【北海道・南平岸】“美味しい”の笑顔で溢れるお店『洋食キッチン＆バール タパスタン』　旬の道産食材の洋食に舌鼓

　今回紹介するのは、地下鉄・南平岸駅のすぐ目の前に、2017年11月に開店した『洋食キッチン＆バール タパスタン』です。こちらは、旬の北海道産食材を使用した本格的な洋食を食べることができるお店です。じっくり煮込まれた“牛タンシチュー”やモチモチ食感が癖になる“生パスタ”など、魅力的なメニューがズラリと並びます。気軽に楽しめるランチも、自然派ワインとタパスでゆったり過ごせるディナーも…幅広い年代のお客様から支持される同店の魅力を詳しくご紹介します！

最強タッグが開いた洋食店

　『洋食キッチン＆バール タパスタン』は、札幌市営地下鉄南北線・南平岸駅を出て、徒歩20秒ほどの場所にあります。昼は洋食メインの“キッチン”、夜はお酒とともに楽しめる“バール”の２つの顔を持つ同店は、オーナーの中村さんとシェフの鈴木さんが営むお店です。お二人は以前、円山の人気店でともに働いていた経験のある、最強タッグ。中村オーナーがこの場所で開店すると決めた際に、信頼をおいている鈴木シェフに声をかけたそうです。

　その鈴木シェフの手がける料理は“型にとらわれない自由な発想”が、味わいの鍵となっています。山形の老舗料理店に生まれた鈴木シェフは、自然と料理の道へ進みました。大阪にある調理の名門を卒業後、大阪・東京のレストランで腕を磨き、北海道で中村オーナーと出会います。洋食をはじめ様々な料理の基本を熟知している鈴木シェフは、ジャンルの枠を超えた調理法で、素材の良さを引き出した一皿を作り上げています。

動産牛の旨味が詰まった肉料理

　人気のメニューは、“牛タンシチュー”です。動産牛のタンを贅沢に使用した味わい豊かな一皿は、一人前900円と驚きの価格。噛むほどにジュワっと旨味が広がる牛タンと濃厚なシチューが絶妙で、このメニューのために足を運ぶお客様がいるというのも納得です。開店当初はランチのみの提供でしたが、多くのお客様からの要望があり、夜にも提供するようになったのだとか。人気の高さがうかがえますね。

　このほか、“煮込みハンバーグ(900円)”もファンが多いメニューです。子供からご年配の方まで、幅広い年代の方から支持を得ています。牛スジや野菜をじっくり煮込んで作る自家製のデミグラスソースが味の決め手です。肉汁たっぷりのジューシーなハンバーグに、心もお腹も満たされますよ。一緒に合わせるのはバゲットもいいですが、プラス100円でライスに変更するのもおすすめです。お店で仕入れているお米は、道内で育つ特別栽培米の“ななつぼし”。粒立ちの良いしっかりした味わいのご飯は、お肉との相性もよく、箸が進みます。

食感が楽しい生パスタ

　パスタにも、こだわりが詰まっています。なんと言っても、もちもち食感の生麺が特徴的です。動産小麦100パーセントの生麺は、ぶちんと口の中で弾むようなしっかりした歯ごたえと、小麦の香りと甘みがそのまま麺になった風味を堪能できます。より食感を楽しめる幅広のフィットチーネか、ソースと馴染みやすい細めのリングイネ、どちらかを選んで注文するスタイルです。肉の旨味が効いたボロネーゼや、少しピリ辛のトマトソースのプッタネスカなどの定番のソースのほか、季節の食材を使用したパスタも提供しています。

自然ワインでマリアージュ

　夜は“バール”の一面を持つ同店、お酒のメニューも充実しています。特におすすめは、自然派ワインとのこと。農薬や科学肥料を一切使わない有機栽培で作られた、濃厚な赤ワイン“アート テッラ”などがその代表格です。他にも、白・赤・スパークリング…世界各国の選りすぐりのワインがいただけます。夜のメニューには、チーズやタパスといったワインと合う料理も豊富です。もちろん、ワインのほかにも、ビールやサワー、ウイスキーに梅酒…ひと通りのお酒が注文できます。

より“多角的なお店”へ

　「当店には、料理人だけじゃなくデザインができる人材もいます。“飲食”だけじゃなく、フリーマーケットを開催するなど、地域の人を巻き込みながら、さまざまなことにチャレンジしていきたいですね。」と中村オーナー。“洋食店でありバールでもある”同店の多角的な経営にも注目していきたいですね。皆さんも、『洋食キッチン＆バール タパスタン』の絶品料理を味わいに足を運んでみてはいかがでしょうか。