【沖縄・与那原】『民宿アガイ浜』でディープな体験を。沖縄県民の生活を味わえる宿

　海に面した静かな町・沖縄県与那原町に、沖縄らしさを体験しながら宿泊ができる施設があります。それが、今回ご紹介する『民宿アガイ浜』。
埋め立てによって造られた人工島の東浜（あがりはま）に位置している同宿は、旅好きのオーナー天久（あめく）さんファミリーが営んでいるアットホームな民宿です。
　多くの観光客の憩いの場となっている『民宿アガイ浜』の魅力を取材してきました！

旅好きが高じてゲストハウス経営に

　もともと旅が好きな天久さんは、大学在学中にバックパッカーとして世界一周旅行を達成しました。たくさんの現地の人のあたたかい協力に支えられて達成したことで「自分も旅行業や宿泊業に携わりたい」と思うようになったそうです。
　たまたまお父さまが東浜に土地を所有していたことから、ゲストハウス経営を決意。大学卒業後に大手ゲストハウスで学びながら、自身の民宿事業立ち上げを企画し、2009年12月に『民宿アガイ浜』をオープンしました。

沖縄県民の生活に触れられるゲストハウス

　沖縄の昔ながらの民家をイメージして建てられた同宿。沖縄民家の間取りを参考に、内装や設計を考えたそうです。
　沖縄らしさにこだわったのは、お客さまに沖縄現地の雰囲気を思いきり味わってほしいという想いから。

　「沖縄でゲストハウスを営んでいるオーナーさんたちは、本土から移住してきた方が多いんです。でも『民宿アガイ浜』は、私も妻も沖縄出身・沖縄育ち。生まれたころから身に染みている沖縄県民の生活は、私たちにとっては普通なことでも、県外の方にとっては新鮮なものです。沖縄らしさに触れながら過ごしていただけると思いますよ。」
　
　沖縄育ちの天久さん夫妻は、ローカル情報にもとても詳しいです。ガイドブックには載っていないようなスポットや飲食店を紹介してもらうこともできますよ。
　ちなみに、看板猫のチョムスキーは『民宿アガイ浜』の人気者！「猫に会いたくて来ました！」というお客さまもいるほどなのだとか。人懐こいチョムスキーを撫でていると、不思議と旅の疲れが癒されてきます。

部屋タイプは個室とドミトリー

　宿泊できるお部屋は、個室タイプとドミトリータイプの2種類から選べます。
　個室は、最大3名が宿泊できる4畳半の和室。お一人での利用は4,000円～、2名以上だと一人当たり2,800円～ですが、シーズンや曜日によって変動するので公式サイトを参照してくださいね。

　男女別のドミトリータイプは、2段ベッドが2台ずつある相部屋。一人2,300円～ですが、こちらも価格変動があるため事前に公式サイトを確認しましょう。ほかの宿泊客との交流も楽しめるドミトリーは、長期宿泊のさいにおすすめだそうです。
　シャワー、トイレ、キッチンのほか、洗濯機や物干し場もあり、バックパッカーに喜ばれています。

『民宿アガイ浜』から与那原町を活性化！

　天久さんは、与那原町の活性化にも力を入れています。
　「もともと浦添出身で与那原にはゆかりがなかったですが、ゲストハウス経営を通じてたくさんの与那原町民と知り合い、多くのあたたかい応援と支援をいただきました。お世話になった皆さんに、なにか恩返しをしたいと思って商工会議所や地元の方と一緒になって、与那原町にしかないコンテンツを作っている最中です！与那原町は観光地でもないですし、ガイドブックにも載っていないエリア。だからこそ、この町らしい楽しみ方があると思うんです。」

　また、奥さまやお子さんの視点も取り入れ、女性一人でも安心して泊まれたり、お子さま連れのお客さまでもゆっくりとくつろげる空間作りを心掛けているのだとか。細やかな心配りに、どんなお客さまでも満足して帰ってくれるそうです。
　海沿いの静かな町で、沖縄育ちのファミリーと一緒に、思い出に残るディープな宿泊体験をしてくださいね。