【沖縄・沖縄】フレッシュフルーツのカクテルと独特な雰囲気に酔いしれる『Bar BOBBY’S』

 南国ならではのフレッシュな果実を使用したオリジナルのカクテルが絶品の『Bar BOBBY’S(バーボビーズ)』をご存知でしょうか?かつての地域の名称からコザと親しまれている沖縄市の中心地でお店を構えて30年あまり。日々進化を遂げる同店のカクテルに魅了される方が後を絶ちません。

 今回は『Bar BOBBY’S』の店主・田髙さんに、お店づくりにかける想いやおすすめのカクテルについて、お話をうかがってきました。

30年親しまれてきたバーの名店

 現在の沖縄市、かつてのコザ市と呼ばれていたこのエリアは、米軍基地が近くにある影響を受け、アメリカと沖縄の文化が混ざり合う独特の街並みが魅力となっています。個性的なバーが密集しているこのエリアで、30年にわたり地域に方に親しまれてきた名店が今回紹介する『Bar BOBBY’S』です。

 店名は、スラング英語の“buddy”が由来。友達、親友、相棒といった意味で、深い間柄の友人を呼ぶ際に用いられる言葉だといいます。

 現在店主を務めている田髙さんは、10年ほど前にお店を引き継ぎました。当時は接客へ対する気負いがあったものの、バーテンダーの仕事そのものは、お酒の知識やカクテル作りの技術、味の感覚を常に高めていく“職人”的な部分が気に入っているそうです。

果実味溢れるフレッシュカクテル

 人気は、新鮮な生のフルーツを使用したフレッシュカクテルです。季節ごとに旬の種類を、状態や味わいを確認しながら厳選して仕入れているといいます。ときにはシークワサー、ときには苺、日向夏、スイカ、りんご…訪れる時期によってさまざまな果実のカクテルが楽しめるのがうれしいですね。ちょっと意外な“アボカド”を使ったカクテルもおすすめです。滑らかな舌触りから感じられる新しいアボカドの一面は、カクテルの面白さを再認識させてくれるはずですよ。

 これからの時期のイチオシは、液体窒素を使ったユニークなカクテルです。“白くまカクテル”もその一つ。熊本から発信され今や全国的に人気の氷菓・白くまをモチーフにしたカクテルで、液体窒素で凍らせた果実がシャリっとした楽しい食感を生み出しています。夏の暑さを爽やかに吹き飛ばしてくれる、とっておきの一杯です。

特別なカクテルで楽しい時間を

 田髙さんの手がけるカクテルからは、その一杯に対する直向きな姿勢が感じられます。
 定番のカクテルでも、お一人おひとりに合わせて微妙に分量や製法を調整しているそうです。同じカクテルを頼んでも、その時の“今の自分”にしっくりくる味わいを提供してくれることこそ、これまで実直にカクテルと向き合ってきた田高さんだからなせる“プロの技”と言っても過言ではありません。

 そうは言っても難しく考えすぎては、お酒の時間が楽しめません。「あまり気をつかわずに、適当に飲んで欲しいですね。」と田高さんは笑いながら話します。

独特な空間は居心地がいい

 楽しい時間に花を添えてくれる、もう一つの立役者が店内に飾られた“花”です。
 これらの花は全て田高さんがご自身で生けています。色鮮やかな花たちに元気と癒しをもらえますよね。

 このほか、トランプやカジノチップなど遊び心が感じられる雑貨がいたるところに置かれています。クラシカルな雰囲気でありながら個性的な空間は、居心地がいいと好評です。

 常連さんの中には、結婚のプロポーズを同店でした方もいらっしゃったとか。一生の場面に立ち会えたときは緊張とともに喜びを感じたと田高さんは微笑みます。

 「これまで苦労は一切なかったです。好きでやっているので、嫌なことはないですね。10年やってみて最近やっと答えが見えてきたんですけど、これまで自分がやってきたのは間違ってなかったなと思います。」

 今後は、お店のPRやスタッフの育成にも力を注ぎたいのだそうです。まだ来店したことのない方へ向けたアプローチも考えているそうですよ。

 フレッシュなフルーツのカクテルをはじめとした特別な一杯を味わいに、皆さんもぜひ『Bar BOBBY’S』へ足を運んでみてくだい。「初めての方も、ポップなお店なので勇気を出して入ってきてくださいね!」と笑顔で話す田髙さんが待っていますよ。

店舗名 Bar BOBBY’S
住所 〒904-0004 沖縄県沖縄市中央1-5-18 東ビル2F
電話番号 098-955-5816
アクセス 沖縄県路線バス 胡屋バス停留所から徒歩5分
営業時間 20:00~翌2:00(LO)
定休日 月曜日
ホームページ https://tabelog.com/okinawa/A4703/A470301/47005409/
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