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福岡

【福岡・久留米】棘はあるけどどこか愛らしい!多肉植物・ガーデン雑貨専門店『BONTEN』で癒しの1鉢を

※現在は閉業しています(2020年3月)

 殺風景な部屋も緑(植物)が1つ入るだけで明るくなります。ただ、植物は水やりから温度管理と意外に手間のかかる生き物です。皆さんの中にも「いつも枯らしちゃう…」という方も多いのでは?そんな方には2017年10月にオープンした多肉植物・ガーデン雑貨専門店『BONTEN』がおすすめです。多肉植物はあまり手のかからない上に、どこか愛らしい姿に心も癒されることでしょう。今回は代表の緒方さんにお話をうかがってきました。

多肉植物たちが出迎えてくれる店内

 店舗の軒先に並ぶ大小様々なサボテンの数々、一見すると花屋さんには思えません。さらに店内に一歩足を踏み入れると、そこもでもまたサボテンを始めとした大小様々な多肉植物たちがお出迎えしてくれます。”花屋=色とりどりの草花”というイメージを根本から覆してくれるのが 『BONTEN』です。
 店内で見られるのは基本的に緑一色の多肉植物のみ。にも関わらず、背の高いサボテンは存在感があり、小さなサボテンの集まりはどこか可愛く店内を華やかにしています。見る人を幸せな気持ちにし、つい手に取りたくなる魅了がサボテン(多肉植物)には隠されているのかもしれませ ん。

多肉植物の知名度向上のために

 正直、サボテンを始めとして多肉植物の知名度は高くありません。以前は別の職種で働いていた緒方さん。趣味として好きだった多肉植物の魅力を伝えるため、”多肉植物の知名度向上のため”に『BONTEN』を開いたそうです。店内に小さめの鉢が多いのも、手に取りやすさを考えた工夫を感じます。
 『BONTEN』のような多肉植物専門店は珍しいのか、開店前からご近所さんから頻繁に声がかかっていたようです。通りすがりのご近所さんから「何するの?」「頑張って」「待ってるよ」 と暖かい声をかけて貰えたことが嬉しかったとのこと。緒方さんの暖かい人柄の良さも関係しているのでしょう。

”グリーンインテリア”で飾る楽しみを

 『BONTEN』の一押しは緒方さんがセレクトした”ポット+植物(サボテンなど)”の組み合わせです。一般的な花屋ではポットのみ、植物のみと分けられているものをあえて合わせることで”グリーンインテリア”として提供しています。もちろん別々に購入することも可能で、他では見られない珍しいデザインのポットも魅力的です。

 オシャレなポットに植えられたサボテンは、自宅のインテリアとしても良いですが”ギフト用”としてもおすすめです。就職祝いや結婚祝い、出産祝いなど周りへのお祝い品として生命力の強いサボテンは縁起が良い上に、珍しいので他の品とかぶりません。可愛らしいサボテンの中から1鉢を選ぶのは楽しいことでしょう。

おしゃれな”ハンドメイド雑貨”も

 『BONTEN』は多肉植物の他に雑貨専門店でもあります。店内では障がい者支援の一環として制作されたハンドメイド作品が数多く提供されています。例えば、これは木の幹などを加工した”一輪挿しの台”です。ドライフラワーを1本、台に刺すだけとシンプルな作りですが温かみのあるハンドメイド作品と言えます。

 障がい者支援の他にも、店内には一般の作家さんのハンドメイド作品も。取材当時はイヤリングを中心とした小物・アクセサリーが少しある程度でしたが、バッグや家具などと拡大していきたいとのことです。また、今後は”ワークショップの開催”も進めていくそうで、地域との繋がりを大切にする緒方さんの人柄が伺えます。

植物と一緒に暮らす楽しさをご提案

 緒方さん曰く「植物と一緒に暮らす楽しさを見つけて貰えたら幸いです。」とのこと。近代化が進み街から緑が消えていく中、手軽に育てられる”多肉植物”は空間作りに役立つ存在です。サボテンを自宅の食卓に1鉢、オフィスのデスクに1鉢おくだけで空間を華やかにしてくれます。”植物には空間を変える力がある!”とまでは言いませんが、殺風景な空間に置きたくなる1鉢を『BONTEN』で探してみてはいかがでしょうか?

■文、写真・堀本 一徳

店舗名 BONTEN(ぼんてん)
住所 福岡県久留米市諏訪町2569-3 橋口店舗北
電話番号 0942-65-6277
アクセス 西鉄久留米駅より650m
営業時間 11:00~19:00
定休日 月曜日
ホームページ https://bonten.official.ec/