【東京・駒込】“人と人をつなぐカフェ”異国の港町・ブルックリンを忠実に再現した『CAFE PORT BROOKLYN』

 2018年2月、JR山手線駒込駅から徒歩3分の場所にオープンした『CAFE PORT BROOKLYN(カフェ・ポート・ブルックリン)』。オーナーの関根さんが「人と人をつなぐ港のような役割のカフェを作りたい。」という想いを込めて開店したカフェです。ニューヨークの港町・ブルックリンのカフェを再現するために数々のインテリアで彩られた店内と、提供される温かなサービス、そしてこだわりの料理やドリンクの数々で、文京区に新たな風を吹き込みます。

徹底分析で作り上げたカフェ

 オーナーの関根さんがカフェに興味を持つようになったのは、学生時代に立ち寄ったコーヒーチェーン店で「こういう雰囲気のカフェができたらいいな。」と思ったことが始まりでした。それからカフェでアルバイトをし、社会人になってからはコーヒーチェーン店でエリアマネージャー職を務めるまでになりました。ドリンクの作り方や経営方法を学びながら、独立を夢見てきたそうです。

 そしていよいよ独立に向けて動く中で、関根さんがおこなったのは詳細なデータ分析でした。居抜き物件ということを第一条件とし、立地、家賃、人通りの多い場所か、周辺にどんな店舗があるかなど多岐にわたって調査し、成功するメソッドを一から丁寧に考えてこられました。その条件に合った物件を見つけるために内見をした物件の数は、なんと16,000件以上にも及んだそうです。開店前から苦労は多かったものの、友人の力を借りながら高い壁も乗り越えてきたそうです。その結果、ついに関根さんの希望にマッチした物件と出会うことができ『CAFE PORT BROOKLYN』が誕生しました。

ブルックリンで感じた全てをお店に込めました

 関根さんは実際にブルックリンに行き、自分の目で見て感じたカフェの雰囲気を忠実に再現しました。現地で学んだ店舗づくりのためのノウハウは、内装にもしっかりと生かされています。店内を彩っているのは“ブルックリンスタイル”と呼ばれるインテリアスタイルで、今20~40代の女性の間で人気なのだとか。壁のレンガは、業者さんに手伝ってもらいながら一つひとつ丁寧にはめ込んだものだそうです。少し使い込まれた感じを出すよう、表面を適度にやすりで削りました。レンガがはめ込まれた壁に飾られている額縁は元々色のない木の縁を塗装し、ハンドメイドで作られています。落ち着いた色合いの家具がマッチして、港町の爽やかな雰囲気をしっかり演出しています。

 『CAFE PORT BROOKLYN』を開店した目的は、“人と人とをつなぐ場所”としてのカフェをつくることでした。昔はインターネットも普及しておらず、港が世界の人々をつなぐ唯一の場所でした。そんな港のように、あらゆる人と人をつなぐお店にしたいとの思いを込めて、店名に港を意味する“ポート”という言葉を入れたそうです。大きな成功を収めることよりも、人との関わりを第一に考えることで長く続くお店を目指しています。

オーナーこだわりの料理の数々

 同店の目玉は、“ガレット”と“クレープ”です。ガレットはフランス北西部・ブルターニュ地方のソウルフードであり、外はパリッと焼き上げ、中はふわっと仕上げた楽しい食感です。生地に使用しているそば粉の香ばしい香りと生地の食感が絶妙にマッチして、癖になる味わいを生み出しています。北海道から取り寄せたそば粉を使用した、こだわりのガレットを味わってみてくださいね。

 こちらの“スモークサーモンのクリームソースガレット”は、ディルという香草の香り高い風味と、濃いめのクリームソースのまろやかな味わいが絶妙にマッチした逸品です。ランチとディナー両方で提供されているので、食事メニューとしてはもちろんのことお酒のお供としてもお楽しみいただけます。酒類は、ブルックリンで1800年ごろ製造していたものを再現したという貴重な生ビール“ブルックリンラガー”を提供しています。

 また関根さんおすすめの生パスタは、国産小麦100%で作られています。もちもち食感と小麦本来の美味しさを堪能できます。そして、食後のデザートにはクレープがおすすめです。パスタに負けないくらいのもちもち食感で、食べ応えのある生地の上にフルーツ、生クリーム、チョコレートをのせて食べる定番の一品です。心もお腹も満たされて幸せな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

日本から、世界の港へ展開するために

 今後は、まずは日本で“港シリーズ”のカフェを展開していきたいと考えているそうです。今回は出港地として、ニューヨークのブルックリンを店名に付けました。「港は外部から新しい文化が入ってきて内部の文化と混ざり合って、そこで新しい価値観や考えが生まれます。人が関わって新しいものが生み出される場所が港だと思うので、そんな港をイメージしたカフェを展開していきたいです。次はイギリスの港町・ニースもいいですね。」と関根さん。日本での経営が軌道に乗った場合の、海外進出も具体的に考えています。「外国では“和カフェ”として展開していき、食文化を理解していただくべく日本の料理を中心に提供していきたいですね。」と、熱く語っていただきました。
 日本にいながら懐かしい異国の雰囲気を楽しめる『CAFE PORT BROOKLYN』で、爽やかな港町の空気を感じながら、自慢のガレットやパスタに舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。

店舗名 CAFE PORT BROOKLYN
住所 東京都文京区本駒込6-15-9 フォレスタ六義園1F
電話番号 03-6912-1101
アクセス 地下鉄南北線 駒込駅2番出口から徒歩2分
営業時間 平日:7:30~21:30(L.O.21:00)、土日祝:8:30~20:30(L.O.20:00)
定休日 不定休
ホームページ http://cafeportbrooklyn.strikingly.com/#top
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