【大阪・箕面】『grow cafe』は優しい時間が流れるお店。可愛いポーランド食器でいただくカフェメニューにうっとり！

　大阪・箕面市にオープンした『grow cafe（グロウカフェ）』。ポーランド食器での提供が話題になっているお店です。コロンと丸みをおびた可愛いフォルムのマグカップには薫り高いコーヒーが…、花やハートの模様が施された温かみのある食器には真心込めて作られる優しい味わいの料理たちが盛り付けられています。
　ゆったりと穏やかな時間が流れる『grow cafe』、オーナーの河野さんにお話をうかがってきました。

夢を実現させた河野オーナー

　今回紹介する『grow cafe』は、阪急千里線・北千里駅から徒歩30分、車で７分ほどの場所にあります。オーナーの河野あゆみさんは、これまでずっとカフェのオープンに憧れていたといいます。きっかけは、若かりし頃にアルバイトでつとめていた喫茶店でした。毎日同じ時間に来店しメニューも見ずに日替わりランチを注文する常連さんを見て、お店へのあつい“信頼”を感じたそうです。
　その後、家族との日々を最優先に過ごしていた河野オーナーでしたが、育児が落ち着いたタイミングで自身の夢を叶えたいと一念発起。2018年11月、遂に同店をオープンさせました。

　店名のgrowとは、英語で成長の意味。子どもたちが成長し、開店へ向けて背中を押してくれたことが由来になっています。

自分の時間をゆったり過ごせる

　暖色系の色合いでまとめられた店内には、モザイク柄の木材のテーブルや植物が置かれており、ナチュラルで明るい印象です。どこへ目を向けても爽やかなグリーンが目にうつる、落ち着いた空間です。
　河野オーナーがこだわったのは、壁向きのカウンター席を設置すること。おひとりさまでも気軽に来店し、じっくりと自分の時間を過ごしてほしいと、この席を用意しました。

ポーランド食器が可愛い！

　特徴の一つが、ポーランドの食器です。ポーランド南西部にある陶器の町ボレスワヴィエツで作られているこちらの食器は、一枚一枚職人が手作業で絵付けをしています。
　マグカップ、大皿、小皿、スープボウルなど一式が揃っていて、提供されたときの一体感に目を見張ります。河野オーナーのこだわりが詰まったこの食器、実はメニューの中には、食器の形から考えられた料理もあるんです。それが“煮込みハンバーグランチ（1,200円）”です。深底の四角いお皿には蓋がついており、それを開けると濃厚なデミグラスソースの香りと大きめのハンバーグが登場し、なんとも食欲をそそりますね。

　「この蓋つきの食器と出会って、これで煮込みハンバーグを提供したいと思いました。“何が入っているんだろう”と蓋を開ける楽しみを感じていただければ嬉しいですね。」と、河野オーナーは微笑みます。

平日限定の日替わりランチ

　注目は、平日限定の“日替わりランチ（1,000円）”です。梅ごま味の唐揚げや、ロコモコ、ミードグラタン、プルコギなど…バリエーションに富んだ料理を日替わりで提供しています。河野オーナーは開店を決意したときから、絶対に“日替わりランチ”をメニューに入れたいと強い意思があったそう。
　オープン当初は、仕入れた食材でどんな料理にするか考えるのに手間取ったり、食材を余らせてしまったりと苦労も多かったといいます。しかし、日を重ねるうちに要領良くメニューを考えられるようになっていき、次第にお客さまからの評価も高くなっていきました。

　「ランチはメイン以外にもう一品つけていますが、それも残さず、全部お皿の上がピッカピカになって戻ってきたときに、やり甲斐を感じます。出来合いのおかずをそのまま提供するのは簡単ですが、しっかり食べてくださるお客さまがいるので、手を抜かず自分で料理しようと思えるんです。」

自然と足が向かうカフェへ

　８時からのモーニングメニューや、マグカップケーキなどのスイーツ、薫り高いコーヒーも好評です。コーヒーはご自宅用のドリップパックや豆の販売もおこなっています。

　今後も、この場所で長く愛されるお店を目指したいという同店。“何度も足が向かう居心地のいいカフェを作りたい”との開店当時から続く目標を胸に、河野オーナーの挑戦はこれからも続きます。

　「ランチを食べにきてください！」とスタッフの皆さんが笑顔で迎えてくれる『grow cafe』。ぜひ、記事をご覧の皆さんも足を運んでみてくださいね。