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福岡

【福岡・舞鶴】カジュアルに通えるお寿司屋さんと言えばココ!『鮨 中(あたり)』

※現在は閉業しています(2020年3月)

 福岡市地下鉄赤坂駅から徒歩5分。昭和通り沿いに格子が印象的なお店がオープンしました。『鮨 中(あたり)』は2017年11月にオープンしたばかりのお寿司屋さんです。軽快なジャズが流れる店内で、店主の中(なか)さんにお話をうかがいました。

センスが光るお洒落な寿司屋

――お店の名前が『鮨 中(あたり)』ということなんですが、もしかして中さんのお名前から来てるんですか?

 「そうです、名字から取って。この字はナカ、ジュウ、アタル……っていろんな読み方があって、ホントはスシナカってしようと思ったんですけど、ゴロが悪いかなと。いろいろ調べたらアタリってあって、縁起が良さそうだったので。」

――お店のロゴもかなり凝ってますよね。

 「パッと見てお店の名前がイメージできるのと、店の門構えの格子で外観と店名でアイキャッチできたら良いかなと!」

――あの格子はステキですよね!デザイナーさんを頼まれたりしたんですか?

 「物件を探すときにお世話になった不動産屋さんが、店舗デザインも一緒にされてるところで、自分が県外から来たこともあってお願いしました。かしこまった感じにはしたくないけど、寿司屋なんで格式は残したい。どこかカジュアルな感じも出したい……ということで和モダンな感じになりました。」

――お寿司屋さんっていうとちょっと緊張しちゃいますけど、こういう感じだと入りやすいですね。ちなみに中さんはどちらのご出身なんですか?

 「僕は佐世保です。もともと福岡で営業の仕事をしてたんですけど、実は実家が寿司屋で、家業を手伝うことになって佐世保に戻ってたんですよね。もう、最初は魚も触れないし、血は苦手だし大変でした(笑)。」

――サラリーマンから寿司職人に転身されたんですか。すごいですね!ところで今回、福岡でお店を出されたのはどうしてなんですか?

 「どうせなら自分の店を持ちたいという気持ちがありましたし、兄弟3人で家業を手伝ってるので、自分が独立しても大丈夫だろうと。でも佐世保は人が少ないんで、夜はちょっと淋しいんですよね。もともと父親が福岡でやりたかったっていう話も聞いていたし、じゃあ実家の佐世保の味って福岡でどう評価されるのか試してみようと思いました。それから佐世保ってジャズの街なんで、BGMはジャズにしたいと思って。」

――そこも和モダンな感じですね。

 「表を格子にしたのも、中が覗けるのが良いなと思ったんです。ガラス張りだと完全に中が丸見えになっちゃうので、適度に落ち着ける空間をつくりたくて…格子なら完全にシャットアウトはしないけど、全部見られるわけじゃないのでバランスがちょうど良いだろうと。」

――すごくお洒落です!!

父との会話から生まれた日替わりランチ

――ランチ営業もされてるんですよね。どれが人気ですか?

 「日替わりすしランチですね。海鮮丼っていう形で出しているんですけど、丼にはしていないんですよ。ちらし寿司みたいな感じでプレートに盛っていて。ちょっと変わった海鮮丼で目を引けばなあと。」

――斬新!インスタ映えしますね!プレートに変えたのには、何かきっかけがあったんですか?

 「オープンのときに佐世保の家族が手伝いに来てくれたんですよ。で、お寿司を出そうと思ってるメインのお皿があるんですけど、それをなんだか親父がえらい気に入って、「これに盛ったらいいんじゃない?」っていう言葉がきっかけで、「じゃあどうやって盛りつけようか~。」なんてやってたら「コレいいんじゃない?洒落とるよ?」って話になって、試しにやってみようかと。」

――都会的ですよね。

 「ありがとうございます。昼なんで、なかなか夜は来られない方でも気軽に来てもらえると嬉しいです。」

――1,000円で、お寿司に汁ものとサラダがついていて安いですね!海鮮の中身はその日の仕入れによって変わるんですか?

 「もちろん。季節とかその時の仕入れによって変わりますね。まあ、5種類は絶対入れるようにしてるんですよね。」

――ネタを仕入れる時のこだわりなんてあります?

