【東京・秋葉原】旅人酒場ににフクロウが住み着いた！？『アウルの森 秋葉原本店』は国内最大級のフクロウカフェ

　東京都千代田区外神田。JR秋葉原駅 電気街口から徒歩4分の場所に、“沢山のフクロウが住んでいる森”があることをご存知でしょうか。そこが今回ご紹介する『アウルの森 秋葉原本店』です。店内では60羽にものぼるフクロウたちが放し飼いとなっており、お触りすることができる子もいるとのこと。副店長の神山さんにお話を伺ってきました。

コンセプトは…“森の中”

　同店は2013年4月のオープン以来、個性的なコンセプトで多くの動物好きのお客様たちの心を鷲掴みにしてきました。そのコンセプトは、“旅人の集まる酒場が荒れ果て、フクロウが住み着いた森の中”というもの。今でこそフクロウカフェは珍しくなくなりましたが、シンプルな造りが多い一般的なフクロウカフェに対し、同店は徹底的に世界観にこだわっています。フクロウの生態に合わせて店内は薄暗く、全部で60羽にものぼるフクロウが自由に放し飼いになっています。フクロウのほかにも、水槽には魚が泳ぎ、ニワトリやインコにも会えますよ。

　浅草仲見世通り店では、ハリネズミ・チンチラ・ミーアキャット・プレーリードッグ・犬などもいて、浅草公会堂前店では、カピバラ・フェネック・大きなインコ・フラミンゴ・トキの姿も見られるようです。副店長の神山さんも鳥が大好きで、特に同店の世界観に惚れ込んだといいます。その魅力は海外にも浸透し、お客様の7割は外国人観光客とのこと。同店は日本だけにとどまらず、世界中からやってくるお客様を魅了し続けています。

種類豊富なフクロウたち

▲神山さんとペンペン2号ちゃん

　取材当日にお相手をしてくれたのは、モリフクロウのペンペン2号ちゃん。ペンペンちゃんという名前のフクロウは1号～3号までいて、さらにペンペンジュニアまでいるのだそうです。なぜ“ペンペン”なのかというと、赤ちゃんフクロウの時、顔がペンギンみたいだったからとのこと。とても人懐っこくて可愛い子です。

▲シベリアワシミミズク

　他には世界最大のミミズク・シベリアワシミミズクや、メンフクロウなど、珍しいフクロウたちが勢ぞろい。目をらんらんと輝かせていたり、眠そうにうとうとしていたり。モフモフの羽毛は暖かそうで可愛さ満点です。性格も様々で、おとなしい子、人懐っこい子、やんちゃな子など、個性豊かなフクロウたち。そんなフクロウの首は、270度も回るということをご存知ですか。こちらに背中を向けていると思っていたフクロウに、いつの間にか見られているなんてことも。

▲メンフクロウ

時間無制限ワンドリンク制

　さて、気になる同店のシステムは、1時間890円で1ドリンク制。ドリンク2杯目からは＋100円です。時間制限はなく、好きなだけ動物たちと触れ合えます。ただしデリケートな動物が相手なので、注意事項が沢山あります。まずは手のひらの油分がフクロウの羽根を傷めるので、触るときは手の甲で触れてください。足は爪の手入れをしていますが、危険なので触ってはいけません。くちばしもケガをする恐れがあります。写真撮影は可能ですが、夜行性の動物は強い光で目を痛めます。フラッシュ撮影や動画撮影も禁止されています。また、糞尿が上から落ちてくることもあるので、その点はご了承ください。スタッフの指示をよく守り、安全に可愛い動物たちとの触れ合いを楽しみましょう。

▲クロメンフクロウ

お昼はお散歩中のフクロウを見かけることも

▲アフリカオオコノハズク

　お昼は日光浴のため、スタッフがフクロウを連れてお散歩に出ています。お散歩中は街の人たちからよく声を掛けられるのだそう。そんなこともあってか、オープン当初は集客面で苦労したそうですが、少しずつ認知度が上がり、今では多くの有名人が来店されたりテレビの取材が殺到したりするほどの人気だそうです。
　今後の展望としては、現在『アウルの森』は東京に3店舗、沖縄に1店舗、奈良の店舗はリニューアルオープン中とのことで、さらに多店舗展開していきたいと語ってくれました。沖縄の新店舗では赤ちゃんフクロウにも会えるそうです。ぽわぽわした羽毛に包まれた赤ちゃんフクロウは、大人のフクロウの精悍な顔つきとはまた違って、あどけなさがあって可愛いのだとか。愛くるしい動物たちとの触れ合いの場が、広がっていくのが楽しみですね。

　まるで異世界に迷い込んだかのような、ドキドキする世界観が魅力のフクロウカフェ『アウルの森』。フクロウ以外にも珍しい動物たちと触れ合えます。非日常の癒しが欲しいとお感じの方は、是非同店に足を運んでみてください。きっと可愛いフクロウたちの虜になること間違いなしですよ。