【福岡・筑後】創業30年以上の老舗アパレルショップがリニューアル！エレガンスな服を提案する『Wing』

　カジュアルファッションが一般的となった現代、服が欲しくなればお手軽価格で手に入る大型アパレルショップがまず思い浮かびます。ただ、せっかく服を楽しむなら周りとは少し差をつけたいもの。大型店でばかり服を揃えていると、周りと似たようなセンスに固まってしまいます。

　2017年4月27日、福岡県筑後市にある老舗アパレルショップ『Wing』がリニューアルオープンしました。厳選されたセレクトアイテムの数々に目を惹かれる店内では、今までとは違ったエレガンスな自分を見つけられるでしょう。今回は、代表者の柴田さんにお話をうかがってきました。

30年も前からアパレル関係に

　『Wing』がオープンしたのは今から30年以上も前のこと。オープン当初は福岡県久留米市にあり、数年前に現在の筑後市に移ってきたとのことです。アパレル関係を選んだのは「（単純に）服飾関係が好きだったから。」だそう。肩パッドが一般的だったバブル期からユルフワの現代に至るまで、まさにファッションの歴史を見てきたわけです。

　現在の店舗は福岡県筑後市にある総合商業施設『筑後VILLAGE』の一角。九州自動車道八女ICから車で5分ほどの位置にあります。店内は一般的なアパレルショップと比べてゆったりとした間取りに、品物が入り口からでもよく見えるよう陳列されています。「お客さんに服がよく見えるように」との想いから少し余裕を持たせているそうです。

女性を上品にしてあげたいという思いから

　柴田さん曰く「女性だからこそ挑戦できる “エレガンス” な服装をカジュアルに着こなしてほしい。」とのこと。大量生産・大量消費の現代において、服装はどうしても手に取りやすいカジュアルで似通ったセンスになりやすいもの。だからこそ、女性には少し高価でもエレガンスなものを手に取り、周りとの違いを楽しんでほしいという思いがあるそうです。

　『Wing』が取り扱っている衣類やアクセサリー類は、代表自らセレクトしたアイテムのみ。全て国内メーカーから買い付けるというこだわりぶりです。自分の目で見て気に入ったものだけを仕入れているからこそ、お客さまにも自信を持っておすすめできるのでしょう。確かに、少しお高めではありますが、素材からデザインまでハイセンスなものばかりです。

対面で代表との会話を楽しみながら

　『Wing』の売りは、おしゃべり好きな柴田さんとの会話を楽しみながら選べるということ。代表のおしゃべり好きは筋金入りで、話を聞いていたはずの取材陣が逆に質問攻めに合うほど。人と人との関わりを大切に、接客を楽しみながら仕事している様子が感じられます。代表とおしゃべりするためだけについ立ち寄りたくなる楽しい空間です。

　アパレルショップには珍しく、20代の若い女性から70代の夫人までと客層が広いそう。30年以上と長くアパレル関係に携わってきただけに、衣類に関する知識量は相当なものなのでしょう。年齢層に関係なく、その人に合わせたベストなアイテムをおすすめしてくれます。新しい自分（センス）を発見するために相談してみるといいかもしれません。

女性におすすめしたい “ワンピース”

　『Wing』がイチ押しするのは “ワンピース” です。というのも、ワンピースのようなスカート類は女性の特権のようなもの。季節問わず着られる上に、1枚でもエレガンスな雰囲気を演出できるため、と柴田さん。カジュアルとは異なり、エレガンスな服装は選びにくいところがあります。その点、ワンピースなら手に取りやすく誰でも挑戦しやすいでしょう。

　また、“ブラウス” も女性をエレガンスにしてくれるアイテムとしておすすめとのこと。ただ、残念なことに取材時は売り切れていました。というのも、年末年始にかけて多くの人気アイテムが売れてしまうそうです。春物への移行時期でアイテム数自体が少なかったこともあります。老舗セレクトショップのアイテムは気に入ったときが買い時ということです。

カジュアルとエレガンスの組み合わせをお楽しみ下さい

　柴田さんは「普段からエレガンスを着てみてください。」と語ります。どうしても普段着はカジュアルになりがちではありませんか？ 全てをエレガンスにする必要はありません。今までのカジュアルに1点だけエレガンスを加えるだけでも良いのです。

　普段着にバリエーションを加えることで新しい自分に出会えるかもしれません。エレガンスな服装に興味のある方は、ぜひ『Wing』でお気に入りの1点を探してみて下さい。

■文、写真・堀本一徳