【東京・浅草】たい焼きを自分で焼ける！『浅草たい焼き工房 求楽』は食材にもこだわる本格派のお店

　国内外から人気の観光地・浅草に2019年2月、“日本の食文化を発信する”新しいスタイルのお店が誕生しました。それが、たい焼きを自分で焼く体験ができる『浅草たい焼き工房 求楽（ぐらく）』です。
　お店の自慢は、ここでしかできない“体験”と、食材にもこだわった本格的な“味わい”。世界から熱視線を集めている同店の魅力を詳しくご紹介します。

注目企業の“たい焼き専門店”

　浅草寺に隅田川…言わずと知れた日本屈指の観光地・浅草で、“日本の食文化を世界に発信したい”とオープンしたお店が、今回紹介する『浅草たい焼き工房 求楽（ぐらく）』です。東京メトロ・浅草駅から徒歩８分、田原町駅から徒歩４分、つくばエクスプレス・浅草駅から徒歩４分ほどと、電車でのアクセスもバッチリです。

　赤い鳥居風の門構えに、“たい焼き”の文字が浮かび上がる提灯が、印象的な外観の同店。内装も、ちゃぶ台に座布団、浮世絵を思わせる装飾と“日本らしさ”を大切にしています。訪れるだけでも旅の思い出に深く刻まれそうですよね。

たい焼き作りを“体験”する楽しさ

　『浅草たい焼き工房 求楽』は、何といっても“体験型”のたい焼き専門店であるのが強みです。自分でたい焼きを焼けるお店は、ほかに類を見ません。体験の所要時間はおよそ１時間で、料金は大人3,500円、高校生2,500円、未就学児は無料です。

　体験では、焼き方の説明を聞いた後、実際にプロが使っているのと同じ器材を使用して、一人あたり６〜10匹のたい焼きを焼いていきます。生地を流し込み、餡子を入れておよそ２分で、甘く香ばしい香りが立ち込めてきます。自分の手で焼いた“たい焼き”は、我が子のように可愛らしく愛着が湧くほどです。こうして出来上がった“たい焼き”は、焼きたての熱々をいただけるほか、余ったものは持って帰るのもOKです。

中身の具材は、オーソドックスな小豆のみの餡子や季節の味わいが楽しめる餡子などさまざまで、ご希望であれば好みの具材を持ち込んで、たい焼きの中に入れて焼くこともできますよ。これまでには、鯛のお刺身や牛タン、納豆・キムチ・チーズの組み合わせに挑戦した方もいたそうです。味わいまでもオリジナルの世界に一つしかない、たい焼きが完成します。ただし、具材を持ち込んで作る場合、たい焼きの仕上がりに関しては“自己責任”ですので、奇抜な組み合わせにはご注意くださいね。

こだわり食材の上質な商品

もちろんお店では、体験だけでなく、たい焼きの購入もできます。「浅草に和菓子店は数あれど、このたい焼きが好き」と何度も足を運ぶお客さまもいらっしゃるとのこと。お店のたい焼きは、仕入れる食材にもこだわりがあるそうです。良質な餡子は、某航空会社のファーストクラスで提供される和菓子と同じ小豆餡なのだとか。また、生地に卵は含まれず、ベジタリアンやアレルギーの方にもぴったりです。熟練された技で焼き上げる特製のたい焼きは、生地の表面はパリッと中はふわっとして、一口頬張れば、上品な甘さの餡子が口の中に広がります。

やはり定番の小豆餡が１番の人気です。次いで好評なのが“ベーコンエッグ”のたい焼きです。ベーコンの程よい塩気とジューシー感、とろりと溢れる卵の黄味が一度食べたらやみつきになりますよ。スタッフの皆さんも口を揃えて一押しするこちらのメニューは、朝食にもビールのおつまみにもおすすめだそう。ぜひ試してみてくださいね。

“たい焼きの魅力知ってほしい”

土地柄、さまざまな国からのお客さまがいらっしゃいます。お店の入り口には、お客さまの出身国をシールで示す世界地図と日本地図が展示されていて、実にユニークです。「東京オリンピックまでに、全国制覇を目指しています。」と笑うのは、今回取材に応じてくださった担当の林さん。「たい焼きを焼く体験は面白いです！自分自身もプライベートでよく友人を連れてきます。海外の方だけでなく、日本人でも、たい焼きを焼いたことがある方は少ないので、どなたでも楽しんでいただけると思いますよ。」と話してくださいました。

今後は、同様のスタイルの店舗を全国に増やしていくのが目標だといいます。観光コンシェルジュや海外の有名ユーチューバーなども注目している同店が、日本の観光ルートの定番になる日は近いかもしれませんね。みなさんも、ぜひ『浅草たい焼き工房 求楽（ぐらく）』を訪れてみてはいかがでしょうか。