【北海道・札幌】自分だけの“お宝”が見つかるかも！  美術・骨董・古書・雑貨が豊富に揃う『アート136』

　大通公園やさっぽろテレビ塔など、札幌有数の観光地ともほど近い中心街に、知る人ぞ知る骨董品のお店があります。それが、今回紹介する『アート136』です。2011年に開店して以来、コアな常連さんが“自分だけのお宝”を探しに訪れる同店。2016年からは７人のコレクターがセレクトするアンティークモールとして、美術・骨董・古書・雑貨など、品揃えのバリエーションもさらに豊かに生まれ変わりました。一度足を運べば、その魅力にハマる方も多い同店の魅力を詳しくご紹介します。

札幌市内の知る人ぞ知るお店

　札幌市営地下鉄東西線・大通駅から徒歩６分ほどの場所にある『アート136』。観光地からのアクセスもよく、観光客や地元の方で溢れる人気の地域にお店を構えています。オーナーを務めている鈴木さんは、2011年6月、ご自身の退職を機に以前から夢見ていた骨董品のお店を開店させました。絵を描くのが好きだった鈴木オーナーは、同郷の画家の絵を手にした事をきっかけに骨董品の世界に惹かれていったと話してくれました。

　お店をビルの２階にしたのは、骨董品が本当に好きなお客様に来て欲しいから。あえて路面店は避けて、この場所を選んだそうですよ。

バラエティー豊かな商品

　お店の特徴は、とにかく豊富な“品揃え”です。７人のコレクターによってセレクトされた商品は、美術や骨董、古書、雑貨などさまざまです。例えば、1930年以降に活躍していた長崎出身の芸術家・北村治禧のブロンズ像、北海道の民芸品・木彫りの熊、ステンドグラスが施されたお洒落な照明器具、昭和の懐かしい玩具、茶器、花瓶、腕時計…ここでは紹介しきれないほど、多種多様な商品が並んでいます。中には、現在は製造していない入手困難な商品もあり、まさに“お宝”を発掘する感覚で、買い物を楽しむことができますよ。

値段の交渉に応じてくれる

　“いいもの・面白いものを安く”がモットーの同店。値段の交渉に誠意を持って対応してくれるのも魅力の一つです。「相場というのは、あるようで実はないんです。数が限られている物や滅多に手にすることがない商品は、自ずと値段が上がってきますが、それも“欲しい”と思う人がいてこそ。時には交渉の末、赤字になる場合もありますよ。」と鈴木オーナーは微笑みます。気に入った商品を納得した値段で買って欲しいとのお客様への心遣いが伝わってきます。

口コミで評判が広がり７年目

　2011年6月の開店当初は、その年の３月に東日本大震災があり、日本全体の消費自体が落ち込んでいたため「この先お店をやっていけるのか」と不安に思った時期もあったといいます。それでも、口コミでお店の評判が広がり、客足も徐々に伸びていったため、現在までお店を続けられたのだとか。オープンして嬉しかったエピソードを伺うと、「一見、ただの枯れた枝でも、“枝ぶりがいい”と購入してくださる方がいらっしゃいます。そんな、思いがけないものが売れた時が嬉しいですね。」と答えてくださいました。

買取もするリサイクルショップ

　さまざまな商品が並ぶ“宝の山”のような同店ですが、普段からあまり骨董品に馴染みのないお客様にとっては、“敷居が高い”と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、同店はお客様の家で眠っている商品を買い取る“リサイクルショップ”を兼ねていることもあり、初めての方でも入りやすいお店になっています。家では使っていない物を売りたいと考えている方も、これから骨董品を知りたい方も、まずは一度足を運んでみてくださいね。

　「当店には色々なものがありますので、のぞいていただければお客様のお好きなものが見つかるかもしれません。値段についても気軽に交渉していただきたいと思っています。」と鈴木オーナー。穏やかな笑顔でスタッフの皆さんが迎えてくれる『アート136』は、初めて訪れる方も安心です。たくさんの商品の中から、自分だけのお気に入りを探す“ワクワク感”を、みなさんも是非味わってみてくださいね。