け合わせのナポリタンスパゲティまで絶品。
これは単なる料理ではなく、ご夫婦が長年守り続けてきた「いむらの味」なのです。

お客さまは「家族」笑顔が素敵な店主夫妻の心尽くしのおもてなし

「いむら」が多くの人に愛される最大の理由は、店主ご夫婦の温かいお人柄にあります。
お二人で切り盛りする小さな店だからこそ、お客さま一人ひとりとの会話を大切にし、まるで親戚や家族のように接してくれます。
店主さんの底抜けに明るい笑顔と、気さくで親しみやすい会話は、訪れる人々の心を和ませてくれます。
時には、テレビのチャンネル権まで譲ってくれるというエピソードが物語るように、ここではお客さまは「もてなされる側」というより「迎え入れられる側」。
心からリラックスできる、居心地の良い特別な空間です。

地域の食卓を支える細やかな配慮と季節を感じる「ただいま」の味

串焼きをはじめ、鶏たたきなど多彩な鶏料理が楽しめる「いむら」は、地元の「なくてはならない台所」です。
特に、その美しさに見惚れる鶏たたきは、新鮮さが命。もみじおろしと共にさっぱりと味わえます。
また、夏から冬にかけて登場する「生かぼすサワー」は、季節の移ろいを感じさせてくれる常連客待望のメニュー。
さらに、近隣へのデリバリーサービスに対応している点も、忙しい日や自宅での食事を温かくサポートしたいというご夫婦の優しさの表れ。
地域の日常にそっと寄り添う、細やかなサービスも「いむら」の魅力なのです。

「いむら」が掲げるモットーは、「島原で二番目においしい店」。
一番はお宅の奥様の手料理だという、謙虚で心憎いメッセージが、この店の温かさを象徴しています。
美味しい料理はもちろんのこと、店主ご夫婦の「お帰りなさい」という声が聞きたくて、ついつい足が向いてしまう。
そんな心の拠り所のような居酒屋です。今夜は、「いむら」で心温まる時間と極上の鶏料理を味わってみてはいかがでしょうか。