【北海道・札幌】有名シェフのセレクトショップ『CHIOSCO』は“買い物”も“ちょい飲み”も…その気軽さが魅力

　昨年11月、札幌に開店した『CHIOSCO（キオスコ）』をご紹介します。こちらは、人気イタリア料理店のセレクトショップで、食品やお酒、雑貨など、バラエティー豊かな商品を購入することができます。“バル”としても評判が高い同店では、販売しているお酒や惣菜をその場で味わえるのも魅力の一つ。海外にいるかのようなお洒落な雰囲気で、商品をみてまわるだけでも気持ちが弾みます。今回は、お店の魅力や開店にかける思いを詳しくご紹介します。

人気イタリアンの姉妹店

　『CHIOSCO』は、札幌市電・西15丁目駅から徒歩３分、地下鉄東西線・西11丁目駅、西18丁目駅それぞれから徒歩５、６分ほどのアクセスの良い場所にお店を構えています。こちらは、道内の人気イタリアンレストラン『マガーリ』が同所に移転オープンしたのを機に、昨年11月に新しく開店しました。同店は、マガーリの宮下オーナーシェフが作るお惣菜や加工食品、イタリアから買い付けてきた雑貨など、さまざまな商品を販売しているセレクトショップです。店名のキオスコも、イタリアの駅でよく見かけるコンビニエンスストアの“CHIOSCO”からきているそうです。

海外のようなお洒落な雰囲気

　煉瓦造りのお洒落な建物の１階にあり、パンタグラフのような屋根や時計が駅のプラットホームを思わせるお洒落な外観が目を引きます。入り口は全面ガラスで、夏場はオープンテラスにできる仕掛け付きです。店内は、落ち着いた色合いの壁と木彫の家具で統一され、ところどころに飾られたポスターや陳列している商品がアクセントとなって、洗練された空間を作り出しています。ここが札幌だと忘れてしまうほどの“海外気分”を感じることができますよ。

売れ筋は“シャルキュトリー”

　入り口すぐのショーケースには、マガーリと同じ食材を使用した“お惣菜”が並びます。ナスやトマトなどの野菜を軽く煮た“カポナータ”や、魚を酢で漬けた地中海料理の“エスカベッシュ”など、一流の味をテイクアウトできるのが嬉しいですね。また、ハムやテリーヌ、コンフィといった、フランスの伝統的なお肉の加工品全般を示す“シャルキュトリー”も充実しています。

　お店特製の“シャルキュトリー”は、すべて北海道産のお肉を使用して作っているのが特徴です。中でも人気の商品は、“合鴨のスモーク”だといいます。こちらは、滝川産の鴨肉を10日間塩と蜂蜜でマリネしてから、じっくり燻製して出来上がる珠玉の一品。蜂蜜のほのかな甘みと鴨肉の脂身の組み合わせが絶妙で、燻した香りが鼻に抜ける様に思わず感嘆の声が漏れてしまいます。50g/380円とお財布に優しい値段なのも嬉しいポイントです。お酒とともに店内でいただくもよし、テイクアウトで家族と楽しむもよし、ギフトで贈るもよし…この一品があればパッと食卓が彩りますね。

　商品棚には、オリーブオイルにお菓子、パスタ、カップラーメンまで、色とりどりの食品が並びます。宮下シェフが監修した商品やヨーロッパから仕入れた食材など、シェフが食べて“美味しい”と感じたものだけを選んで置いているので、どれを購入しても良質なものばかり。商品は時期ごとに入れ替わるため、訪れるたびに新たな物に出会えそうですね。

ランチのパスタも人気♪

　お昼には、パスタランチを楽しめます。パスタにサラダ・ミネストローネ・フォカッチャが付いて1,296円とお手頃価格で、本店のレストランのシェフが調理する“マガーリの味”を堪能できると評判です。旬の食材を使用したパスタは、季節によって常時４種類ほどが並んでいます。また、営業時間通してバルが利用でき、買い物ついでやお仕事帰りなど、好みの時間帯に“軽く一杯”を楽しむことも。レストランの予約前にウェイティングバーとして利用するお客様も多いそうです。

“ワクワクするお店へ”

　さまざまな商品が売っている“ショップ”と、お酒や惣菜を楽しめる“バル”が一緒になった同店は、お客様から“このようなお店はなかなかない”との驚きの声も聞かれるそうです。
　「お買い物だけして帰る方も、気になった商品をこの場所で召し上がる方も、お客様それぞれが自由に過ごしていただけるお店になっています。これからもお客様がワクワクするような商品を揃えていきたいと思っています！ぜひ気軽にお立ち寄りください。」と店長さんは話してくださいました。

　好みの利用方法で気軽に立ち寄ることができる『CHIOSCO』へ、皆さんも足を運んでみてくださいね。