【広島・横川】地元に愛され、自然に人が集う場所『お好み焼き 一心』
JR横川駅から徒歩約6分、国道183号線沿いに掲げられた大きな看板が目立つ、『お好み焼き 一心』。この横川エリアは、広島のソウルフードであるお好み焼き屋の激戦区。そんな街に、熱き思いを秘めた若きオーナーが、こだわりのお好み焼きを武器に店を立ち上げました。
今回は、開店までの経緯や、お店の魅力をオーナーの山本さんに伺ってきました!
広島の老舗人気店で9年に渡り修行
オーナーの山本さんは自身で店を立ち上げる前、広島でも名高い老舗店で約9年間腕を磨いてきました。とはいっても、はじめは自分でお好み焼き屋を立ち上げるつもりはなかったそう。働きながら周りの人に影響され、次第に自分の店を持って勝負してみたい、という気持ちが高まったのだといいます。
自慢のお好み焼き“肉玉そば”&“府中焼き”
『お好み焼き 一心』の自慢の一品はもちろんお好み焼き。“肉玉そば”は、広島のお好み焼きのスタンダードな一品です。薄く丸く敷かれた生地に山盛りのキャベツ、その上に豚肉と卵、さらにそばが、芸術的とも言えるほど、見事に重ねあげられていきます。
広島のお好み焼きは、鉄板の目の前のカウンターで食べるのがおすすめ。目の前の鉄板で手際よくスマートにお好み焼きが焼かれていく様子を、ビールとともに楽しむお客様も多いのだとか。
小さなへらを使って、お好み焼きを直接口に運ぶと、キャベツの甘味や卵のふんわり感、豚肉、ソースの美味しさが幾重にも重なって口の中に広がります。
『お好み焼き 一心』で定番のお好み焼きに並ぶ人気メニューが“府中焼き”です。府中焼きとは備後府中地方で生まれたお好み焼きの一種。豚バラ肉の代わりにミンチ肉を使用することで油の旨みが全体に広がり、さらにキャベツの中に落とした卵がマイルドなおいしさを引き立てる、通常のお好み焼きとは違ったおいしさを味わえる一品。
高温でパリパリに焼かれた麺の食感もたまりません。この“府中焼き”はお店の開店にあたり、オーナーの山本さんが独自のアレンジを加えて用意したメニューだそうです。
一品料理も充実! 1人でもファミリーでも楽しめるメニュー
平日のお昼も11時から営業しており、ランチ利用のお客様や、お昼からお酒を楽しみたいという人が多く訪れます。同店ではお好み焼き以外の一品料理も充実しているので、お酒とおつまみを楽しんで、シメにお好み焼きをいただくことも可能。鉄板前の特等席のカウンターで1人飲みを楽しむお客様も多くいらっしゃるそうです。
週末や祝日は家族連れで大賑わい! 特に連休シーズンは、広々としたテーブル席が家族連れであっという間に埋まってしまうこともあるのだとか。大人だけではなく子どもも大好きなお好み焼きは、家族団らんにピッタリです。また、県外から帰省した人が広島の味を求めて食べにくることも多いそうですよ。
地元の人が集える場所になってほしい
お店を開店するにあたって、場所は出身地である“横川一択”だったといいます。自分がお店を構えるなら、やはり地元で勝負したいという気持ちがあったそうです。さらに、「学生時代を共に過ごした友人が進学や就職で県外に行ってしまい、ばらばらになってしまったんです」と語ってくれた山本さん。広島を離れてしまっても、ここにお店があることで昔の仲間が集えるようにしたい、という想いも、お店づくりの根底にあるようでした。
今では友人はもちろん、地元の常連さんが「今度は帰省してくる息子と一緒に来るね!」などと声をかけてくれることも多くなったといいます。地元に必要とされ、愛されるお店として浸透しているのですね。
『お好み焼き 一心』は、お好み焼きはもちろん、一品メニューも豊富でお酒も楽しめる非常に使い勝手のいいお店です。仲間でわいわいするのもよし、カウンターで一人楽しむもよし。ぜひ一度足を運んでみてくださいね!
■文、写真・柳瀬美穂
店舗名 | お好み焼き 一心 |
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住所 | 広島県広島市西区三篠町2丁目13-7 1F |
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電話番号 | 082-239-5557 |
営業時間 | 11:00~14:00、17:30~23:00 |
定休日 | 水曜日 |
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