【福岡・警固】ゆったり広い立ち飲み屋『ネオ大衆酒場 踊る肉だんご』 ご当地サワーと家庭の味のおつまみで一杯♪
サクッと軽く飲みたいときに、あるとうれしい立ち飲み屋。隣の人とギューギューの狭い空間で、窮屈な思いをしながら飲んでいませんか?
2018年1月、警固交番の近くにオープンした『ネオ大衆酒場 踊る肉だんご』は、立ち飲み界に新しい風を吹き込みました。広々とした店内では、九州産のフルーツを使ったご当地サワーや、昭和レトロな家庭のおつまみがいただけます。
明るくお茶目な人柄でみんなを元気にする、店主の坂田さんにお話をうかがいました。
広い立ち飲み屋があってもいいじゃない!
坂田さんはこれまで、レストランやスペインバルなどで洋食のシェフとして腕をふるってきました。独立出店をするとき、どんなお店をやりたいのかをとことん考え、「みんながワイワイ楽しめる酒場」という答えにたどり着いたのだとか。
立ち飲みはいま注目されている業態のひとつですが、坂田さんはあえてそこに参入したわけではありません。狭いのは立ち飲みの文化だけれど、隣の人とぶつからず、ゆったり過ごせるお店があってもいいのでは?…そんな思いから、“広い立ち飲み屋”という新しいジャンルをつくることにしたそうです。
いちど聞けば忘れられない、『踊る肉だんご』。キャッチーなお店の名前には、あるこだわりが隠れています。
「フランス語やイタリア語で〇〇という意味で…とか、キライなんです。ラ・ナンチャラ・プぺパポ・ぺ~…とか、ぜんぜん読めないじゃないですか(笑)。一回聞いたらもう覚えちゃう濃ゆい名前がよくて、一生懸命考えました。」
ときには、グルメサイトで「ネーミングセンスがイマイチ…」と書かれてしまうことも。「それはそれでいいかなぁ。だって、“あえて”ですから!」と、坂田さんは笑います。
キャッチコピーは、「いい飯、いい酒、いい笑い」
“いい飯、いい酒、いい笑い”がコンセプトの『踊る肉だんご』は、仲間との談笑を楽しむお客さまでいつも大賑わい。他愛もないことで大笑いしながらいただくご飯やお酒は、仕事帰りに待つ極上の楽しみです。
同店の何よりの魅力は、立ち飲み屋とは思えない広さです。女性ひとりでも入りやすいスタイリッシュな雰囲気は、OLさんにも大好評。テーブルは、女性が楽に立てる高さにこだわっているそうです。
テーブル数は徹底的にしぼっているため、席と席の間隔はゆったりしています。自由にテーブルを動かせるので、仲間にばったり会っても大丈夫。「おう!一緒に飲もう」なんて、テーブルをくっつけて合流することもできますね。
「2次会で立ち飲みっていうのがおもしろいらしくて、貸切にもよく使ってもらえます。もちろん椅子もあるので、疲れたら座って飲んでいただいてもOKですよ!」
かごがあっても、床に荷物を置くのはちょっと…というお客さまのために、荷物置き場所もしっかり用意しています。
お店の奥には、10名ほど座れる個室があります。立ち飲みも楽しいけれど、腰を落ち着けてゆっくり飲むのも乙ですね。個室は人気なので、早めの予約がおすすめです。
「ひとつ屋根の下で、立ち飲みも座り飲みもできるハイブリッドなところが、うちの自慢ですね。」と坂田さん。
九州のご当地サワー、そして季節の肉だんご
『ネオ大衆酒場 踊る肉だんご』の推しは、ご当地の味のオリジナルサワーです。福岡のあまおういちごサワー、宮崎の日向夏サワー、甘い果肉が入った博多いちじくサワーなど、九州産フルーツのリキュールを使ったサワーが目白押し! 微炭酸なので、スイスイ飲めてしまいます。
「男女問わず人気なのは、熊本トマトサワーですね。甘くなくてサッパリ飲めちゃうから、ハイボールに飽きてリフレッシュしたいときにおすすめです。おもしろいやつだと、桜餅サワーなんてのもありますね。見た目は可愛いけど、“最後のほう、あんこがキツイばい!”って言われます(笑)。」
ほかにも、一杯でべろべろになる“千鳥足サワー”、“アイスの実サワー”など、ユニークなサワーがいっぱい。+200円でメガサイズにできますよ。
名物料理は、こちらの肉だんご。しっかりめの硬さにつくられているので、食べごたえがあります。
定番の味はトマト煮と赤味噌煮の2種類ですが、季節限定の肉だんごも登場するとのこと。これは食べ逃せませんね!
「赤味噌煮は、モツ煮込みのモツが肉だんごになった感じでお酒がすすみますよ。こだわりのナントカ鶏とかじゃなくて、大衆的な合挽肉を使って手ごねでつくってます。“ちょっとがんばれば私でも作れるわ~”くらいの、おうちの料理の半歩向こうを目指してます。」
トマト煮は、スペイン料理のお店で磨いた腕を活かして、大衆向けにアレンジしたものなのだとか。難しい食材は入れず、とことん庶民の味に近づけています。
テーブルにあるとホッとする、昔ながらのおつまみも揃っています。
“シャウエッセン”(600円)は、ウインナーにパン粉をつけて揚げたもの。衣がサクッ、中身がパリッと、2度おいしいおつまみです。東京の酒場にインスパイアされたメニューなのだとか。
“せせりねぎポン”(600円)は、さっぱりした味で箸がすすみます。焼き鳥で人気のせせりを、ネギとポン酢でシンプルに和えました。鶏がよく動かす首のお肉なので、引き締まったぷりぷりの食感が楽しめます。
「昔の洋食屋さんのメニューで、“チョップドポーク”っていうケチャップまみれの肉料理があるんですよ。まだ開発中ですけど、それも出したいです。洋食屋さんで和食は出てこないけど、大衆酒場で洋食が食べられる…っておもしろいですよね。」
ピカピカ光る楽しいお店で、街を盛り上げたい!
「僕にとっては、太ってることがコンセプト。これ、大事です(笑)。」とお茶目に話す坂田さん。これからは、「躍る」シリーズで店舗展開をしていきたいのだとか。躍る焼肉、バー・メタボリック…。胸のなかであたためているアイディアは、語り出したらきりがありません。
「楽しいお店をつくると街がにぎわって、ほかの飲食店も潤いますよね。同じ飲食の仕事をしている人たちは、戦友ですから。いつもなにかを発信できる、ピカピカギラギラしたお店にしていきたいですね。いつでも、気軽に飲みに来てください!」
ゆったり過ごせる立ち飲み屋として、福岡でアツイ『ネオ大衆酒場 踊る肉だんご』。提灯の向こうには、おいしいお酒とつまみ、くつろぎの時間が待っていますよ。
店舗名 | ネオ大衆酒場 踊る肉だんご |
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住所 | 福岡県福岡市中央区警固2-12-19 |
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電話番号 | 092-406-2916 |
アクセス | 地下鉄空港線・赤坂駅から徒歩7分 |
営業時間 | 17:00~翌1:00 |
定休日 | 日曜日 |
ホームページ | https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40050722/ |
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