【北海道・すすきの】夜更かしに訪れたい隠れ家『MAGIC BAR とまり木』で摩訶不思議で心躍る時間を

　飲んで、談笑して…まだ帰りたくない夜の2軒目にぴったりな、ちょっと変わったバーがすすきの駅から3分の好アクセスにあります。今回紹介するのは、2016年9月26日にオープンした『MAGIC BAR とまり木』。繁華街の喧騒を忘れ、テーブルマジックのパフォーマンスに心躍らせながらお酒が飲める大人の空間です。お子様連れで楽しめる時間帯もあり、旅行客や地元の学生を中心にリピーターを獲得し続けている穴場なのだとか。

子どもの頃に何気なく始めたマジックが仕事に

　店主の石川さんはもともと北海道の出身です。23歳の頃に上京し、仕事の傍ら懸命にマジックの修業に励んできたといいます。マジックグッズの実演販売に始まり、ストリートマジック、知人の紹介を受けたマジックバーでのパフォーマンスなど、折に触れてその腕を磨き続け、志を胸に札幌に帰ってきました。大好きなマジックへ注ぎ続けた情熱と実直な努力が実を結び、昨年ついに『MAGIC BAR とまり木』がオープンする運びとなりました。

　東京で修業に明け暮れながら、“どんなスタイルでプロを目指すか”を考え続けていた石川さん。マジックバーの開業という道を選んでからは、パフォーマンスの腕を磨きながらお酒の勉強にも精を出していたのだとか。
　石川さんがマジックに興味を持ったのは中学生の頃なのだそう。何気なく始めたマジックが趣味となり、いつしか人生のピースになっていたなんて…マジックのタネと同じくらい摩訶不思議です。

17時～20時はお子様連れも大歓迎！

　『MAGIC BAR とまり木』があるのは、すすきのの歓楽街から少し外れた場所。マジックは大人から子供まで幅広い世代が楽しめるものだからこそ、子ども連れでも安心な落ち着いた場所での営業を決めたそうです。
　基本料金の90分4,000円に対し、お子様の入店が可能な17時～20時の間は小・中学生1,500円、高校生2,500円という家族限定プランも。こちらのプランは前日までの事前予約制とのことです。ご家族でお出かけの締めくくりに、わくわくのマジック見学を組み込んでみるのもいいですね。

　トランプやコインなど日用品を使ったものや、最も歴史が古いと言われるカップとボールを使ったものなど、石川さんが見せてくれるマジックのレパートリーは数知れず。お客様の心を読むメンタリズムまで可能というから驚きです。「お土産を持って帰れるような、思い出に残るマジックを中心にお見せしています。写真や動画の撮影もOKですよ。」すすきのに何軒かあるマジックバーの中で一番新しい同店ですが、マジックの内容も特に現代的なものを取り入れているのだそうです。

100種類以上のドリンクとおつまみ

　『MAGIC BAR とまり木』では、組み合わせ次第で何十通りにもアレンジできるカクテルをはじめ、ウイスキー、ワイン、ビールなど豊富なドリンクが用意されています。その数は実に100種類以上。爽やかな甘酸っぱさの“スミノフレモネード”はレモン、ぶどう、グレープフルーツと3種類の味から選べます。

▲マジックの合間に、メーカーの中で弾けるポップコーンを眺めるのも楽しいかも

　ポップコーンやチョコレート、枝豆、チーズなど、手軽につまめるスナックもあります。ポップコーンは専用のメーカーでお客様の目が届くところで手作りしたり、チョコレートは厳選した美味しいものを出すなど、マジック以外の面にもこだわりを見せるのが同店のカッコイイところ。予約制でお出しする手作りピザもぜひ味わってみて下さいね。

お客様の過ごし方に合わせたサービス

　石川さんは、90分の間に見せるマジックの数にこだわらず、お客様のペースで楽しんでもらうことを大切にしています。「たくさん見たい方には色々なマジックを連続でお見せすることもあるし、3つほど見たらあとはお喋りしたいなっていう方もいて、皆さんまちまちです。誕生日や記念日には少し華やかな演出をしたり、音楽に合わせたパフォーマンスも行います。」カウンター越しに間近で見る生のマジックは、テレビで見るのとは全く違う格別の臨場感がありますよ。

支えてくれるみんなに感謝を込めて

　2017年9月に開店1周年を迎えた同店。「ここまで支えてくれた皆さんに感謝の毎日です。一度来ればリピーターになってくれる方ばかりなので、新規の方の集客に力を入れていきたいですね。」お世話になった先輩マジシャンをはじめ、たくさんの方がお祝いしてくれた開店当初を嬉しそうに振り返る石川さん。9月に迎えた1周年にも友人や知人、常連のお客様がカウンターに顔を揃え、みんなでささやかにお祝いをしたそう。今後は接客担当のスタッフを仲間に迎え、完全なるパフォーマーとなってお客様を楽しませたいと考えているようですよ。

くつろぎの中で摩訶不思議な時間を

　マジシャンが帽子の中から出すハト=鳥のイメージと、“みんながゆっくりできる、止まり木のようなお店になりますように…”という願いから名付けられた『MAGIC BAR とまり木』。今日も店内から、拍手と歓声が聞こえてきます。