【静岡・静岡市】歴史が息づく老舗「割烹 芳川」で味わう格別の美食体験

1837年創業の「割烹 芳川」は、旧東海道沿いに悠然と構える風格ある老舗であり、
その歴史は西郷隆盛や坂本龍馬、さらにはしみずの次郎長といった歴史的偉人たちをも魅了し、
長い時を超えて受け継がれてきた伝統と格式を色濃く残す特別な料理屋です。

歴史を重ねた空間と四季を映す庭園が織りなす至福のひととき

創業から百八十余年、芳川は時代の変化に寄り添いながら、老舗の誇りを守り続けてきました。
重厚な門をくぐると、静けさに包まれた空間が広がり、格式を感じさせる和の趣が漂います。
店内は全てが個室で構成されており、他の客を気にせず、贅沢な時間に身を委ねられるのも魅力。

窓の向こうに広がる日本庭園は、訪れる度に表情を変え、食事のひとときを華やかに彩ります。
春は桜が舞い、夏は青々とした緑がきらめき、秋には紅葉が庭を染め、冬には雪景色が凛と映えます。
ただ食事をするだけではなく、四季そのものを愛でるという至高の体験が、ここには息づいているのです。

秘伝のタレが光る鰻料理と旬を捉えた割烹の妙技に酔いしれる

芳川の看板を掲げる鰻料理は、創業以来継ぎ足し続けられてきた秘伝のタレに支えられています。
甘すぎず上品で、すっきりとした後味は他に類を見ず、香ばしく焼き上げた鰻の旨味を際立たせます。
蒸しと焼きを絶妙に重ねた鰻はふっくらと柔らかく、脂の乗りもほどよく、口に運ぶごとに豊かな滋味が広がります。

定番の「うな重」はもちろんのこと、会席仕立ての「芳川堪能会席 雅」では贅を尽くした料理が並びます。
小鉢に始まり、吸い物、造り、煮物、焼き物と続く構成は、旬の食材がふんだんに盛り込まれ、
鰻を用いた「う巻き」や「肝吸い」といった一品が絶妙なアクセントとなり、味わいの奥行きを深めます。

さらに季節ごとの献立もまた格別で、春は筍や山菜、夏は鮎や鱧、秋は松茸、冬は蟹や河豚が登場します。
いずれもその時期にしか味わえない旬材を活かした逸品であり、訪れるたびに新しい感動と出会えるのです。

地域に根差す温かな交流と老舗ならではの細やかなおもてなし

芳川はただ歴史を守るだけでなく、常に地域と共に歩み続ける存在でもあります。
年に二度の「芳川カフェ」では庭園を眺めながら甘味や軽食を楽しむことができ、
丑の日に催される「鰻祭」や、手仕事の品が集まる「ちょこっといち」なども多くの人で賑わいます。

また、店内では書道教室が開催されるなど、文化活動の場としても役割を担い、
食事以外の時間でも人々が集い、交流を育む温かな拠点として愛されています。
地域に寄り添う姿勢が、芳川が百八十年以上も変わらず支持され続ける理由の一つといえるでしょう。

割烹 芳川は、百八十余年の伝統と誇りを背に、進化を重ね続ける唯一無二の老舗です。
秘伝の鰻料理、旬を映した割烹の妙技、そして四季折々の庭園が織りなす美景。
それらに加え、温かなもてなしと地域とのつながりが、訪れる人々を深く魅了します。
そのひとときは、人生の記憶に刻まれるほどの価値を持ち、大切な時間をより特別にしてくれるでしょう。
ぜひ一度、百八十余年の歴史と味わいを受け継ぐ「割烹 芳川」で至福の時間を体感してみてください。