【東京・足立区】手作業による厳選豆のコーヒーと体に優しいランチが自慢のお店 『cafe roi mimi（カフェ ロワ ミミ）』

　手作業でピッキングした贅沢な豆を使った雑味のないコーヒーと、体に優しい食事とスイーツを提供しているのが、『cafe roi mimi（カフェ ロワ ミミ）』です。こちらは、2017年12月のオープン以来、地元のママやご高齢の方などに親しまれているカフェ。開店のきっかけは、“障がいを持った方を応援したい”との強い想いでした。提供しているメニューや開店までのバックボーンに込められた『cafe roi mimi』の“こだわり”に迫ります。

“障がいを持った方を応援したい”

　東武スカイツリーライン・谷塚駅から車で７分ほど、東京都足立区と埼玉県草加市の境辺りにお店を構えているのが、『cafe roi mimi』です。こちらのお店は、福祉施設を運営している株式会社ひいらぎが2017年に開いたカフェで、同社としては初めてとなる飲食店です。同社では、障がいを持った方の就労支援にも尽力しており、就労支援施設で作られるお菓子やコーヒーなどの商品を積極的に提供できる場所を作りたいと、同店をオープンしたそうです。

　お店では、就労支援施設から仕入れた商品を使って店内で調理し提供しているほか、それらの商品の販売も行っています。グルテンフリーのカレーやシチュー、有機栽培の野菜を使用したピザソースやミートソースといった“体に優しい”商品である点も、仕入れる際の基準なのだそう。ちなみに店名の『roi mimi（ロワ ミミ）』は、フランス語で“かわいい王様”の意味だといいます。耳触りのいい可愛らしい店名ですよね。

手作業による厳選豆の贅沢なコーヒー

　「コーヒーが美味しいから」と常連になるお客様もいらっしゃるほど、コーヒーに定評のある同店。提供しているコーヒーは、生豆の状態で傷が付いた豆を取り除き、さらに焙煎した後にも欠品豆がないかどうか再度チェックした、高品質の豆をドリップしています。チョコレートのような豊かな甘さのブラジル産や、柑橘系のすっきりした香りを感じるコスタリカ産など４種類の豆と、フルーティーなオリジナルブレンド、カフェインレスコーヒーがメニューに並びます。お店では、注文を受けてから豆を挽き、ハンドドリップで淹れてお客様の元へ。挽きたての芳ばしい香りと雑味のない豆本来の旨味が感じられる至極の一杯は、コーヒー好きも納得の味わいです。

　また、コーヒーと相性のいいスイーツメニューも充実しています。米粉で作ったグルテンフリーのシフォンケーキ（300円）や、健康への影響が懸念されているアルミニウムやトランス脂肪酸不使用のパンケーキ（600円）など、体に優しいスイーツがズラリ。気になった商品は、家に買って帰ることもできるのが嬉しいですね。

体に優しいランチが人気！

　食事メニューのおすすめは“焼きチーズカレー（900円）”です。こちらに使用しているカレーは化学調味料・添加物を一切使用していないグルテンフリーが特徴です。体を温める黒ゴマきな粉やアトピー対策になるヨモギなど体に嬉しい効果が見込める７つの食材と32種類のスパイスで、体に優しいだけでなく奥深い味わいを感じられる一皿です。

　このほか、日替わりランチ（800円）も売れ筋です。栄養士さんが監修している、毎日違う料理が楽しめます。１日じっくりタレに漬け込んでから焼く鶏の照り焼きや、ふわトロ卵の親子丼、鮭のムニエル、ハンバーグ…内容はさまざま。時には、ナポリタンやミートソースのグルテンフリーのパスタも登場します。１日10食限定ですので、気になる方はお早めにどうぞ。なお、お弁当としてテイクアウトすることもできますよ。

リーズナブルなモーニングも

　朝８時からオープンしている同店では、モーニングセットも人気があります。トースト・ゆで卵・サラダの洋風メニュー、卵かけご飯やおにぎりにお味噌汁とお漬物がセットになった和風メニューがあります。いずれも選べるドリンクがついて500円とリーズナブル。朝から活動的なご高齢の方や、出勤前のサラリーマンなど常連さんの姿が多く、モーニングタイムの店内はとても和やかな雰囲気に包まれています。

　奥田店長は「小さなお子様連れのママも安心して過ごしていただけるよう、店内にはキッズスペースも設けています。メニューも体に優しいものを取り揃えてお待ちしています。ふらっと気軽に立ち寄って、居心地のいいカフェだと感じていただけたら嬉しいですね。」と話してくださいました。障がいを持った方のための就労支援施設で作られる質の高い商品を多くの方に知ってもらいたいと奮闘する『cafe roi mimi』。体に優しい食事と、絶品のコーヒーで迎えてくれる同店で、皆さんも癒しのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。