【北海道・円山公園】“本物の札幌ラーメン”が堪能できるお店『札幌ラーメン 直伝屋』

　円山公園駅直結の商業施設・マルヤマクラス内にラーメン屋『札幌ラーメン 直伝屋(じきでんや)』がオープンしました。

　60年ほどの歴史を持つ札幌ラーメンの伝統的なスタイルを守りつつ、新しい技を取り入れた札幌ラーメンを提供している同店。こだわりのラーメンについて、同店を運営する『株式会社えぞキッチン』の代表であり同店のオーナー・大石さんにうかがってきました。

ラーメンのプロがOPENしたお店

　大石さんは、その名前を知らないひとはいないほど、ラーメン業界で活躍されている方。『直伝屋』のオーナーを務めるかたわらでは、“札幌ラーメンコンシェルジュ”としてテレビや雑誌で新しいラーメン店について解説をしたり、時にはブログでラーメン記事を書くなど、多方面で活動されています。

　そんな彼がお店を出すきっかけとなったのは、“伝統的なスタイルを大切にした本物の札幌ラーメンを食べられるお店を出したい”という熱い想いを持つようになったこと。
　長い歴史を持つ札幌ラーメンですが、その伝統を守る老舗の中には人気がありながらも後継者ができずに閉店を余儀なくされているお店もあるそうです

　「何とかして札幌で昔ながらの味を自分なりに表現できないか…。」そう考えた大石さんは2015年4月、すすきのに『らーめん札幌 直伝屋』をオープン。連日盛況の人気店でしたが、より多くの人に食べてもらいたいとの想いから、2019年4月にマルヤマクラスに移転し、店名を『札幌ラーメン 直伝屋』と改め再スタートを切りました。

シンプルで落ち着いた店内

　ラーメン屋らしいシンプルで落ち着いた店内にはカウンター席、テーブル席が合計24席。清潔感があり、おひとりさまから家族連れのお客さままで気軽に利用しやすい雰囲気です。

　この内装は『株式会社えぞキッチン』のデザイナーを交えてつくったものだそう。

　ポスターや写真もデザイナーのアイデア。お店の前に飾られている看板もお手製です。

札幌市民の心をつかむこだわりのラーメン

　『直伝屋』のラーメンは、豪快に火を上げながら調理するという札幌ラーメン独自のスタイルを大切にしています。
　ラードでニンニクや野菜を焦がすことで、香ばしい風味が生まれるのだとか。訪れた際には調理風景にも注目してみてください！

　イチオシは、大石さんも「これぞ札幌の味！」と太鼓判を押す“札幌味噌(850円)”。
　特製の味噌ダレはこっさり系で濃厚ながらもしつこくないと好評です。

　“札幌RED シリーズ”は、辛さの中に旨みと風味を感じられる、自家製ラー油を使用した旨辛ラーメンです。
　種類は“札幌RED 醤油(950円)”と“札幌RED味噌(950円)”の２種類。旨辛風味のRED醤油は珍しく、札幌市内でも食べられるお店は貴重なのだとか。RED味噌もスープのコクと辛みがマッチしており、ファンの多い一杯です。

　“あっさり塩(780円)”も外せません。鶏をベースにあさりやホタテの旨みをプラスしたクリアなスープがおいしい一杯で、あっさりながらもしっかりした味わいです。

　札幌ラーメンの代表麺である昔ながらの黄色い縮れ麺は、老舗製麺会社『さがみ屋』のもの。

　トッピングではネギやメンマ、味付けたまご、チャーシューもあるので、好みにあわせてカスタマイズするのもいいですね。

ごまかしのきかない一杯を堪能

　開店ポータルをご覧の方に向けて、大石さんから一言メッセージをいただきました。
「これからも、多くの人に愛されるラーメンづくりをしていきたいと思います。マイルドで香ばしくておいしい、“ザ・札幌ラーメン”をぜひ味わってください！」

　多くのラーメン好きをの舌をうならせる本物の札幌ラーメン『札幌ラーメン 直伝屋』。至極の一杯を体験しに、皆さんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。