【兵庫・神戸】子育て世代の強い味方！コワーキングスペース・カフェ『＋One』は子どもも一緒にくつろげる場所

　小さなお子様連れのお出かけは何かと悩みが付き物ですよね。今回紹介する『＋One』は、キッズスペースやおむつ台も完備しているカフェです。同店は、コワーキングスペースとしても使用でき、働くママにもぴったり。美味しいドリンクを片手にゆったりとした自分の時間がほしい方も、ママ同士気兼ねなくおしゃべりしたい方も、思い思いの時間を過ごせますよ。子育て世代に優しい同店なら、子どもと一緒のお出かけが楽しくなること間違いなしです。

ママの要望から生まれたお店

　2018年12月に開店した『＋One（プラスワン）』は、阪神電鉄・御影駅から徒歩４分、石屋川駅から徒歩５分の場所にあります。こちらは、塩見朋子さんが代表を務める株式会社kokoiqueが経営するお店です。もともと神戸市内の子育てサークルが原点の同社は、主婦目線からの販売促進の提案や親子で楽しめるフィットネスなど、子育ての経験を活かした様々な事業を行なっています。

　塩見代表は、“子どもを連れて行ける場所が少ない、仕事と育児の両立が難しい”といったママたちの声を受けて、子どもも一緒に“公園”感覚で行けるコワーキングスペースを兼ね備えたカフェを開いたそうです。

時間制カフェは利用方法も様々

　お店の特徴は、時間制のカフェであることです。料金は２時間500円で、時間内はフリードリンクが飲み放題のプランと、お店特製のこだわりドリンクとデザートをセットで楽しめるプランのいずれかを選らべます。こだわりのデザートや、事前予約でオードブルなども注文できるほか、食べ物の持ち込みもOK。子どもの食事や離乳食、大人用のおやつまで、気兼ねなく持って行けますよ。
　また、店内にはキッズスペースがあり、スタッフが子どもの様子を見てくれるサービスも利用できます。おむつ交換台や授乳室も完備していて、子どもたちもご機嫌で過ごせるので、ママも安心ですね。ゆったりできるソファー席は一息つきたい時に、人数によって移動可能なテーブル席は打ち合わせにもぴったりです。

　初めの２時間以降は、１時間ごと500円の追加料金で、お好きなだけゆっくりと過ごすことができます。本格的に仕事で使いたい方には、１日1,500円のプランもおすすめです。また、月単位でシェアオフィスの契約もしているそうです。仕事の内容やスタイルに合わせて利用できるのが嬉しいですね。

“活躍できるママを増やしたい”

　『＋One』があるこの地域は、待機児童が多いエリア。特に３歳以下の子ども達は、仕事をしていないと保育園に入れられないほどの状況だといいます。この状況下では、これから働きたいママにとっては、仕事が決まっていないと保育園に入れられず、かと言って、雇用側からすると子どもを預けられることが決まっていないと採用しづらい“負のスパイラル構造”ができてしまっているそうです。
　「働きたい気持ちがあっても、働きづらい環境になってしまっているのが実情です。今はデザインのお仕事やフォトグラファーなど手に職を持っているママも多いので、“子どもと一緒に仕事場へ行ける場所”さえあれば活躍できる方がもっと増えると思い、このお店を開店しました。」と塩見代表。“地域のママが行きやすいように”と、駅から近く歩道も確保されているこの場所を選んだといいます。

どなたでもくつろげる空間

　開店してから１番悩んだというお店の外観。現在は観葉植物や手作りの木の看板が置かれナチュラルな入りやすい雰囲気ですが、開店当初は何も置いていなかったため、お客様から歯医者さんやペットショップと勘違いされたこともあったのだとか。

　店内へと足を踏み入れると、白を基調にした清潔感のある空間が広がります。工事費用をできるだけ抑えるさまざまなプロから意見をもらい工夫しながら作り上げた内装は、イメージ通りに完成したそうです。開店祝いにいただいたお花をドライフラワーにして飾ったり、ディスプレイは手作りのものが多いそう。“どなたにも居心地のいい空間”であるように心がけているとのこと。観葉植物や可愛いクッションが配置された空間は、子どもも大人もリラックスして過ごせますよ。

　このほか、お店では子どもも楽しめる工作のワークショップやアコースティックギターのライブなど、さまざまなイベントも開催しています。また、店内は貸切可能で、誕生日パーティーやサークルでの歓送迎会と、ニーズに合わせて利用できますよ。
　庭スペースには、テラス席のほか、子ども達が遊べるように砂場やお絵かきボード、滑り台などがあります。みなさんも、ぜひお子様と一緒に足を運んでみてはいかがでしょうか。