【宮城・仙台】仙台朝市の新鮮食材を使った中華料理と全国から取り寄せた純米酒のマリアージュ『炭焼きジュッコ シマウマ酒店』

　仙台駅西口を出てすぐ。毎日威勢の良い声が飛び交う仙台朝市は、新鮮な野菜や果物、魚介類を求めてやってくる地元の方や飲食店の方たちで賑わっています。その仙台朝市のビルの2階に、仕入れたばかりの新鮮食材を使った中華料理がいただける酒処があります。2017年7月12日オープンの『炭焼きジュッコ シマウマ酒店』です。開店以来、今なお右肩上がりの人気を博しています。今回はシマウマ酒店運営会社のマネージャー沼舘さんに、人気の秘密を伺ってきました。

居酒屋は裏通りにあってこそ風情がある

　『炭焼きジュッコ シマウマ酒店』がこの土地にオープンしたのは、社長の「このあたりで店を開きたい。」というかねてからの願いがあったから。社長は、駅前の大型ショッピングビルの裏手に理想の物件がないか、ずっと探し歩いていたのだそうです。ちょうどそんな時、仙台朝市の角に空き物件が見つかりました。仙台朝市の新鮮な食材がすぐ手に入るうえ、飲食店がそこまで多くないこの場所ならば、需要はあるのではないかと考えたそうです。何より、仙台朝市の下町情緒あふれる場所で、日本酒を飲めるというところが同店の魅力。この風情ある空間がお客さまにも好評で、開店以来右肩上がりの成長を遂げています。

純米酒と中華料理のマリアージュ

▲シャキシャキ豆苗炒め

　お店のコンセプトは、美味しい純米酒と中華料理のマリアージュを楽しんでもらいたいというもの。人気メニューは、“シャキシャキ豆苗炒め”と“本日の藁炙り カルパッチョ仕立て”がツートップです。“シャキシャキ豆苗炒め”は、その名の通り豆苗のシャキシャキした食感がやみつきになる炒め物。自慢の純米酒がぐいぐい進むメニューです。“本日の藁炙り カルパッチョ仕立て”は、時季によって使用する魚が変わります。自慢の囲炉裏でじっくり炙り、時間をかけて最高の状態に仕上げるのだとか。餃子も不動の人気メニューです。やっぱりお酒のアテには餃子が合いますよね。

　また、グランドメニューのほかに旬の食材を使った期間限定メニューも豊富に取り揃えています。仙台朝市に並ぶ新鮮な旬の食材を使って調理しているので、いつ行っても飽きの来ないメニューを楽しめるのも同店の魅力。注文があってから、一品一品丁寧に焼き上げるこだわりの炉端焼きは、仙台が発祥とも言われているそうです。美味しい純米酒を片手に、季節を感じる食材の炉端焼きを堪能してみてはいかがでしょうか。

“氷レモンハイ”にヤミツキ！

　ドリンクは、全国から取り寄せている純米酒だけではありません。今一番人気のドリンクメニューは、“氷レモンハイ”とのこと。グラスの中にはキンキンに凍った生レモンと、みずみずしいフレッシュレモンが入っています。そのレモンを潰しながらいただくジューシーなレモンハイ。自分の手でレモンを潰しながら飲む作業が楽しいことも人気の秘密ですが、チューハイのお替わりはリーズナブルな値段で追加できるのが嬉しいポイント。ついつい2杯3杯とお代りが進んでしまうそうです。

個性的な広々とした店内

　シマウマ酒店の系列店は、20～30席程のお店ばかりでしたが、『炭焼きジュッコ』は70席という広々とした店内が自慢です。ガヤガヤとした賑わいが楽しい気分にさせてくれます。内装のデザインは外部のデザイナーや業者を使うことなく、社長とディレクターで細部に至るまでデザインしているそうです。他店舗もすべて社長とディレクターのセンスで決めているので、各店舗それぞれ個性がありつつも、統一した“らしさ”があります。『炭焼きジュッコ』は和洋折衷をイメージした他にはない個性的なデザイン。この不思議な味わいある空間がクセになりますよ。

仙台駅前で地域No.1を目指す

　仙台駅前は、観光客や出張で訪れるビジネスマンが最初に降り立つ駅です。そのためビジネスホテルも多く、地元の人や観光客で常に賑わっています。『炭焼きジュッコ シマウマ酒店』はそのターミナルである仙台駅の目の前ということで、通いやすさは抜群です。「今後は地域No.1を目指して、“シマウマ酒店ブランド”を仙台に根付かせていきたいです。」と、沼舘さんは意欲を燃やします。リーズナブルな値段で終電ギリギリまでお酒を楽しむなら同店で決まりです。看板に描かれた味のあるシマウマが、いつでもお出迎えしてくれますよ。