【兵庫・神戸】明治時代から続く魚屋が営む日本料理店『わさびと魚』にいってみた
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「わさびと魚」は、神戸で70年以上続く魚屋が経営する日本料理店。
わさびを自分で擦って食べる独特のスタイルが人気です。
魚を知り尽くした魚屋だからこそ提供できる、鮮度が自慢の旬の魚を擦りたてのわさびとともに味わうことができます。
開店20周年を前にリニューアルした「わさびと魚」の魅力を紹介します。
魚屋のノウハウを活かした料理店
明治中期、湊川の流路整備とともに周辺の新開地と呼ばれる地域に様々な商売が誕生し神戸の繁華街へと発展しました。その当時から続く魚屋が阪神淡路大震災直後の復興に合わせて開店したのが「わさびと魚」です。
歴史ある魚屋が営んでいるだけあって、魚に関する卓越した知識と技術が店の基盤を作っています。
「わさびと魚」では、季節ごとに変わる旬の魚を使った料理を食べることができます。そのため店のメニューも季節に合わせて変化します。
刺身とともに食べるわさびはお客さんが自分で擦ります。このスタイルは、開店した当時から変わらないものので、擦りたての爽やかな香りのわさびを楽しむことができます。
一番人気は「銀鱈の西京焼き」
甘めの味噌に漬け込んだ銀鱈を焼いたもので、魚屋として開業した70年前から続く、店自慢の味です。
昼のメニューは、旬の魚のお造りなどが入った1,000円のお弁当。こちらは、ほぼ毎日売り切れるほどの人気だそうです。
また、夜はお酒とともに魚料理を楽しむのもおすすめ。
木造の温かみのある店内で、お酒を片手に旬の魚を味わうひととき・・・時間を忘れてゆったり過ごすことができますね。
お客さんの〝居場所〟を目指して
店の代表・灘さんは、開店からの20年間を振り返り「地域の人に支えられてここまでやってくることができた。」と話します。阪神大震災直後の大変な時代を乗り越えて、今では従業員と顔見知りの常連さんが増えていることを嬉しく思っているそうです。
魚屋だからといって甘んじることなく、時代の流れとともに変わっている魚の収穫量や種類など、魚に関する知識を常に勉強しているという、灘さん。
お客さんから魚に関する絶対の信頼を勝ち得ているのも納得です。
今後の店づくりについて、灘さんは「衣・食・住の食の部分だけでなく、旬の魚で季節を感じたり、顔見知りの従業員に会いに来たりといろんな意味でお客さんの楽しめる〝居場所〟にしていきたい。」と話していました。
皆さんも是非、魚のプロが自信を持って提供する魚料理を味わいに「わさびと魚」を訪れてみてはいかがでしょうか。
店舗名 | わさびと魚 |
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住所 | 〒650-0011 兵庫県神戸市中央区中山手通3−6−4西田ビル1・2F |
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電話番号 | 078-321-1300 |
アクセス | JR元町駅東口から徒歩3分 |
営業時間 | 12:00~14:00(売り切れ次第終了) 17:30〜23:00 |
定休日 | 日曜日 |
ホームページ | https://www.facebook.com/wasabitosakana/?ref=page_internal |
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