【福岡・大橋】仲良しご夫婦が切り盛りする『定食屋 梅ちゃん』で癒される！

　2017年10月に大橋にオープンした『定食屋 梅ちゃん』は、ご夫婦が温かく迎えてくれる町の定食屋さんです。お二人の飾らない人柄とおふくろの味に惹かれてお店を訪れる方も多いとか。早速お邪魔してきました！

夫婦で始めた“ほっこり”するお店

――このお店を始める前、ご主人はどんなお仕事をされていたんですか？

　「私は長距離のトラック運転手をしていました。でもこれからの人生を考えたときに、飲食の方が70なっても80になっても続けられると思って、このお店を始めました。」（ご主人）

――そうすると飲食業は今回が初めてということですね。大変じゃなかったですか？

　「うちの嫁さんは飲食の経験が何十年もあるから、嫁さんに助けてもらえば大丈夫だろうと。」（ご主人）

――奥さまへの信頼感がすごいですね！お店の名前には何か由来があるんですか？

　「梅ちゃんは嫁さんの名前です。」（ご主人）

――奥さまがいらっしゃらなければ、このお店は世に登場しなかったかもしれませんね。

一番人気はカンパチのアラ炊き

――定食のお店ということですが、人気のお料理はどれですか？

　「人気は魚ですね。煮魚がおいしいと言われます。この辺りは居酒屋さんばっかりだから、魚を煮つけにして食べさせてくれる店が少ないっていうんですよ。特に良く出るのはアラ炊きです。刺身用のカンパチのアラの部分…頭と骨を炊き上げます。特に頭がおいしいです。」（ご主人）

――味付けには何か工夫されてるんですか？

　「味は全部嫁さんが…ねえ、味付けの特徴は？こだわりって言ったらお酢だよね。」（ご主人）

　「そうねぇ。お酢を入れると魚の臭みがなくなっておいしくなるから。」（奥さま）

――そうなんですか？

　「うちは結構何にでもお酢を入れるようにしています。量はほんの少しだけど、お米を炊くときにもお酢を入れるんですよ。そうすると長持ちするし、おいしくなるんです。」（奥さま）

　「米にもこだわってるよね。北海道のななつぼし！食べてみる？」（ご主人）

幕の内定食の満足感は格別！

――ん～、おいしい！酢飯っぽいけど、お米がほわほわしてる～！お酢を入れるとおいしいんですね。

　「カツ丼とか豚汁定食も人気でね～。定食には必ず小鉢が3つ4つ付くしね。特に豚汁は具だくさんで身体に優しいからオススメです。自家製のゆずコショウを一緒に出すんだけど、これがまたウマくてね。作るのは大変なんだけど…ちょっと味見してみる？」（ご主人）

――いいんですか？…う～ん、辛いけどおいしい！これが全部自家製？すご～い！！

　「ほかにも、幕の内定食も良く出るよね。」（奥さま）

　「幕の内は出るねぇ。煮魚、焼き魚、唐揚げからメインの1品を選んでもらって、小鉢3品と納豆、ご飯とみそ汁はお代わり自由で650円ね。」（ご主人）

――ボリューム満点ですね！

　「みんなお腹いっぱいって言いますね。ご飯も多いし。男の方でもおかわりしていいよ～っていっても「いやぁ、もうお腹いっぱい！」って。今はそういう値段で食べさせるところなんてないもんねぇ。」（奥さま）

ちょっと一杯やりたい方にはおつまみも

――夜はお酒も出してるんですか？

　「昼間でも注文があればお出ししますよ。日本酒は日本盛、焼酎は黒霧と白岳、いいちこを用意してます。黒板にも書いているけど、お酒と一緒に焼き魚とか煮魚とかも出すし、ちょっと何か欲しいって言ってもらえれば、うちの嫁さん自慢のきんぴらとか肉味噌とかもお出しします。」（ご主人）

――値段もすごく安いし、家庭のおふくろの味って感じで…親戚のお家に来たような、ゆったりした気分で飲めそうですね。

　「ヘンに飾ってない、家庭の味だからね。」（奥さま）

　「夕方来る方が得だよね。自分が飲みに行ったときに嬉しいと思える料金にしてるから。これから二人で生きていければそれでいいから、儲けようとか、そういうことはあんまり考えてないんだよね。」（ご主人）

――お客さまの視点で考えてるんですね～。お二人ともすごく優しくて暖かいし、毎日来ても飽きない味で、おまけにリーズナブル！これ以上のサービスってないですね～。ちなみに、お二人のこれからの目標は何ですか？

　「そうねぇ、まずは自分が料理の道に入って半年もたってないから、もっと勉強することかな。あと、1日15人以上お客さんに来てもらえるお店になること。それが当面の目標です。」（ご主人）

　「この人、結構手先が器用で、ちょっと教えるとすぐできるようになるんですよ。成功してもらいたいから、私も必死です（笑）。」（奥さま）

――お二人で力を合わせて作っているおいしい料理、私もたくさんの人に食べていただきたいです！