【愛知・東浦】『Soul Foods（ソウルフーズ）』東浦の新名物“みそかつまぶし”はもう食べた？

　皆さんは東浦の新名物“みそかつまぶし”をご存知ですか？愛知県の名物・“味噌カツ”と“ひつまぶし”の両方の良さを合わせ持つ、この新名物を提供している『Soul Foods（ソウルフーズ）』をご紹介します。お店のこだわりは、地元産の食材を使用すること。モーニングにランチ、カフェとしても利用できる同店の魅力を詳しくご紹介します！

地域への恩返しが出発点

　JR武豊線・東浦駅から徒歩４分の場所にあるのが『Soul Foods』です。こちらは、経験豊富な調理師でもあるオーナーの向井さんが2018年７月に開店しました。向井オーナーにとってここ東浦は、およそ14年間を過ごしてきた馴染みの深い場所です。これまでにお世話になった地域の方へ“恩返し”がしたいと、同店を開いたそうです。
　店名の『Soul Foods』は、“馴染みの味”の意味のソウルフードが由来になっています。“地域との密着性”を大切にしている向井オーナー、東浦の馴染みの味をたくさん生み出すことを目標に、この名前を考えたといいます。

オーナー考案の“みそかつまぶし”

　東浦の新名物をと考え出された“みそかつまぶし”は、愛知の名物“味噌かつ”と“ひつまぶし”からヒントを得たオリジナルの料理です。地元の銘柄豚・知多ポークを、地酒“生道井”を含んだ特製の味噌ダレに漬けてから油で揚げます。名古屋の味噌カツはトンカツに味噌ソースをかけるのが一般的ですが、お店では予め味噌で下味をつける独特のレシピで作られます。

　さらに食べ方にも一工夫。ひつまぶしのように３段階に分けて味わうのが同店流です。まずは、揚げたてのカツとご飯をそのままいただきます。サクッとした食べ応えのある食感と、味噌が程よく染みた豚の味わいを堪能できます。
　次は、カツに薬味を合わせてパクリ。香りと辛味のアクセントが加わります。そして最後は、昆布と鰹節の一番出汁をかけてお茶漬け風に。出汁を加えるとカツの下味となっていた味噌ダレの風味がより一層際立ちます。サラサラといただけて締めにぴったりです。

地元食材が活きた豊富なメニュー

　もう一つ、看板メニューがあります。それが、チキン南蛮です。こちらの料理にも東浦の地酒“生道井”を贅沢に使用しています。地酒の効果で、臭みが消えてふっくらと仕上がった鶏肉を揚げてから甘酢に浸し、タルタルソースを添えて完成です。タルタルソースの味の決め手は、県内の花井養鶏場の卵“元気くん”です。コクがありトロっと濃厚な黄身が特徴の元気くんが導き出すタルタルソースは、いつまでも口の中にとどめていたいほどの美味しさを秘めています。

　みそかつまぶしとチキン南蛮は、いずれも定食は920円、サラダビュッフェとセットで1,100円です。野菜サラダと日替わりのお惣菜を好きなだけ食べられるサラダビュッフェは、常連さんからも評判が高いといいます。
　このほか、その日仕入れた地魚で作る“お魚ランチ（920円）”や、小学生以下のお子さま限定の“お子様ランチ（800円）”も提供しています。

多種多様な利用方法が可能

　朝は８時からモーニングメニューを用意。コーヒーやフルーツジュースから選べるドリンクにトースト、卵、サラダ、フルーツ、デザートまでついて税込500円と、お財布に優しい良心的な価格です。
　ランチメニューは午前10時半から閉店まで通して注文が可能。ランチタイムの逃す心配もありませんね。また、フリードリンクのメニューもあり、お茶をしに立ち寄る方も多いそうです。
　さらに、お弁当の販売やオードブルの注文も受け付けているほか、午後５時の閉店以降の時間帯は店内を貸し切ってのパーティーもできます。ニーズに合わせてさまざまな利用ができるのが嬉しいですよね。

夢は“東浦のソウルフード”

　「“地元ならではのものを、東浦でしかできないことを”というのが、当店の出発点であり軸になっている想いです。ゆくゆくは、あらかじめ味噌で漬ける当店のスタイルの“みそかつ”が東浦の一般のご家庭でも作っていただけるまでに浸透していけば嬉しいです。」と向井オーナーは微笑みます。

　高原のリゾート地をイメージして作られた内装は、洗練されていながらも居心地のいい雰囲気が漂います。
　皆さんも、ゆったりした空間で、東浦の新名物“みそかつまぶし”や地元の食材をふんだんに使った料理に舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。