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福岡

【福岡・名島】『スパイスカレー せんげんや』で身体に優しいインドカレーを食べてみませんか?

 福岡市内の文化財の1つ、名島城跡の近くにカレーのお店がオープンしました。重松さんが切り盛りする『スパイスカレー せんげんや』は、本場インドの家庭のカレーを気軽に食べられるお店です。

スタートは福津のチャレンジショップから

――このお店の前はうどん屋さんをされていたそうですね。

 「福津市の津屋崎千軒にチャレンジショップがあるんです。店の名前の由来はそこにあるんですが、福津市が飲食を始める人をサポートしてくれる制度があって、それを利用して2年程うどんのお店をしていました。」

――福岡はスタートアップを支援する制度が充実していますよね。

 「そうなんです。で、このチャレンジショップが2階建ての立派な古民家だったんですけど、その雰囲気に合わせたくて、地元愛媛の鍋焼きうどんを出していました。干しても8cm以上ある、脂の乗った大きないりこで取るダシが本当においしいので、皆さんに食べていただきたくて。でも福岡の人にとっては海老天やごぼう天が乗っているのが普通じゃないですか。最初はとても苦労しました(笑)。」

――そうすると、そのチャレンジショップで福津市のサポートを受けながら飲食の経験を積んできたんですね。

 「はい。ちょうど契約が2年で切れたので、それを機にこの店を出すことにしました。」

――今回はどうしてカレーにしたんですか?

 「実は私、学生旅行で2回インドに行ったんです。学生なので1カ月くらい、ホームステイをしました。もともと料理が好きだったから、やっぱりカレーを作るのを見ちゃうんですよね。インドはホントにカレーしか食べるものがないんです。私は辛いものは苦手ですけど、本当においしくて、現地でスパイスを買って帰ったりしていました。それからずっとカレーは家で作っていたんですよね。今回お店を開くにあたってはうどんも考えたんですが、ちょっとお店のサイズが小さくて、テーブルが置きにくいので難しいかなと。それなら、インドの家庭のような、毎日食べられるカレーを作りたいなと思ってカレーに決めました。」

医食同源の優しいカレー

――そうすると『スパイスカレー せんげんや』は本場インドのカレーが食べられるんですね。

 「うーん、ちょっと違うかな。カレーに使うスパイスは薬膳にも使われているので身体にいいはずなんですが、胃もたれしたり胸やけしたりすることがあるじゃないですか。これは油が原因なんです。」

――へぇ~、知りませんでした。

 「特にインドではダシをとる文化がないので、カレーの旨味は油と塩で出すんですよ。でもうちでは健康のことを考えて、極力、塩と油を控えています。ただそうすると旨味が感じられにくくなるので、代わりにいりこやサバ、エビでダシをとって加えています。独自にアレンジしているので、本場とはちょっと違いますね。あ、でもインド同様、小麦粉は使ってませんよ。」

――そうなんですね。でも外食だと塩分や油分が気になるので、安心して食べられるのは嬉しいです。ところでインドでは小麦粉を使わないんですか?

 「小麦粉を使うのはイギリスなんです。インドからイギリスにカレーが伝わった時、イギリスにはルーの文化があるので、とろみをつけるために小麦粉を使ったようなんです。」

――じゃあ、日本で小麦粉を使うのはイギリス流の作り方がルーツなんですね。

 「そうだと思います。インドのカレーを食べる人にしてみれば、小麦粉を使うカレーは邪道です(笑)。ここのカレーはスープカレーのような感じだけど、玉ねぎなどの野菜からとろみが出るので、スープカレーともちょっと違うかな?いずれにせよ、油と塩を控えることで最大限スパイスの効力を引き出しています。」

オススメはセットメニュー

――お店のメニューは全部ご自分で考えられたんですか?

 「そうなんです。最初はメニューがスパイスチキンカリーだけで、サイズと辛さを選べるだけだったんです。ワンプレートに‟アチャール”というインドの漬物や焼き野菜がいろいろ乗ってるスタイルだったんですけど、ちょっとこれでは全然ダメだなぁと思って。やっぱりセットを作らなきゃ、デザートも作らなきゃ…と増えていった感じです。」

――チキンカリーはどんなふうに作るんですか?

 「しっかりダシをとったカレーに1度焼いて臭みを飛ばした国産若鶏を入れて煮込んでいます。その後2日くらい冷蔵庫で寝かせるんです。作りたてはバラバラの味が寝かせることで良いバランスにまとまるんですよね。ご飯は国産米と、バスマティライスというインドの香り米をブレンドして炊いています。」

――インドのお米って日本のお米より細長い感じのですか?

 「そうです。長粒種で、インドの高級なお米に香りがついているんです。全部長粒種で出すお店もあるけど、やっぱりなじみがない人もいると思うので、誰にでも食べやすいようにと考えました。」

――セットメニューは野菜やデザートがついていて、彩りも良いですね。

 「AセットとBセット、どちらも自家製ドレッシングのサラダやアチャールがついています。全部手作りです。Bセットには豆カレーとサブジというインドの副菜もついています。デザートは+200円であんみつかぜんざいにチェンジできます。」

一人ひとりの好みに合うカレーを作りたい

――カレーの辛さは1倍~5倍まで選べるんですね。

 「辛いのは女性が好みますね。男性は結構ダメみたい(笑)。今日も男性3人組のお客さんが「辛い辛い!」って言いながら食べていました。1倍でも辛いという人がいたので、辛くない豆カレーと、チキンカレーにココナッツミルクを加えて相がけするマイルドカレーというメニューも作ったんですけど、今日はそれでも辛いと言われました(笑)。チリペッパーを入れないカレーを作らないといけないかもしれませんね~。」

――お客さんの反応を見ながら、少しずつメニューが増えているんですね。私、揚げもののトッピングも気になってるんですけど、この中で人気はどれですか?

 「やっぱりトンカツが人気です。トンカツは注文を受けてからパン粉をつけて揚げてます。やっぱり男性は揚げものが好きですよね。結構リピートしてくれるお客さんも増えていて、この間は3日連続で通ってくれた方がいたんです。その後はテイクアウトしてくれて。それからこの近くの病院の院長先生は、食べに来た翌日に34個もお弁当を注文してくれました。時々ランチをスタッフの皆さんにふるまうんですって。うどんの時に比べるとリピーター率が高いので、その分もっと皆さんのニーズに合わせたメニューを用意したいなって思っちゃいますね。」

――うわ~、ステキですね。これからどんなお店にしていきたいですか?

 「家ではちょっと食べられないけど、親しみが持てて普段使いできるカレー屋さんになりたいですね。スリランカビールなんかも置いているので、ホントに気軽に立ち寄っていただけると嬉しいです。」

【OPEN特典】
 注文のさいに開店ポータルサイトを提示してくださった方に、ミニラッシーを1杯サービスしていただけます。この機会においしくて体にも優しいカレーを食べてみてください!

店舗名 スパイスカレー せんげんや
住所 福岡県福岡市東区名島3丁目27-1
電話番号 080-1718-9392
アクセス 西鉄貝塚線・名島駅から徒歩9分
営業時間 【月・火・水・金】 11:30~14:00 【水・金のみ夜も営業】 18:00~20:30 【土・日】 11:30〜14:00
定休日 木曜日・祝日
ホームページ https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400201/40048215/
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