開店情報

【兵庫・住吉/芦屋】和の安らぎの中でうどんが楽しめる『花菜』緑に囲まれ優しい時間を…

 兵庫県内に2店舗を構える『花菜』は、種類豊富なうどんを主に一品料理やお酒が楽しめるお店です。これからご紹介するのは、昨年11月、神戸市・東灘区にオープンした『花菜 住吉店』。
もともとうどん店として営業していた店舗を、オーナー・國府さんが買い取り、『花菜 住吉店』としてリニューアルオープンしたのだそう。

うどんが繋ぐ縁


 もともと、イタリアンレストランやカフェで仕事をしていた國府さん。うどんの世界に足を踏み入れたのは、ふとした思い付きがきっかけだったといいます。
「『花菜』一号店となる芦屋店をオープンする前は、ピザやパスタといった洋食に携わってきたのですが、同じ“粉もの”で、次は代表的な日本料理の“うどん”はどうだろう…って、考え始めたんです。うどんはイタリアンよりも幅広い年代のお客様に楽しんでもらえますしね。」と話します。 芦屋店の店長は、住吉店がオープンする前のうどん店で出会い、それ以来の長い付き合いなのだそう。

入りやすく、居心地のいい空間

 「うどん屋って、ぱっと食べてすぐ帰るイメージがありますよね。そんないかにもな“うどん屋”って感じではなくて、庭を見ながらくつろいで、ゆっくりと食事を楽しめるような…そんな空間にしようと思いました。」
緑であふれた外観は、お一人さまでも入りやすく、とても落ち着ける雰囲気です。料理にこだわりつつも敷居の高くない、気軽に来てもらえるお店作りを目指したのだといいます。

 モダンな店内は、一見するとうどん店には見えないほど洗練されています。白や茶といったアースカラーを基調にしており、カジュアルなのにどこかほっとする雰囲気。どんな年代の方でも気兼ねなく過ごすことができますね。

 『花菜』の料理を彩るのは、女性作家さんが焼き上げた常滑焼。優しく丸みのあるデザインと、一つひとつ表情が違う繊細な色遣いに思わず見入ってしまいます。

種類豊富なうどんに舌鼓

 うどん店を看板に掲げる同店の自慢は、常時30種類以上のうどんメニューがあることだといいます。出汁には鰹節をはじめ、さば節、うるめ鰯など数種類をブレンドしているそう。醤油や塩を控えめにしているため、出汁本来の旨味を贅沢に楽しむことができるのだとか。
麺は、北海道や長野などの国産小麦を使った自家製麺を使用しています。住吉店では國府さんが、芦屋店では住吉さんのお父様がうどん作りをしているそう。親子力を合わせての経営、とても素敵ですね。
 「たくさんありすぎて難しい…」と悩みつつも、國府さんは数あるうどんメニューの中からおすすめを紹介してくれました。

 看板商品ともいえる人気の一品が、こちらの“ゆばあんかけうどん”(900円)。ほっと身体も温まる湯葉のあんかけに、すだちの爽やかな香りが華を添えています。生姜やねぎなどの薬味と一緒にさっぱりといただきましょう。

 こちらは“ゆばおろし釜揚げうどん”(900円)。湯葉をはじめ、おろし生姜、きんぴらごぼう、ねぎ、みょうが、大根おろしを添えていただきます。色々な薬味を少しずつツユに加えることで、変化を楽しみながら食べられる一杯です。

 温かいうどんであたたまるのもいいけれど、まだまだ残暑が続きます。そんな時は“明太子ぶっかけうどん”(900円)はいかがでしょうか。たっぷりの鰹節、ねぎ、ごま、明太子など日本人の“大好き”が詰まった一杯です。ひんやり心地よい喉ごしで、夏を締めくくりましょう。
この他にも、他店では味わえない独創性と創意工夫を積み重ねたうどんがラインナップしています。四季を感じられるメニューが入れ替わりで登場します。

こだわりの一品料理

 有機栽培、産地直送の野菜にこだわる同店は、サラダもおすすめのひとつ。“鹿児島県産茶美豚と玉ねぎのポン酢サラダ”(800円)や、約20種類の野菜を使った“夏野菜の彩りサラダ”(780円)はぜひ食べていただきたい一皿です。

 こちらの“海老と山芋の湯葉巻き揚げ”(800円)は、サクッとした食感と、海老の優しい味がお酒のおともにおすすめです。“食”を通して季節を感じられる一品料理の数々にも、ぜひ注目してみて下さいね。

【店舗情報】

  • HP:http://hanana.biz/
  • 店舗名:花菜 住吉店
  • 住所:兵庫県神戸市東灘区住吉本町3-11-8
  • 電話番号:078-842-4377
  • 営業時間:11:30~15:30(LO15:00)/17:00~22:00(LO21:30)
  • 定休日:火曜日

和の素晴らしさが詰まった芦屋店

 つづいては、兵庫県・芦屋市内にお店を構える姉妹店『花菜 芦屋店』をご紹介します。

 こちらの店舗は住吉店とはまた違った、温泉旅館や割烹のような雰囲気を持っています。木枠の扉や暖簾の色から、和の温もりが感じられる外観です。

 モダンでカジュアルな住吉店に対し、芦屋店は“納屋”をイメージした、より和を感じさせる内装になっています。木の温もり、焼き物の器。古くから私たち日本人とともに歩んできたものに囲まれて、季節の料理を味わう。そんな安らぎの空間がここにはあります。

来てくれた方を大切に

 集客に一生懸命になるよりも、その時食べに来てくれたお客様を大切に仕事をしていきたいという國府さん。そのおもてなしはさらに他の人に広まり、また新しいお客様が来てくれる。それが一番の宣伝なのだといいます。「お客様が僕のうどんを食べて、笑顔で帰ってくれる。ただそれだけでいいんですよ。」と笑顔で話します。
 そんな國府さんは、更なる店舗拡大の夢を抱いているそう。「“こんなお店もやりたい!”っていう構想が、たくさんあります!」と意気込みを聞かせてくれました。次は、どんな雰囲気の『花菜』に会えるのでしょうか。

 あなたも『花菜』の心のこもったうどんや料理で、くつろぎのひと時をお過ごしください。

【店舗情報】

  • 店舗名:花菜 芦屋店
  • 住所:兵庫県芦屋市大桝町6-8
  • 電話番号:079-780-7143
  • 営業時間:11:30~15:30(LO15:00)/17:00~22:00(LO21:30)
  • 定休日:不定休