【埼玉・北坂戸】“家族に食べさせたいパン”がコンセプト！『La Sylphide（ラ・シルフィード）』

　オーナーが一つひとつ丹精込めて作りあげる安心安全のパン…『La Sylphide（ラ・シルフィード）』では、大切な人にも食べてもらいたくなるような、とっておきのパンを買うことができます。幼い頃から“とくかくパンが大好きだった”と話す小山オーナーに、開店のきっかけやパン作りのこだわりなどを伺って来ました。

パン好きのオーナーが営むお店

　埼玉県坂戸市で開店した『La Sylphide（ラ・シルフィード）』は、東武東上線・北坂戸駅西口から徒歩5分ほどで見えてくる一軒家のパン屋さんです。お店のオーナーは、幼い頃からパンが大好きだった小山さんです。小学校で初めて書いた作文は“私はパンが大好きです…”から綴られた“パン”を題材にした文章だったとのエピソードも。食が細く、あまりたくさんの量を食べられなかった子ども時代も、朝食のパンだけは欠かさず毎日平らげていたそうです。そんな根っからのパン好きの小山オーナー、数年前からパン作りを教える教室で講師を勤めていましたが、生徒さんから「パンを売って欲しい」という声が多く聞かれるようになっていったといいます。小山オーナーも、次第に自分のお店を持つことへの思いが募り、昨年12月、念願だった同店をオープンしました。

家族に食べさせたくなるパン

　ドアを開くと、バターと小麦の焼ける“パンの香り”が立ち込めます。木製のショーケースには、クロワッサンやあんぱん、惣菜パン、バゲット…焼きたてのパンがズラリ。同店は、好みのパンを店員さんに告げて購入するスタイルです。お店のパンは全て、小山オーナーが毎朝６時から仕込みはじめ、オーブンをフル回転して、常に“焼きたて”が店頭に並ぶように心がけているそうです。

　パンのコンセプトは、“家族に食べさせたいパン”。国産小麦で作る生地は、添加物を一切使用していないのがこだわりです。仕入れる食材も、可能な限り無添加のものを選んでいます。そのこだわりはパンの具材にまで及びます。例えば、クリームパンの中に入っているカスタードクリームは、店内で毎朝一から作っています。作り置きはしない分、保存剤や凝固剤など余計な添加物を入れずに、新鮮で優しい手作りの美味しさが味わえるクリームに仕上がっています。
　「私自身も母親なので、家族には安心な食べ物を食べさせたいと常に考えています。当店のパンも、お客様が“家族にも食べさせたい”と思っていただけるよう、安心安全を基本に作っています。きっとご満足いただけると思いますよ。」

お手頃で絶品、種類も豊富！

　一番の売れ筋は、“さくさくメロンパン（130円）”です。表面はサクサク、中はしっとりの２つの食感を楽しめます。しっかりした甘さがありながら、驚くほど軽い食感で、あっという間に１つを食べ終わってしまいますよ。このほか、バターの風味と程よい塩加減が絶妙の“塩バターパン（90円）”や、炒ったクルミが生地に入った香ばしい“プチくるみスイート（90円）”も人気が高い商品です。どちらもリーズナブルな値段が嬉しいですよね。

　開店当初は甘いパンを中心に定番の商品を揃えていましたが、お客様の要望とともに、徐々にメニューは多角化しています。ガッツリ食べたい男性向けに開発した“パニーニ”は、チーズと卵が乗った黄金コンビと、タルタルソースとデミグラスソースのハンバーグの２種類を提供。どちらのパニーニも食べ応え充分で、若い男性のお客様にも評判です。また、小さなお子さま連れにも嬉しい“ぷちぱん（30円）”も。可愛らしいサイズの“ぷちぱん”は中に何も入っていないため、小さなお子さまでも服や口元を汚す心配がありません。無添加の生地そのものの美味しさを楽しめますよ。

ファンが増えている秘密は…

　施設が完成し開店を目前にした際、パンの製造から販売までのシミュレーションを兼ねて、１日300個を目標に“試し焼き”をしたそうです。すると、朝６時からパン作りをはじめても開店時間の10時に間に合わず、苦い思いをしたといいます。そこで、開店後と同じスタッフさんにも来てもらい、実際に導線を確認したり、足りないものを買い足したりと、２週間ほどかけて納得するまでシミュレーションを続けた小山オーナー。万全の体制で迎えたオープン当日は、多くのお客様で店内は賑わいを見せました。
　「オープン日にはドアマンをつけなければならないほど、多くの方に来ていただき、嬉しい悲鳴でしたね。」
ご年配の方には自然と手を貸し、小さなお子さまには明るく手を振る、温かい人柄の小山オーナーだからこそ、リピーターが増え続けているのも納得です。
　今後は、ランチタイム限定で、学校や会社へ出向いて出張販売を行うことも予定しているそうです。同店のパンが買える場所が広がっていくのも楽しみですね。皆さんも安心安全の『La Sylphide（ラ・シルフィード）』のパンを是非一度食べてみてください。