【神奈川・藤沢】人魚が開くレストラン！？ 江ノ島で人気の『Lucky Meal Mermaid』の魅力の秘密に迫る！

　相模湾に面した湘南エリアにある江ノ島は、夏になると家族連れや湘南に憧れる若者観光客達で賑わい、秋冬になると地元の方がのんびりとした海を眺めながら散歩や、サーフィンを楽しめる場所です。
　江ノ島内にある江島神社は関東有数のパワースポットとしても人気で、縁結びや芸事、金運などにご利益があります。
　また、江ノ島には龍の伝説が言い伝えられており、龍神の聖地とも言われています。

　そんな江ノ島の玄関口である小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅は一度行ったら忘れられない駅。竜宮城のような形をしており、訪れたほとんどの方が駅の前で記念撮影をしています。
　夜になるとライトアップされ一段と神秘的で、さすが龍神の聖地の玄関口です。

　そんな遊び心のある片瀬江ノ島駅から徒歩1分、境川沿いにある白亜の建物の2階がSNSやテレビでも話題の『Lucky Meal Mermaid(ラッキーミールマーメイド)』です。

階段を上がれば広がるマーメイドの世界

　川沿いに面した階段を上がると、そこはまるで地中海を彷彿とさせる隠れ家リゾート。解放感あふれるテラス席やウィンドチャイムの心地良い音色、川や鳥たちが発する自然の音で、日頃の緊張感から解放されていくのを感じることができます。
　席のほとんどが朝日の方角に向いています。朝日を浴びながらテラス席で過ごせば、とても充実した一日のスタートを切れるのでは…！

　店内に入ると、白く輝く壁や床と、広く高い天井が広がり、まるで異空間に迷い込んだよう。
　天井から飾られている大小さまざまなウィンドチャイムや貝のシャンデリア、何気なく置いてあるアイテムはどれも洗練されており、「こんな家に住みたい！」という言葉が出てしまうほどです。

食事を楽しんでいただくための空間作り

　オーナーの清水さんは2012年から貝殻やウィンドチャイムを中心とした雑貨店『風凜堂』を経営。バリ島やセブ島にて自らの目で商品を厳選し、仕入れています。
　身体に良くておいしい料理を作ることも好きだった清水さんは、2016年に『風凜堂』の姉妹店としてカフェレストラン『Lucky Meal Mermaid』をオープンさせました。
　同店で一番大事にしていることは”空気感”。
　お客様が来店した際に「異空間に迷い込んだのでは？」と感じる驚き、料理が出てきた時の驚き、料理を食べた時の驚き、帰宅した後も解けない魔法にかかったような驚き…。
　そんな気持ちになってもらえるような空気感を作ることにこだわっています。

　席に座ると、目に入るのは壁に飾られている江ノ島の風景画です。
　こちらの絵は江ノ島の写真をバリ島の画家に見せてアクリル画にしてもらい、伝統工芸品でもあるバリ彫刻で作ったフレームに入れて展示しています。
　
　一つひとつのこだわりが、江ノ島にいながらリゾート気分を感じてもらえる理由なのではないかと感じます。

人魚の夢の中の物語。。。

メニューを開くと、
「そう。。
ここは、人魚が開くレストラン。。
もう一つの人魚の物語。。
ハッピーエンドの人魚の夢の中。。」

　お店の空気感とストーリーの掛け合わせが絶妙で、”人魚が開くレストラン”としての認知度が高い秘密はここにあるのだと感じました。

人気メニュー・マーメイドスパゲッティに舌鼓

　本当に人魚が出てくるような不思議な時間の流れを感じるお店で、一番人気のメニューはマーメイドスパゲッティ！
　カラフルな貝殻が乗っていて、目でも楽しめる料理となっています。
　鎌倉の鮮魚店で仕入れた真鯛と、野菜を煮込んで作ったフュメ・ド・ポワソン。片瀬海岸であがった新鮮なイワシを塩漬けして、1年じっくりと熟成させて作った鵠沼魚醤。ホタテの仲間の二枚貝である、天然の鮮やかな色のヒオウギ貝。こちらのスパゲッティは、たくさんのこだわりが詰まった贅沢な一品です。
　人魚が大好きなカラフルで美味しい海の幸をふんだんに使用しており、何度も食べたくなるやみつきの味です。

マーメイドオススメのドリンクはいかがですか？

　カラフルでおいしいのは料理だけではありません。
　一番人気のノンアルコールカクテル・江ノ島サンセットは、パワフルな太陽が海に沈んでいく様子をイメージして作られています。混ぜると深海を思わせるターコイズグリーンになり、マーメイドが大好きな海の世界へといざなわれるようです。

昼と夜の空気感の違いをお楽しみください

　夜になるとお店全体がムーディーに様変わり。暖かくも色っぽい空間を演出します。
　おとぎ話のマーメイドの世界が現実になったかのような不思議な空間で、大切な人と最高の食事の時間を過ごしてみてはいかがですか？

■文、写真・旅するマーメイド