<コスト削減中級編>LED電気が救う!月額の電気料金のコスト削減

どのような企業や店舗にとっても非常に重要な課題であるコスト削減。数ある経費の中でも、まる1日中使っている電気の経費を削減すれば、固定費をぐっと節約することができます。そこで注目したいのが“LED”。店内の照明をLEDに切り替えると、一体どれだけのコスト削減に繋がるのか解説します。

そもそも、LEDって何?

LEDとは、発光ダイ―ドと呼ばれる半導体のことです。照明器具以外にも、信号機や電光掲示板などに利用されています。

 

従来の照明とLED照明の比較

従来の照明とLEDでは、消費電力と寿命にどのような違いがあるかを比較してみました。

  • 白熱電球
    消費電力38W/寿命1,000h
  • 蛍光灯(直管タイプ)
    消費電力40W/寿命12,000h
  • 蛍光灯(シーリング)
    消費電力73W/寿命16000h
  • 蛍光灯(電球型)
    消費電力21W/寿命13,000h
  • 蛍光灯(ハロゲン電球型)
    消費電力40W/寿命3000h
  • LED
    消費電力4.6W/寿命40000h

従来の照明に比べ、LEDの方は消費電力が少なく、寿命が長いことがわかります。白熱電球と比較すると、消費電力が1/8、寿命が40倍にもなるから驚きですね。

 

LED照明の電気代計算方法

照明器具の電気代は以下の方法で算出できます。

  • Step1:電力量(Wh)を算出
    消費電力(W)×時間(h)=電力量(Wh)
  • Step2:Wh(ワットアワー)をkWh(キロワットアワー)に換算する
    Wh÷1000=Kwh>
  • Step3:電気代を算出
    kWh×契約プランの1kWhあたりの電力量料金※=電気代
    ※契約中の電気料金プランで設定されている1kWhあたりの電力量料金単価。

 

LEDに切り替えたら、電気代はどれだけ安くなる?

実際に店内の照明をLEDに切り替えると、どれくらい電気代が削減できるのでしょうか。
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の「電気料金の目安単価」の改定に関する件(平成26年4月28日)で示されている1kWhあたりの電力量単価27円を基準に、1日13時間点灯すると仮定した際、通常ダウンライト(ハロゲンライト)を全てLEDに切り替えると電気代がどれくらい変わるのかを試算してみました。

  • ダウンライト(ハロゲンライト)を25個設置した店舗の場合
    ・通常ダウンライトの電気代:10,530円/月
    ・LEDダウンライトの電気代:1,210円/月
    LEDダウンライトのほうが、月額9,320円・年額111,840円安い!
  • ダウンライト(ハロゲンライト)を50個設置した店舗の場合
    ・通常ダウンライトの電気代:21,060円/月
    ・LEDダウンライトの電気代:2,421円/月
    LEDダウンライトのほうが、月額18,639円・年額223,668円安い!

ダウンライトをLEDに切り替えるだけでも、かなりのコスト削減に繋がります。ダウンライト以外の場所もLED照明に切り替えれば、さらなる電気代の削減が望めます。また、LEDは寿命が長く、一度設置すれば長期間買い換える必要がありません。設置時にかかった費用も数年程度で回収できるでしょう。

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会/「電気料金の目安単価」の改定に関する件(平成26年4月28日)

 

新電力と組み合わせるとさらに節電できるかも!

電力自由化により、これまでは決まった企業からしか購入できなかった電気が、様々な企業から購入できるようになりました。各社から様々なプランやオプションを用意されているため、LEDと同時に電力供給会社を見直すことでさらに電気代を削減できる可能性があります。

  • おすすめ電力比較サイト
    エネチェンジ(https://enechange.jp/
    国内最大級の電力・ガス料金比較サイト。電気料金・ガス料金の節約に関するコラムも多数掲載されています。

 

まとめ

既存の照明器具をLEDに切り替えることで、かなりの電気代節約に繋がることがわかりましたね。電気代を抑えられれば、その分が店舗の利益に直結します。また、政府は2020年までに、白熱灯・蛍光灯の国内製造と国外からの輸入を実質的に禁止する方針を固めました。直前になって焦らないよう、早めに準備を進めるのがおすすめです。ご興味のある方は、是非一度お気軽にお問い合わせください。

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