【北海道・札幌】カジュアルで居心地の良いワインバー『stem』で、美味しいワインとお料理を

東西線バスセンター前駅から徒歩3分の場所にワインバー『stem』がオープンしました。
2017年5月9日にオープンしたこちらは、長年料理長としても活躍し、ソムリエの資格を持つ清水さんが立ち上げたお店です。

長年の独立願望を遂に実現

アルバイトから飲食の世界に入り、ワインソムリエ資格の取得や、料理長としても活躍してきた清水さん。もともとイタリアンのお店で働いており、その当時からいつか独立してご自身のお店を持とうと考えていたそうです。
そして現在、“人と人、人とものを繋げられるようなお店でありたい”との想いを胸に、ワインバー『stem』を営業しています。
――独立を決意した頃から、東地区でお店を持とうと決められていたのですか？
「このあたりは市場もあるし酒蔵や劇場、昔からの卸問屋もあるんです。歴史ある街でもあるけど同時に進化しているエリアでもあると思うんですよ。そこに可能性を感じたんですよね。あと、下町のような雰囲気がありながら綺麗ですっきりとした街の造りが好きだったのもありますね。」
――こちらの物件は居抜きだったそうですが、内装などは変えられましたか？
「だいぶ変えましたね。もともと隠れ家っぽいお店作りをしていたようで、壁も天井も真っ黒でした。私は入りやすい雰囲気を作りたかったので全体的に白に変えて、明るめの内装にしました。席やテーブルに関しては、自分で作ったものが多いんです。父親の友人に内装業の方がいまして、作り方などを教えてもらいながら作りました。」
お店のロゴマークや名刺は、高校時代の友人に作ってもらうなど、周囲の方の力を借りながらお店をオープンしたとのこと。

普段使いができるワインのお店へ

開店日がゴールデンウイーク明けのため、食材を仕入れる業者などがお休みでオープンまで大変だったと話す清水さん。様々な苦労を乗り越えオープンさせた『stem』は、ワインバーというだけあり、豊富な種類のワインが楽しめます。もちろん、ワイン以外にも様々な種類のアルコールメニューが揃っています。
「当店のコンセプトは、普段使いができるワインのお店です。お店をオープンする理由として自慢の料理を作りたい、自慢のワインを出したいなど人それぞれだと思います。私は第一に“人が集まる場所を作りたい”という思いがありました。そのツールとして長年の飲食経験やソムリエの資格などがあると思っています。」
同店の客層としては、30代～以降の方が多く、おひとり様で来られる常連様も多いとのこと。ひとり飲みができるお店としても重宝しそうですね。

――お店のおすすめ料理を教えていただけますか？
「人気なのはアジと焼きナスのマリネや、キャベツのステーキですね。アジと焼きナスのマリネは、お寿司仕立てにして提供しています。ナスは焼いた後にマリネにして、味を染み込ませ、トロトロにしているんです。その上に軽くシメたアジをのせて、一緒に召し上がってもらう料理です。箸でも食べられますよ。」
この他にも豚肉を塩漬けにしてほろほろに煮込み、その後焼き上げる豚のスペアリブもおすすめだそう。ワインとの相性抜群な料理を中心に提供しています。

『stem』 今後の展開

「今は沢山のお客様に来ていただけて、嬉しい気持ちでいっぱいです。ただ、料理を作って回しているだけの現状にもなっているので、今後はもう少しお酒と料理の相性についてご提案できる環境にしたいとも思っています。そのためにも技術や知識があるスタッフを雇っていきたいですね。あとはケータリングや他店とのコラボなども展開していきたいです！日本でワインを飲むとなると、どうしても肩肘を張った印象があると思うのですが、カフェや居酒屋に行くような感覚で来てくださいね。」
日常的にふらっと立ち寄れるワインバーとしてオープンした『stem』。カジュアルで居心地の良い同店で、おいしいワインと料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。