 「マグロに関しては……九州でマグロが好きっていう人はあんまりいないですよね。マグロにこだわる店ってはあんまりないんですけど、江戸前のお寿司でマグロって色味的に必須なんですよね。あんまりマグロが好きって人がいないんだったらイイ奴をとろうかなと。冷凍ではなくて、生のマグロをこだわって入れていますね。」

――生のマグロって難しいんですか?

 「傷みが早いんですよね。色の変わりとか。ロスが多くなるかもしれないけど、何とかやりくりはできるので。ネタはその日に取れたのを新鮮なうちに出したいですよね。サバも、佐世保はシメサバを出すんですよ。でも福岡は生で食べるじゃないですか。佐世保は結構しっかり酢でしめるので、いま探り探りでやってるんですけど、ちょいシメ、半生みたいな感じでやってますね。」

――握りもセットがあるんですね。

 「握りは夜の単品と同じ価格で、ランチは汁ものとサラダとデザートがついています。松、竹、梅の違いはネタのグレードで数は一緒です。梅のイクラが竹だとウニになるとか、松だと赤身が中トロになったり、カンパチでも油が多い腹側を使うとか。」

――松、竹、梅だとどれが人気ですか?

 「真ん中が多いですね。でも一番人気はダントツで日替わりです。宣伝も兼ねて、表の立て看板に出してますしね。」

夜はちょい飲み、ちょい食べもOK

――夜のメニューはどんな感じなんですか?

 「何を頼んでいいかわからない方には5,000円のお任せコースをおすすめしています。お通しの3種盛り、刺身の盛り合わせ、天ぷら…それから握りの後に、茶碗蒸しか汁ものが出ます。福岡はおつまみ系の料理がコースにたくさん入ってることが多いですが、やっぱり寿司屋なんで、寿司をメインにしたいんですよね。」

――確かに福岡はお寿司以外がたくさん出ますよね。

 「握りの単品はランチの3種類に量が少なめのセットを加えた4種類を用意しています。“月”は寿司が5貫と卵で、お子さんとか小食の女性とか、お酒を飲みたい方にちょこっとつまんでもらえるサイズになっています。」

――花、鳥、風、月ってネーミングは美しいですね。ところで、この“かわりばってら”って何ですか?

 「普通のばってらはシメサバが乗ってるじゃないですか。それに昆布が乗ってるんですけど、かわりばってらはウナギとエビを乗せて押し寿司にするんです。これは実家の店で常連さんが「これで寿司作って。」って言うんで作ったんです。その後、「これおいしかったけんメニューにしてよ。」って言われてメニューになったんですよ。」

――じゃあ他のお寿司屋さんにはないんですか?

 「ないと思いますよ。オリジナルメニューですね。オリジナルって言ったら、巻き天っていうのもあるんですけど、これはまだ一度も出てないんです(笑)。巻き寿司の天ぷらなんですけど。」

――巻き寿司の天ぷらってどういうことですか?天ぷらが中に入ってる?

 「いえいえ、巻き寿司を天ぷらにしてるんです。衣がついた巻き寿司みたいな。天むすみたいな味ですね。これはまかないで作ったメニューなんですけど、まかないはどうしても残ったシャリとか寿司になることが多いので飽きるんですよね。で、試しに天ぷらにしたら意外とおいしかったんで、佐世保で出したら「変わってておいしい!」って言ってもらえて。まあ、変わりダネって感じですね。」

――ほ~、おもしろいですね。これからどなたか注文されたら。

 「そしたら僕言いますよ、「お客さんが初めてです~。」って!(笑)」

【開店ポータル特典】
 開店ポータルの読者のみなさんにお得な特典をいただきました!注文のさいに開店ポータルWEBサイトを提示してください。お好みのドリンクを1杯サービスしていただけます。皆さん、ぜひこの機会に巻き天もお試しください♪

店舗名 鮨 中 (あたり)
住所 福岡県福岡市中央区舞鶴3-2-13 ドラード舞鶴 1F
電話番号 092-707-0975
アクセス 地下鉄空港線・赤坂駅から徒歩5分
営業時間 11:30~14:00(L.O 13:30)/ 18:00~22:00(L.O 21:00)
定休日 日曜日・第3水曜日
ホームページ https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40047602/