【北海道・澄川】カレーと店主のファン急増中！『札幌朱カリー喫茶 ついDEにあそこ』はカラダ思いの優しいお店

子供も大人も大好きなカレーライス！専門店や家庭ごとに味わいはさまざまですが、『札幌朱カリー喫茶 ついDEにあそこ』のカレーは、きっとみなさん“初めて出会う味”ですよ。牛乳やバターは一切使用せず、カレールーの８割がトマトで出来ていて、消化の負担が少なく体に優しいのが特徴です。食材やレシピに徹底してこだわっているお店の店主は、なんと道内で活躍しているお馴染みの芸人さん！知れば知るほど魅力が満載のお店『札幌朱カリー喫茶 ついDEにあそこ』をご紹介します。

赤いカレーが看板のお店

　2016年に開店した『札幌朱カリー喫茶 ついDEにあそこ』は、札幌市南区にあります。札幌市営地下鉄南北線・澄川駅から徒歩10分、車では３分ほどです。“朱（あか）カリー”とは、お店のカレーがトマトたっぷりで通常のカレーより赤色をしているため名付けたもの。赤ではなく朱肉の“朱”にしたのは、お客様に“このお店に決めた”と判子を押してもらえるような人気店にしたいとの願いが込められているそうです。また、買い物ついでに立ち寄れるようにと『ついDEにあそこ』とした店名もユニークですよね。

　『札幌朱カリー喫茶 ついDEにあそこ』のオーナーは、道内で活躍する芸人の“盛合でぇすけ”さんです。お店の味で勝負したいと開店当初は芸人とは伏せて営業していましたが、お客様から「盛合でぇすけさんですよね？」と声をかけてもらうことが増えたため、現在では芸能活動も飲食店の経営も“どちらも本業”と公表しています。
　盛合さんは「“芸人がやっているお店”となると話題性はありますが、“料理に力を入れてないのでは？”と思われてしまう懸念がありました。でも、実際にうちのカレーを食べて貰えば、しっかりこだわって作っているのがお客様にも伝わると思います。」と意気込みます。

“体に優しい”のは絶対条件

　芸能活動の傍ら、飲食店での修行経験も長い盛合さん。以前はラーメン店の店主を務め、新メニューの“カレーラーメン”の開発を任されたこともあったそうです。その時にさまざまなお店を訪れ研究した成果が、現在のお店の味の決定打となりました。
　「本当にたくさんのカレーの味を試しました。その結果、当時のメニュー開発には成功してお客様からも好評の一品が出来上がりましたが、僕自身が体を壊してしまったんです。だから今、自分のお店では“美味しい”はもちろん、“体に優しい”メニューであるのは絶対条件になっています。」

産地・レシピ・メニューへの思い

　そんな『札幌朱カリー喫茶 ついDEにあそこ』のカレーは、トマトをメインに野菜をたっぷり使用して作られます。乳製品の代わりに豆乳を使い、スパイスも必要以上に入れないため、優しい味わいです。トマトの酸味と甘みがカレー全体に溶け込んでいて、辛さは控えめで小さなお子様でも安心して食べられます。定番のカレーはお肉も不使用で、ヘルシー思考の女性客からも支持を得ているそうです。辛さもボリュームも欲しい方には、辛さの調整もできるほか、ザンギやハンバーグ、チキンカツなどのトッピングを乗せるのもおすすめです。

　さらに同店では、食材の産地にも強いこだわりがあります。野菜・お肉・お米は、可能な限り動産の食材で揃えるようにしているそうです。
　「原価がかかっても北海道の食材を仕入れて北海道にお金が回るなら、お店が潰れても本望です。」と笑う盛合さん。確かな食材・こだわりの調理方法・老若男女に愛されるラインナップ…細部にまでオーナーの強い思いが込められているカレーは、一口食べたら納得の味わいです。

常連さんとの強い絆

　今回の取材で見えてきたのは『札幌朱カリー喫茶 ついDEにあそこ』が、常連さんから愛されているお店であること。
　常連さんの中には、オープン前の工事段階から気にかけてくれ、開店後も現在までずっと通っている方もいるそうです。盛合オーナーが芸能活動で忙しい時には、常連さんがお店を手伝ってくれたとの心温まるエピソードも。順風満帆に見える同店ですが、実は芸人の道一本にしようか迷った時期があったのだとか。しかし、常連さんからの“辞めないでほしい”という声援が励みになり、お店を続けることができたといいます。
　「常連さんの結婚の保証人に頼まれたり、おめでたの報告を受けたり…お客様との繋がりが何より嬉しいですね。常連のみなさんに気持ちの面でも支えられてきたからこそ、現在までお店を続けてこれました。」と盛合オーナーは話してくださいました。

　今後は、お笑いとカレーをひっさげて、子ども達の多く集まる場所や介護施設などをボランティアで周る予定だといいます。これからの活動にも目が離せませんね。皆さんも、体が喜ぶ『札幌朱カリー喫茶 ついDEにあそこ』のオリジナルカレーを、実際に味わってみてください。