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北海道

【北海道・札幌】味のある空間でノスタルジックな安らぎを。身体に優しい定食が味わえる『Café-BEANs』

函館本線・桑園駅から徒歩5分の所にある『Café-BEANs(カフェ・ビーンズ)』は、アンティークの家具や小物が並ぶ、レトロな雰囲気のカフェです。地元のお客様の憩いの場として愛され、毎日笑顔と喋り声が絶えないのだとか。外観はカフェというよりも古き良き時代の喫茶店。白い壁と木製の枠組みのドアが、奥ゆかしさを演出しています。
今回、お話を伺ったのは、お一人で同店を経営されている、オーナーの福井さんです。

ヴィンテージカフェに心を奪われて

学習塾の経営をしていたという福井オーナーは、建物のリニューアルのため一度塾を閉校したのだそう。“新しい塾を開くのもいいけれど、せっかくなら新たな場所で、何か新しいことをやってみたい。”そんな意気込みをもち『Café BEANs』の開店を決めました。
開店準備にあたり、福井オーナーはお店のヒントを求めて神奈川県まで足を延ばし、鎌倉や湘南のカフェを旅したといいます。そこで見たヴィンテージの家具や洗いざらしのカーテン、レンガの壁といった“ブルックリンスタイル”に心を奪われたそうです。

もともとアンティークが好きで、食器などを集めていた福井オーナー。お店のコンセプトを決めるのに時間はかかりませんでした。なんと北海道内のレンガ工場まで足を運び、なかなか手に入らない古いレンガを買い付けるなどのこだわりぶり。壁に使っているレンガはそれとは別に用意したもので、一つひとつ丁寧に貼っていくのには苦労されたそうです。

お店の至る所に飾られたアンティーク小物、食器、オブジェ、風合いを増した家具。ジャンルを問わず味のあるものが置いてあり、何度来店しても飽きることがありません。福井オーナーは、こういった“人間にしか作れない工芸品”に大きな魅力を感じ、趣味で集め続けていたのだといいます。

カウンターやキッチンには、可愛らしい花柄のティーカップ、陶器、鉄瓶など、和洋問わず歴史や趣を感じるアイテムが並んでいます。もともと福井オーナーが集めていたものの他、アンティークショップやリサイクルショップを何軒もめぐり、買い揃えてきたお気に入りもたくさんあるそうです。空間を彩る小物たちが一つ、また一つと集まり、今年4月15日、ついに『Café-BEANs』の看板が掲げられました。

人と人の距離が縮まる空間

同店がオープンする以前、この場所には何十年も続く喫茶店がありました。その当時から同地に通うなじみのお客様との会話が、福井オーナーは本当に大好きなのだそう。一人でふらっと寄る方も多く、お客様同士の距離も近い同店。下町に住む方々の何気ないおしゃべりを聞いていると心から癒されるのだといいます。
コーヒーでほっと一息つきながら、隣に座った人と他愛もない話で笑いあう。意気投合して語り合っていたら、共通の知り合いがいた。そんな光景は日常茶飯事です。

レトロで優しい店内

扉を開けると、コーヒーの芳ばしい香りがふわっと鼻をかすめます。そしてそこには、アンティークの家具や小物が出迎えてくれるレトロで優しい空間が。何人もの人に大切に使い続けられた家具は、キズや汚れにも趣があります。味のあるブリキのポット、飾られた花や緑が、まるで外国の家に迷い込んだかのような雰囲気を演出しています。色褪せた家具や小物の一つひとつに歴史があり、ここに置かれるまでに色々な人と生活を共にしてきたに違いありません。

余市の食材で身体に優しい定食を

屋号こそ『Café-BEANs』ですが、同店はスイーツやドリンクよりも定食をメインに提供しているのだといいます。
「プレオープンの際にお客様の声を聞いたところ、“定食が食べたい”という声が多かったんです。他のメニューも色々用意したけれど、皆さん、ご飯とおかずとみそ汁という献立が一番のお気に入りみたいでした!」と笑顔の福井オーナー。
同店で使っている食材は、ご主人が余市町から仕入れてくる新鮮なものばかり。余市町は“果物と水産の街”として知られていて、日本海の荒波で育った新鮮な魚介や、昼夜の気温差の中で甘みを増した果物が名産なのだそう。
「母から教わったレシピを参考にしながら、マスの照り焼きとかサンマとか、身体に優しく腸から元気になれる料理を作っています。あとは、料理にさくらんぼを添えたり。お客様が楽しく食べられるように、彩りも大切にしています。」旬の食材を使い、“季節を感じられる料理”をコンセプトにしていると話してくれました。

好きなお席で心行くまでゆったりと

珈琲の香りを楽しみながらくつろげるカウンター席はもちろん、懐かしい色合いが絶妙なテーブル席も良い雰囲気。
開放感たっぷりに外の景色が見える大きな窓、優しく灯るルームランプ、ふかふかのソファー。まるで明治の文豪の家に迷い込んだかのようなソファー席は、ゆっくりと過ごしたい方におすすめです。食事やコーヒーだけではなく、家具や小物に彩られた空間全てが、『Café⁻BEANs』の魅力なのかもしれません。

みんなが楽しめる癒しの空間に

「お客様はご年配の方も多いんです。ご高齢になると家に閉じこもってしまう方も多いので、そういった方々を中心に憩いの場になればいいな…と思っていて。色々な方が気軽に来て、楽しんでもらえるようなお店にしたいですね。」と福井オーナー。今後は同店を基盤とし、カフェや立ち飲みなど数店舗の展開を夢見ているそう。
あなたも『Café-BEANs』で、のんびりと安らぎの午後を過ごしてみてはいかがでしょうか。 癒しの空間とこだわりのインテリアが、いつでもお待ちしています。

店舗名 Café-BEANs(カフェ・ビーンズ)
住所 北海道札幌市中央区北7条西15-1-6
電話番号 011-688-6860
営業時間 11:30~20:00
定休日 日曜・祝日
ホームページ https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010105/1055700/

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