【北海道・札幌】ラーメン激戦区・狸小路にオープン!舌と目で味わう『麺匠 渾身』の鯛ラーメン
約200店舗が軒を連ねる狸小路商店街。なかでも、狸小路6丁目は、15店舗以上のラーメン店が集まるエリアです。2017年11月19日、そんなラーメン激戦区の一角に、力強いタッチで描かれた鯛の看板が人目をひく『麺匠 渾身』がオープンしました。今回は、そこで鯛ラーメン作りに没頭する店長の川端さんにお話を伺いました。
激戦区にてラーメンと真摯に向き合う “渾身の一杯”
ラーメンには、牛骨、豚骨、野菜、魚介など出汁の種類は色々ありますが、『麺匠 渾身』は、魚介系のラーメン店です。
魚介系ラーメンといえば、煮干しなどを使うのが主流でしたが、最近は鮮魚を使う、いわゆる“鮮魚系ラーメン”が増えてきています。今、鮮魚系ラーメンにおいて鯛は注目されている素材の1つです。鯛といえば、お正月をはじめ祝いの席ではかかせない、ハレの日の食材。高級魚としても知られています。同店では、そんな鯛(鮮魚)のあらがべースとなったラーメンを提供しています。
こちらのラーメンは“淡麗真鯛らーめん”と“濃厚真鯛らーめん”の2種類。券売機で食券を買って注文します。初めて訪れる人の多くが淡麗真鯛らーめんを注文するそうで、この店の看板メニューとなっています。鯛の旨味を一杯のラーメンに凝縮させるため、スープの仕込みは時間をかけて丁寧に行っています。淡麗の場合は弱火で煮込むこと約9時間、濃厚の場合は強火で7時間かけて煮込んでいるとか。塩加減にもこだわり、旨味が塩味に勝つように試食を繰り返し、絶妙に調節しています。
鯛の旨味がぎゅっと凝縮。味も見た目も美味しい一杯を
「鯛風味のラーメンではなく、鯛料理だと思って提供している。」と語る店長の川端さん。鯛ラーメンに必要な、鯛のあらや鯛ぼしの仕入れは、決して簡単ではありません。より多くの人に鯛ラーメンを提供するためには、安定した仕入れルートの獲得もラーメン作りにかかせない工程だと教えてくれました。淡麗に使う鯛のあらは10kg、濃厚は20kg。その出汁をベースに鶏ガラなどをブレンドさせてスープが完成します。これだけ手が込んでいながら、淡麗は780円。鯛がほんのりと香る味玉と、鯛の身ほぐしをトッピングしても1,080円です。“店の儲けよりも、鯛を存分に味わってほしい”という店長の心意気がこの価格には込められています。
チャーシューは鮮やかなピンク色のレアチャーシュー。麺は北海道産小麦100%。スープに合うように『麺匠 渾身』専用の刃を使って製麺をしています。書道家によって、書かれた力強い鯛が踊る器も同店のこだわりです。和食は、味はもちろん、美しい見た目や繊細な盛り付けも重視して作られますが、『麺匠 渾身』のラーメンには、そんな和食の心が宿っています。
一杯のラーメンにスタッフ全員の力と心を込めて
和の雰囲気漂う店内。流れるBGMも和の雰囲気に合わせて選んでいるとか。ラーメン屋ですが、カウンターに座れば、小料理屋にいるようです。ラーメンの他には、つけ麺、鯛めしなどもあります。鯛めしは、つけ麺とセットで注文し、スープにつけて食べるのが『渾身』流。一杯で、鯛料理のフルコースを味わったかのような満足感が得られます。そんな鯛ラーメンに魅せられて、一人、また一人と多くのファンが足を運び、店の前に行列を作っているのです。
「有料広告等の宣伝はしていないんですよ。」と川端さん。その理由は、本当に美味しいと皆が認めるラーメンであれば、口コミやリピーターとして、多くのお客様が訪れると信じているからです。多くの人に愛される一杯を提供するため、今日も、ただ、ひたむきにラーメンと向き合っています。
「社員とアルバイトをあわせて7名。全員で、美味しい”渾身の一杯”を全力で提供しています!是非みなさんに食べていただきたいです。」と川端さん。
ラーメン激戦エリアの中心に、2017年11月に誕生した『麺匠 渾身』。至福の鯛料理を楽しみに同店の暖簾をくぐってみて下さい。
店舗名 | 麺匠 渾身 |
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住所 | 北海道札幌市中央区南3条西6丁目9 T6西ビル1F |
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電話番号 | 011-596-0007 |
アクセス | 札幌市電狸小路駅から徒歩3分 |
営業時間 | 11:00〜22:00(L.O.21:45) |
定休日 | 年中無休 |
ホームページ | https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1057195/ |
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