【東京・十条】昭和44年創業!地元の人に長く愛される古き良き中華料理店『大吉飯店』の人気の秘訣
東京都北区上十条。十条駅南口の目の前に、2019年現在、創業50周年を迎えた中華料理店があります。何度もテレビや雑誌に取り上げられてきた超有名店『大吉飯店』です。同店は、常に進化し続けることで新しい風を送り、かつ昔ながらの良さも残されている名店です。
そんな老舗が、長く地元に愛され続けている秘訣を、店長の山本さんが語ってくださいました。
二世代に渡り地元に愛されるお店
『大吉飯店』は昭和44年に創業され、当時は『中華大吉』という店名でスタートしました。創業者であるお父さまが「ただのラーメン店よりは、宴会もできる中華料理店を目指したい。」という強い想いをお持ちで、中華料理もラーメンも、そして宴会もできる3階建てのお店にしたそうです。
現在は二代目店長として山本さんが経営されており、地元の方々の温かさに支えられながら、二世代に渡って愛されるお店となっています。
世代交代は試練の連続
山本さんがお父さまからお店を受け継ぎ、二代目店長となったのは今から6年前。それまでは従業員の一人として修業してきました。
「世代交代の時が一番大変だった。」と語る山本さんは、当時はお客さまに認めてもらうため、試練の連続だったそうです。二代目としてお店を守れるかどうか…試されていると感じる毎日の中、お客さまから「ごちそうさま。」「美味しかったよ。」と言ってもらえた時の喜びに勝るものはなかったと言います。今でも、お客さまが満足して笑顔で帰ってくれることが、何よりうれしい瞬間なのだとか。二代目店長として、山本さんは今日もお客さまに満足と笑顔をお届けしています。
常に動き続けること
『大吉飯店』は、“常に動き続けること”を心掛けて営業してきたと言います。内装や外装はもちろん、メニューやHP、看板さえも常に改良し、新しい風を送り続けてきました。アクティブなお母さまは、そういった新しいことを展開するために動き、そしてお父さまは味の面で常に改良を重ね、夫婦二人三脚でお店を守ってきたそうです。今では山本さんご夫婦がそれぞれの役割を引き継ぎ、常に動き続ける店舗づくりをおこなっています。
創業当時からの変化としては、カウンターがなくなりテーブル席のみにして、ラーメン店のような雰囲気を取り払い、中華料理店としての『大吉飯店』を押し出しました。
また宴会席も3階はお座敷で、2階をテーブル席にするなど、さまざまなニーズに応えられるように改装。新メニューも次々と考案し、常に変化し続けてきた同店ですが、変わらないものもあります。長年愛されてきたメニューの味は守り続けています。
“時代に合わせて変化していくもの”、そして“いつ来ても変わらないもの”、その絶妙なバランスが、愛され続ける秘訣となっています。
全て自家製だからオンリーワンになれる
イチ押しのメニューは、こちらの“五目うま煮そば”です。18品目の具材が入った具沢山のラーメンで、野菜の一日の摂取推奨量の2/3がまかなえてしまうというヘルシーな一杯。麺は自家製で、具材とよく絡むよう考えつくされた特製麺を使用しています。先代の時から変わらず愛され続けている一品です。
こちらも、創業以来変わらぬ人気を誇る、皮から手作りの自家製餃子です。国産豚を使った肉餃子は、餡にしっかりと味がついているため、特にお子さまはそのまま食べることが多いそうです。まずは、何もつけずに、肉餃子本来の味を楽しんでみてください。
また、担々麺はゴマを炒るところから始めるという徹底したこだわりも。その一つ一つを丁寧に作った自家製の料理だからこそ、オンリーワンの味を作り出しています。
そして、テレビでも取り上げられたことがある、本格揚州チャーハンが味わえるのも『大吉飯店』ならでは。揚州チャーハンとは、中国・揚州市で作られた具沢山のチャーハンです。揚州市の特1級調理師から“揚州チャーハンを出す店”として認定されたのは、東京ではここだけなのだとか。これは一食の価値ありですね。
毎年新メニューを開発しているという同店。今年の新メニューは、坦々つけ麺です。こちらは、元は裏メニューだったものを定番化したもの。今まで隠されてきた秘密の味をぜひ味わってみてください。
“十条の何でもやる店”として地元に愛される店づくり
「最近は専門店化が激しくなって、昔のように何でもやる店が少なくなった。」と、寂しそうに語る山本さん。
『大吉飯店』は中華料理もラーメンも飲みも楽しめて、お客さまのニーズに合わせて、おひとりさまから宴会まで幅広く受け入れる懐の広いお店です。そんな臨機応変なサービスができるお店は、今は珍しくなってしまったと言います。だからこそ、地域密着型の“何でも屋”であり続けたいのだそう。
「十条と言ったら『大吉飯店』と言われるシンボルになりたいですね。飾らない、気取らない、下町の中華料理店のままで、お客さんとの距離を大事にしていきたい。」とのこと。
今でも、電車を途中下車してまで食べに来る方が多いほどの有名店ですが、今後も人々に愛されるお店として、お客さまに寄り添った店舗づくりを続けていきます。
店舗名 | 大吉飯店 |
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住所 | 東京都北区上十条2-7-12 |
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電話番号 | 03-3909-0463 |
アクセス | 十条駅南口から徒歩1分 |
営業時間 | 平日11:30-15:00(L.O.14:30)/17:00-22:30(L.O.22:00)土曜11:30-22:30(L.O.22:00)/日曜・祝日11:30-21:30(L.O.21:00)※土日はランチの仕込み時間をとる場合があります |
定休日 | 月曜日 |
ホームページ | http://www.daikichihanten.co.jp/ |
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