【沖縄・胡屋】ランチにもディナーにも。『Birdland Cafe』でおいしい料理と手作りデザートに舌鼓を

今回ご紹介するのは、沖縄市・胡屋の閑静な住宅街の一角にあるお店『Birdland Cafe(バードランドカフェ)』です。2003年にオープンした同店は、外国人住宅をリノベーションして誕生した、お洒落な外観が目をひくカフェ。
ゆったりとした空気が流れる店内でくつろぎながら、おいしい料理や手作りのデザートがいただけます。
こだわりが詰まった素敵な同店で、オーナーの仲村さんにお話を伺いました。

バーテンダーの経験から始まった、開業への道

『Birdland Cafe』が開店したのは、2003年のこと。
オーナー・仲村さんはそれまでミュージシャンの道を歩みつつ、バーテンダーとして生計を立てていました。ときおりニューヨークにも足を運び、海外でも活動していたほど打ち込んでいたそうです。その頃は、飲食業は生活するための手段でお店を持つことまでは考えていなかったようですが、キャリアと年齢を重ねるにつれて、独立を視野にいれるようになりました。

お店を開く決意をしたのは、いまから20年ほど前のことです。
数ある業種のなかからカフェを選んだのは、自由な営業スタイルに惹かれたから。ランチを提供するお店も、お酒を提供するお店も、どちらも“カフェ”の区分。広く、自由に業種だからこそ、仲村さんは憧れを抱いたのだといいます。
そして、2003年に『Birdland Cafe』を開店。店名は、ニューヨークにある有名なジャズクラブ『Birdland』から命名しました。

「『Birdland Cafe』は2019年で16周年を迎えましたが、当時からきてくれる常連さんも多くて、お客さまとの絆も深いです。オープン当初は小さかった彼らの子どもたちが来て、すっかり大人になった顔を見せてくれることもあります。あとは一緒に汗水流した仲間が独立して、報告のために遊びに来てくれることもあるんですよ。お店をもってよかったなって、日々思いますね。」と仲村さんは話します。

ゆったりできる癒しの空間

『Birdland Cafe』は、訪れた誰もがのんびりとできるような居心地のよい空間が自慢のお店。
席数は35席ほどで、テーブル席はもちろん、グループで訪れたさいに便利な座敷席もあります。お子さま連れにもやさしく、流行りの女子会にもぴったりですね。
棚に並べられたバリ製のおもちゃもかわいらしく、木目調で統一されたインテリアとやわらかな照明からは、あたたかみを感じられます。

おすすめはローストビーフごはん

フードのなかでもおすすめなのが、“ローストビーフごはん”(ランチ1,420円)。ごはんとお肉に和風ガーリックソースが絡んで、パンチのきいた癖になる一品です。

このほか、テイクアウト専用のメニューもあります。それが“オーバーライス”。ニューヨークの屋台飯として有名で、最近特に注文が増えているとのこと。本場ではサフランライスの上に鶏肉を乗せていますが、同店ではオリジナリティを出すため、ターメリックライスの上に牛肉をトッピングしています。ここでしか食べられない、ジューシーな旨味をぜひ体験してください。

手作りケーキやクッキーにも注目

デザートやお菓子にも力をいれています。仲村さんには、お店をはじめる前に3年間パティシエとして修業していた経験があります。そんな仲村さんが手作りした本格的なケーキやクッキーは同店の人気メニューです。

一番の売れ筋はシフォンケーキ(880円)。ふわふわ食感で、年齢問わずに喜ばれる優しい味わいです。チョコやプレーンなど、さまざまばフレ―バーを楽しめます。

このほか、アイシングクッキーをはじめとしたクッキー類にも力を入れています。アニメのキャラクターから感謝の言葉をつづったものまで、バラエティに富んだものがズラリ。かわいらしい見た目で、食べるのがもったいなくなりそうなものばかりです。
販売されているデザートやお菓子は、イートインとテイクアウト両方に対応しています。家族へのお土産にもぴったりですね。

繋がりを大切にしながら、これからも

「これからは、テイクアウトメニューを増やしていきたいですね。お客さまからの要望も多いんですよ。いつまでも変わりなく、営業を続けていきたいと思っています。これからもお客さんや仲間を大切にしながら、新しい世代の人とも交流して、人の輪を広げていければうれしいですね。」と仲村さん。
最近では、新たな業種での店舗展開も考えているのだとか。今後の活躍に、ますます期待が高まります。

仲村さんのこだわりが詰まった店内でおいしい料理やスイーツを楽しめる『Birdland Cafe』。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。