【沖縄・浦添】一世一代の告白は『BLESSRING(ブレスリング)』の古から続く“ミンサー”の想いを込めたリングで
みなさんは“ミンサー”をご存知でしょうか?ミンサーとは、沖縄・八重山で伝えられてきた織物です。5つと4つの四角形の絣が浮かび上がる独特な模様には“いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く”との想いが込められているそうです。
浦添市にある『BLESSRING(ブレスリング)』では、このミンサーの模様を彫ったブライダルリングを販売しています。プロポーズをお考えの方はもちろん、沖縄で楽しい体験をしたい方にもピッタリな同店の魅力を詳しくご紹介します。
外国風のお洒落なジュエリーショップ
2013年にオープンした『BLESSRING』は、ブライダルリングを中心にアクセサリーや雑貨を販売しているジュエリーショップです。店名のbless(ブレス)とは“祝福する、息をする”という意味の英語。“大切な指輪に命を吹き込む”の想いで作られたブライダルリングを店頭に並べているのが由来になっているといいます。
沖縄の青い空に映える真っ白な外観の同店は、以前米軍関係の外国の方が住んでいた住宅を利用したもの。壁には、往年の名女優で女性たちの憧れの存在でもあるオードリー・ヘプバーンとマリリン・モンローをモチーフにしたウォールアートが描かれています。
フォトジェニックなのは外見だけではありません。店内もフォトブースやドライフラワーなど、思わず写真に撮りたくなる可愛い装飾であふれています。
“ミンサー”の模様が刻まれたリング
お店の代名詞とも言える“ミンサーリング”は、県内の作家さんが一つ一つ丁寧に手作りしています。5つと4つの四角の模様がリングの側面に刻まれているのが印象的です。
このミンサーが受け継がれてきた八重山地方では、男性から求婚された女性が返事の代わりに“いつ(五つ)の世(四つ)までも一緒にいましょう”との想いを込めてミンサーを織り、男性に渡していた古来の風習があるそうです。
この昔の風習の奥ゆかしさを表現したいと、ミンサーリングの模様は指輪の右側にさりげなく彫刻しています。
これは、左手の薬指にはめた時に、自分からよく見えるようにするためなのだとか。細部にわたり物語が彫り込まれた指輪は、まさに一生物の記念になりますよね。
さらに同店では、指輪のセミオーダーも受け付けています。花笠・石畳・琉装・城・尚・首里の6種のデザインをもとに、素材や磨きの仕上げ方、指輪の細さなどを好みに合わせて選べるのです。お客さまのそれぞれの指に合わせた風合いに仕上げてくれるのが嬉しいですね。
商品を拡充し気軽に来れるお店へ
開店から6年目を迎えた同店、お客さまの要望に合わせて商品のラインナップを拡充しているといいます。
例えば、指輪もリーズナブルな価格帯のものを用意。また、結婚してお子さまが生まれたお客さま向けにベビーリング、バースデーブック、親子でつけられるアンクレットといった商品も揃えました。
取材に応じてくださった呉屋さんは「ジュエリーショップですがブライダルの方だけでなく、いろんな方が楽しめるお店にしていきたいんです。堅苦しい雰囲気ではなく、気軽に遊びにくる感覚で来て欲しいですね。」と話してくださいました。
注目を集めているワークショップ
“気軽に来てもらう”ための工夫が、もう一つ。それは、店内で開催しているワークショップです。
特に注目を集めているのが、沖縄らしい素材を使用したアロマワックスバーの講座です。アロマワックスバーとは、火を灯さなくでもいい香りのするキャンドルで、インテリアや芳香剤として使用します。ドライフラワーに加えてゴーヤやスターフルーツ、貝殻などで飾りつけるのが同店のスタイル。沖縄のいい記念になると観光客にも評判だそうです。
“若い世代へ、ミンサー伝えたい”
「県外の方はもちろんですけど、沖縄で生まれた若い世代でも“ミンサー”を知らない子達がいるんです。確かに学校で習うことじゃないし、私もおばあ、おじいから聞いて知ったので、地域で教えてもらわなければ知らないのも当たり前で。このお店をきっかけにミンサーを伝えていけたら嬉しいですね。」と呉屋さんは微笑みます。
伝統的な模様とそれに込められた想いが刻まれた、大切なリング。みなさんも『BLESSRING』をぜひ訪れてみてくださいね。
店舗名 | BLESSRING |
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住所 | 〒901-2134 沖縄県浦添市港川2-17-6 ♯14 |
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電話番号 | 090-4777-8682 |
営業時間 | 11:00-17:00 |
定休日 | 日曜日 (定休日や時間外もご予約にて承ります。) |
ホームページ | https://www.instagram.com/blessring_okinawa/?hl=ja |