※閉店※【東京・渋谷】日本料理と日本酒の“ペアリング”を堪能できる『ふた味』は大人の寛ぎ空間

今回ご紹介するお店『ふた味』は、東京青山の表参道駅から徒歩6分の場所にあります。2017年1月7日にオープンした、真新しいモダンな建物が印象的です。有名料理人が提供する四季折々の日本料理と、人気ソムリエがペアリングした日本酒がいただけるのだとか。早速、店長の田中さんにお話を伺いました。

“味の中にある味”料理長が生み出す渾身の日本料理

▲料理長・西山さん

元々社長がアルバイトとして居酒屋で働いていた時に、そこのお店の料理長を務めていたのが、現在『ふた味』の料理長である西山さんでした。西山さんの料理に惚れ込んだ社長は「自分のお店を開く時には、一緒に働いて欲しい。」とオファー。それから口説き続けること5年。この度、西山さんを料理長に迎え同店をオープンすることとなりました。

西山さんは、有名料亭や旅館など国内外で腕を振るってきたベテラン料理人です。師匠の言葉である、“味の中の味を見つける”をモットーに、長年日本料理の修業をされてきたそうです。その職人魂を今現在『ふた味』でも守り続けており、“美味しさが二度追いかけてくる”という深い味わいの日本料理でお客様を魅了しています。

日本酒のソムリエがペアリング

▲酒ソムリエ・赤星さん

当初オープン前は、一般的な日本料理を提供するお店と決まっていたそうです。そんな中、西山さんが日本酒とイタリア料理をペアリングした美味しいレストランがあるという情報を聞きつけ行ってみたところ、酒ソムリエの赤星さんがセレクトする日本酒の味に感動したそうです。赤星さんは20年程、ニューヨークで日本酒を広めてきた有名ソムリエです。アメリカの日本酒ブームの火付け役となったカリスマ的存在。そこで西山さんは、日本料理と日本酒のペアリングを提案。こうして、有名料理人と人気ソムリエのコラボレーションが実現しました。店名の『ふた味』には、“日本料理と日本酒のペアリングを楽しむ”という意味も込められているそうです。

旬のコース料理と厳選された日本酒に舌鼓

料理は、月替わりのコースメニューが一つというシンプルな内容。13～14品ある料理一品一品に対して、日本酒を30～40mlのおちょこ一杯程度をペアリングしていきます。料理とどうペアリングしていくのかは、とても難しいと言います。月に2回、10人程が集まり料理との相性を確かめて、一つひとつ丹念に決めていくこだわりようです。日本酒が苦手なお客様でも、飲み方や料理との相性によっては味も変わり、美味しいと感じられることもあるそうです。ペアリングを楽しむための、色々な提案ができるのも同店の強みです。食べる順番や飲む順番を変えるだけでも日本酒の味が変わるそうですよ。また、日本酒とのペアリングなしのコースでは、ワインやウイスキー、焼酎など幅広く取り揃えられており、お好みのお酒を楽しむこともできます。

清潔感のある落ち着いた雰囲気でリラックス

店内はシンプルで、木と漆喰をふんだんに使った和の大人の雰囲気が漂います。内装は西山さんの出身地である愛媛県産のものに特化したそうです。6席あるカウンターは同僚同士やカップルのご利用が多く、個室は接待などによく使われているそうです。

同店はお客様の口コミで人気が広がり、リピーターの方も多くいらっしゃるそうです。
「毎朝築地に通い、厳選した旬の素材の持ち味を大切に活かす日本料理を提供しています。味だけでなく彩りや器にもこだわっているので視覚的にも料理を楽しめます。白を基調とした品のある雰囲気の店内で、お料理との“SAKE”のマリアージュを堪能してください。」と田中さん。

大人の雰囲気漂う『ふた味』で、日本料理とお酒のペアリングを堪能してみてはいかがでしょうか。