【宮城・陸前落合】『田舎や 栗生店』で朝獲れの鮮魚と豊富な日本酒の最強タッグを楽しもう!

 その日の朝に獲れたばかりの鮮魚をつまみに日本酒をキュっと嗜む…お酒好きにとって堪らない時間を過ごせるお店が仙台市青葉区にあります。それが今回紹介する『田舎や 栗生店』です。
 バリエーション豊かなお酒のメニューはどれも目をみはりますが、特に注目したいのは“日本酒”。宮城の地酒や流行りの美酒など個性豊かな品揃えは、日本酒ツウにも支持されています。賑やかな笑い声の響く同店の魅力を取材しました。

肩肘張らずに過ごせる場所

 『田舎や 栗生店』は、JR仙山線・陸前落合駅から徒歩6分の場所にあります。こちらは、2012年5月のオープン以来、連日多くのお客さまで賑わう評判の居酒屋です。店主の荒井さんは、10代から飲食の道へと進み、厳しい職人の世界で約17年間、修業を積んできた経験豊富な料理人です。3年前に店主を任されて以来、新鮮な魚介類と日本酒の仕入れに力を注ぎ、同店をさらなる人気店へと成長させました。

 赤提灯を横目に暖簾をくぐり抜け中へと進むと、どことなく懐かしさが漂う店内が広がっています。まず目に飛び込んでくるのは、壁や柱に貼られたラベルたち。これらは、今までお店で提供してきた日本酒のラベルだといいます。どれも話題の銘柄ばかりで、日本酒党ならこれを見ただけでも心が踊ってしまいますよね。
 席は、カウンターとテーブルがあり人数にあわせて選べます。いずれの席でも和やかに過ごすお客さまの様子が見られ、同店が地域に愛されているのが伝わってきます。

どれを頼んでも大満足の肴

 お店の強みは、石巻港から直送で魚介を仕入れていることです。その日の朝獲れたばかりの魚介は、一般的に市場へと出回るものより鮮度抜群。漁師さんの釣果によって仕入れる内容が変わるのも、また一興です。アンコウ、ホッケも新鮮なまま入ってくるため、なんと“お刺身”でいただけます。歯を押し返すような弾力は鮮度のいい証ですよ。

 また、同店ではお肉の仕入れにも気を配っています。近年、飲食業界で熱視線を集めている“野田鴨”を使った料理も食べられるのです。野田鴨とは、宮城県角田市野田地区で育つ鴨で、柔らかくクセのない上質な肉質が特徴です。同店では主にしゃぶしゃぶやせり鍋で提供しています。鴨肉そのものの美味しさもさることながら、鍋の最後にいただく締めのうどんでもあふれでた出汁をしっかりと堪能できますよ。

 このほか、味のバリエーションが豊かな出汁巻き玉子や、素材の旨味が口いっぱいに広がる牛すじ煮込みなど、お酒と相性のいいメニューが並びます。

先鋭揃いの美酒名酒に夢うつつ

 常連さんの中には、日本酒目当てに足繁く通う方もいる同店。宮城県の地酒、全国的に流行っている銘柄など、個性的な美酒名酒が揃います。
 三重県・木屋正酒造が醸している“而今(じこん)”もその一つ。1818年創業と歴史が長い酒蔵でありながら、過去にも未来にもとらわれず今を精一杯生きるという意味を込めて作られるこの銘柄は、クリアでフルーティー、甘みと酸味が絶妙に調和した味わいが人気を博しています。

 また、無濾過生原酒の火付け役として全国にその名をとどろかせた福島県・廣木酒造の“飛露喜(ひろき)”も要チェック!入荷すればすぐに売れてしまうほどファンの多い一本です。濃密な旨味がありながらスッキリと喉を駆け抜けていく透明感は、普段は日本酒を飲まない方にもおすすめですよ。

 ほかにも、蔵元のある山形でも入手困難と言われている幻のお酒“十四代”、国内で流通している日本酒のグランプリを決めるSAKE COMPETITIONで近年好成績を受賞している“作”など、豪華な顔ぶれが並びます。

“何度も来てくれるのが嬉しい”

 お店づくりについて、荒井店主は「やはりリピーターさんが多いのが何より嬉しいです。今後は、若い世代のお客様や女子会にも、もっと利用していただきたいですね。もしもこの先“この人ならお店を任せられる”との人材が育っていけば、店舗を拡大していくのも考えています。」と話してくださいました。

 朝獲れの鮮魚と絶品の肴、先鋭揃いの日本酒を堪能できる『田舎や 栗生店』。ぜひみなさんも訪れてみてはいかがでしょうか。

店舗名 田舎や 栗生店
住所 〒989-3122 仙台市青葉区栗生4丁目18-1
電話番号 022-392-1633
アクセス JR仙山線・陸前落合駅から徒歩6分
営業時間 17:00~24:00(LO 23:00)
定休日 不定休
ホームページ https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4020000/
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