【北海道・山鼻】美味しすぎるウエディングケーキに脚光！念願の路面店がついにオープン『スウィーツ＆カフェ 奏春楼』

　美味しすぎるウエディングケーキが話題となり、“結婚式以外でも食べたい”との声でオープンした『スウィーツ＆カフェ 奏春楼（ソウシュンロウ）』。待望の路面店の誕生で、パティシエやショコラティエといったその道のプロが作る本格的なスウィーツが、いつでも購入できるようになりました。店内には、出来立てのパフェやクレープをその場でいただけるカフェスペースも。“地域密着”をキーワードに奮闘する同店は、開店１年を待たずして早くも地域の方に愛されている人気店へと成長を遂げました。そんな『奏春楼』の人気の秘訣に迫ります。

要望を受けて待望のオープン

　札幌市電山鼻線・静修学園前駅から徒歩８分ほど、石山通り沿いにある『スウィーツ＆カフェ 奏春楼』。2017年11月にオープンした同店は、結婚式場を運営している創和プロジェクト株式会社が初めて開いたスウィーツ専門店です。それまではウエディングケーキや引き出物のお菓子を作っていましたが、お客さまから“結婚式以外でもこのケーキを食べたい”との要望を受けて、ケーキ、焼き菓子、チョコレートのテイクアウトと、カフェでのイートインができるお店を開いたそうです。

可愛い店内は誰でも入りやすい

　外観と内装のテーマカラーは“白とピンク”です。明るく清潔感があり開放的な白色と可愛らしいピンクが、誰でも気軽に入りやすい雰囲気です。ヨーロッパの街角にある小さなお菓子屋さんを思わせる幸せな空間でのお菓子選びに、胸も高鳴りますね。店内でも一際目を引くのが、ショーケースに顔を揃えた色とりどりの洋菓子たち。赤や黄色に緑に茶色…季節のフルーツを身にまとった美しいケーキに、カラフルなマカロンなど、20種類ほどが店頭に並びます。

　さらに店内には、チョコレートとアイスそれぞれのショーケースも。プロのショコラティエが国内にも数台しかない高性能の専門機器を駆使し、完成度の高いオリジナルのチョコレートを販売しています。香り豊かなタンザニアショコラやキャラメルガナッシュ、フランボワーズなど、15種類以上のチョコレートが１粒210円ほど。宝石のように輝くチョコレートは高級店にも劣らない仕上がりにもかかわらず、この価格で購入できるとは驚きです。また、暑い時期にぴったりのアイスクリームは、バニラやチョコレートの定番のフレーバーや、バナナや桃・マンゴーなどのフルーツの味わいを楽しめますよ。

プロの技が光る定番ケーキ

　“定番のお菓子ほど、大事に、丁寧に”それが『奏春楼』のパティシエたちが抱える共通の想いなのだとか。例えば、ショートケーキは、フルーツや生クリームの水分が生地に吸い込まれることまで計算し、しっとりした食感を生み出しているそうです。また、多くのお客さまが食後にケーキを召し上がるため、食事の後でもさらりと一つを完食できるよう、程よい甘さに仕上げています。同じ食材を使用しても、微妙な分量や職人の腕で味わいが変わってくるため、スタッフ同士で定期的に試食を繰り返し、味の追求に余念がないといいます。シンプルな味わいほど奥が深いスウィーツの世界、パティシエ達の努力に支えられて“美味しい”と感じる一口が出来上がっていると思うと、感動も一塩ですよね。

　やはり同店の１番人気は“ショートケーキ”です。甘いものが苦手な方でもリピートしてしまうほどの、老若男女に愛される看板商品です。他にも、滑らかな食感がくせになるプリンも売れ筋。加熱する温度と時間で食感が変わってくるプリン、このトロッとした滑らかさは職人芸の賜物です。

出来立てが味わえる贅沢感を

　カフェスペースでは、パフェやクレープのスウィーツのほか、パスタやパン、ドリンクもいただけます。バターとメープルシュガーで味付けする焼きたてクレープは、素材のよさが活きた本場の味わいです。また、３種類あるパフェは、季節のフルーツ・チョコレート・ほうじ茶のフレーバーが楽しめます。中でも人気は“ほうじ茶のパフェ”で、パンナコッタ・アイス・ソース・マカロン全てにほうじ茶が入っている、ほうじ茶づくしの一品です。濃く煮出しているため、ほうじ茶の香ばしさが堪能できますよ。

“奏春楼の名前を知ってほしい”

　取材に応えてくださったマネージャーの菅野さんは「まだまだ駆け出しのお菓子屋さんなので、多くの方に知ってもらうため手を抜かずに一歩一歩やっていきたいです。まずは奏春楼の名前を広げるのが大事だと考えています。」と話してくださいました。一部の商品は通信販売もしています。詳しくはHPをご覧ください。

　地域に愛される注目の洋菓子店『スウィーツ＆カフェ 奏春楼』は、誰でも入りやすい雰囲気の店内と、パティシエたちの努力で生み出される丁寧な洋菓子が人気の秘訣ともいえそうです。