【東京・荒川】厳選ワインで乾杯！ベテラン料理人 31年間の集大成『ワイン食堂 フレール』

　『ワイン食堂 フレール』は、2016年10月、東京メトロ・三ノ輪駅から徒歩1分のところにオープンしました。店長である高橋さんは、料理人歴31年のベテランです。1986年に浅草でオープン、2001年に谷中へ移転、そして今回の三ノ輪での移転オープンと、東京の各地で腕を振るってきました。料理人としての集大成と位置付ける同店では“純粋に、ワインを飲んでいただくためのお店にする”という理念を掲げています。その魅力について、この記事ではたっぷりと解説していきます。

上質な空間でワインを味わう

　高橋さんは高校から調理科を専攻し、クラシックレストランで修行を積みました。そしてバブル期に、お父さまからの勧めもあって独立を果たします。それ以降、お店を構えた先々で、お客さまに愛される料理とワインを提供してきました。

　今回、高橋さんが『ワイン食堂 フレール』をこの地に構える決め手となったのは、街灯が店舗を照らしてくれる最高のロケーションでした。住宅街の一角に、突如現れる上品で洗練された佇まいの店舗は、自分だけのお気に入りにしておきたいほどの、特別感が漂っています。

　店内は、L字カウンター10席のみで構成された、シンプルでありながらも気品のあるデザインになっています。なかでも椅子は、開業時から共に歩んできた相棒なのだとか。同じく木目調のテーブルと相まって、温かみを感じられます。このレイアウトとデザインは、高橋さんのオーダーで作られました。お客さまと二人だけで話をする時も、お客さま同士が会話で盛り上がる時も、そっと温かくおもてなしをしたいという気持ちを込めた、空間作りをされています。
　高橋さんは「食事というよりも、ワインを飲みながら食事をしていただく、ワインの味を楽しむという使い方をしていただければ！」と話されていました。大人にのみ許された特権です。ぜひこの空間でワインを片手に、ゆったりとした時間を味わってみて下さい。

認めたワインしか出さない

　「自分が飲んで、本当に美味しいと思ったワインしか出さないというポリシーでやっています。」と語るように『ワイン食堂 フレール』のワインは、こだわりがたっぷりです。産地は、フランス・イタリア・スペイン・南アフリカとさまざま。常時17～18種類を取り揃え、1杯450円～700円で提供されています。料理もワインに合うものをメインに取り扱っており、美味しくワインをいただける環境が整っています。季節ごとのおすすめもあり「こんなワインが飲みたい！」というリクエストも受け付けているそうです。
　ワインの試飲会には、必ず奥さまと一緒に行くようにしている高橋さん。なぜなら、比較的女性のお客さまが多いことから、女性代表として奥さまの意見を取り入れているのです。さらに、自分の好きな味のワインばかりが集まらないよう、細心の注意を払っているとのこと。全ては、お客さまが喜んでくれるワインを提供するため…ワインの選定には、余念がありません。

ワインに合う料理が続々

　ワインの種類が豊富なのはもちろんですが、それらワインと相性ばっちりの料理も堪能できるのが『ワイン食堂 フレール』です。
　おススメは、牛肉をじっくり煮込んだビーフシチュー（1,300円）。開業以来、変わらぬ味を届けている、店の看板メニューです。彩りにブロッコリー・にんじん・ハム・マッシュルームを添えた、鮮やかさもポイント！お客さまに喜ばれることが多いというビーフシチュー、ぜひとも食べてみたいですね。
　また土日限定で、“サラダ＋スープ＋パン＋肉料理または魚料理”が1,080円（税込）で食べられるランチも実施。コスパの高さが魅力的なセットとなっています。

　こちらは、ある日の肉料理で、ポークブレゼ新玉ねぎソース。じっくり時間をかけて煮込まれており、豚肉の旨味が存分に味わえます。こんな本格的な肉料理が、リーズナブルなお値段で楽しめるのも、ランチの魅力です。メインメニューは毎日変わるので、Facebookをチェックして訪れてみてくださいね。

　最後に、デザート１番人気のプリン。透明な器に入っているので、見た目の美しさも楽しめます。甘いキャラメルがくせになりますよ。

気軽に足を運んでください

　「浅草、谷中時代のお客さまにも足を運んでいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。新規のお客さまも、絶対お店を気に入ってもらえると思いますので、気軽に来ていただき、ワインを飲みながら食事をして欲しい。知り合いも増えて楽しいと思いますよ。予約も受け付けておりますので、特別なシーンでの利用もお任せください。」と高橋さん。隠れ家的な雰囲気のお店で、厳選ワインを味わってみてはいかがでしょうか。