【愛知・名古屋】子育て世代の強い味方！焼きたてパンが大人気の『ぱんぱぺっと』は地域の子どもを見守る優しいパン屋さん

　名古屋市天白区にある、子どもたちにも大人気のパン屋『ぱんぱぺっと』。元学童保育指導員のオーナ・高井さんがオープンしたこちらのお店では、おいしいパンはもちろん、お母さんがパンを選んでいる間に子どもの相手をしてくれるなど、あたたかなサービスを提供しています。
　学校帰りの子どもたちも立ち寄るほどアットホームな同店。その魅力を紐解きます！

学童保育指導員からの転身

　高井さんは、学童保育指導員としてさまざまな地域の子どもたちと関わってきました。そんな高井さんがパン屋を始めたきっかけは、お母さまの「パン屋をやりたかった。」という一言。
　その言葉を聞いてからは、開業を目指して一念発起。岡山の“リエゾンプロジェクト”という、パン屋の開業をサポートしてくれる研修会に参加し、全く経験のなかったパン作りの技術を習得しました。

　そして、2017年11月25日『ぱんぱぺっと』をオープン。お母さまが長年抱いていた夢を叶えたのだそう。もちろん、お母さまも高井さんと並んで店に立ち、笑顔でお店に花を添えています。　

安心して子どもと一緒にパンを選べるパン屋

　『ぱんぱぺっと』のコンセプトは、子育て世代に気楽に入ってもらえるパン屋さん。
　ポップな黄色い扉を開けると、おしゃれな照明が明るく照らす、淡い黄色と白を基調とした空間が広がっています。

　店内には、パン屋には似つかわしくない子ども用机があります。これこそ、同店の人気の秘密でもあり、高井さんの最大のこだわり。
　おもちゃや絵本などもあり、お母さんがパンを選んでいる間も、子どもは退屈せずに遊んで待つことができるのです。時には高井さんが一緒に遊んでくれることもあるそうで、子育て世代からの支持は抜群です！

　また、学童保育で触れ合ってきた子どもたちも訪れてくれるのだとか。高井さんも子どもたちも顔と名前を見知った仲。営業中に窓から手を振ってくれるのも、高井さんのパワーの源です。
　「半分、駄菓子屋感覚で通ってくれてます。パン屋になっても、みんなの成長を見守れるのは楽しいですよね。」とうれしそうに話してくださいました。
　『ぱんぱぺっと』は、常連さんが小学１年生から90歳までという幅広い世代に愛される、まちのパン屋さんです。

天然酵母パンと無添加焼きたてパン

　いつでも焼きたてのパンを提供するために、少量を数回に分けて焼いています。パンに使用している小麦は、北海道産の小麦を100%使用。添加物は一切使用していないため、安心安全です。

　また、土日限定で天然酵母パンも提供しています。天然酵母パンは、発酵に7～8時間かかるため、朝5時に仕込んでも焼き始めるのは昼の12時です。
　なかでも人気の商品は“天然酵母くるみぶどう”で、クルミと干しぶどうの食感を楽しめます。手間ひまかけてつくる、土日限定・天然酵母パン、ぜひ食べてみてくださいね。

上質な牛乳を使ったカスタードクリームパン

　『ぱんぱぺっと』指折りの人気商品は“delaカスタードクリームパン”。名古屋の農業センター（delaファーム）の牛乳を使用しているこだわりのカスタードで、なめらかなうえ濃厚なのが特徴です。

　このカスタードクリームを使ったパンがもうひとつあります。それがチョコを練り込んだチョコカスタードを使用した“でらチョココルネ”。これはカスタードを作る金、土、月曜にしか作られない限定商品です。

　お店には20種類前後のパンが並びます。日常食として楽しんでもらいたいという想いから、お手ごろ価格で提供しているのも同店の魅力です。今日はどれを買うか、悩む時間もたのしそうですね。

子どもたちが親になっても通ってくれるパン屋を目指して

　「もっとたくさんのお客さまに来ていただきたいですね。そして、この店に通っていた子供たちが親になったときに、今度は自分の子どもを連れて店に来てくれるまで、この店を続けていいきたいです。」と素敵な目標を話してくださいました。

　子育て世代が気軽に来られるようにとのコンセプトで、元学童保育指導員の高井さんだからこその魅力がつまった『ぱんぱぺっと』。小さな子どもからご年配の方まで、みんなが笑顔になれるパン屋さんです。