4月25日(水)居抜き物件の落とし穴!キッチンの油汚れ
4月25日(水)居抜き物件の落とし穴!キッチンの油汚れ
今日は、看板の取り付け工事の様子をご紹介する前に、居抜き物件のキッチンについて少しお話しさせてください。
居抜き物件は、前の設備がそのまま使えてお得!
という印象が強いですが、
実はそんな居抜き物件には大きな落とし穴が・・・
それが・・・キッチン周りの汚れです!
「SPICY」は、以前中華料理店を10年ほど続けてられた店舗様をそのまま借りて入りました。
中華料理店の前はスナックだったそうで、その時も居抜き物件として、キッチン周りを残して中華料理店を始められていたようです。
このように、私がわかる範囲でも2代にわたって居抜きを続けてきた店舗。
そのためなのか、、、、
キッチンが油でギトギトになってしまっていました!
今回一番大変だったのが、この油汚れを根こそぎキレイにする清掃業務!
スケルトンの場合は、すべての内装物は撤去され、むき出しの状態のまま提供されます。
そのため新規で入れる必要があり、清掃コストより、機材コストのほうが高くなります。
一方、居抜きの場合は、機材コストはかからないものの、清掃コストが発生してきます。
ですので、内見時に、清掃部分がどのくらい大変な状態なのかを元状態を見て判断したほうがいいです!
どこまでオーナー側が負担して清掃を入れてくれるのか。
ここが大きなポイント!
外から見ている分には、多少の汚れを除けば・・・
と見えそうですが、機材を触ってみたり、冷蔵庫やガス台の下ものぞき、汚れがどのくらい蓄積しているかチェックが必要です。
また、換気扇が油で動かないということも・・・。
「SPICY」では、前に使っていた麺切り機やガスコンロのいらないものを撤去しようと依頼しましたが、なんと、ガス栓が油が固まって抜けない状態になっていたため、ガス会社さんに頼み、ガス管を外してもらう事態に!
素人がガスを不用意に触ると大変危険なので、簡単に抜き差しができない場合は、プロにお任せするのが一番です!
そして、やっとガス管が抜けたとしても、この麺切り機を動かすのがまた大変!
配管とパイプがくっついていて、それも固まってしまっていたのです・・。
移動したらしたで、下は大変な油の汚れ・・・
2cmほど積もった油を撤去するのに、半日かかるという手間と清掃コストがかかります。
居抜き物件の落とし穴として、以前の店舗がどのくらい営業されてどういう業態だったかによって、店舗内の汚れレベルが変わります。
今回は前が中華料理店だったということもあり、どうしても油が出てくるところですから、仕方ない部分はありそうです。
設置した厨房機材をどかして清掃することは、なかなかできないので、どうしてもそういう部分から汚れが出てくることは、認識したうえでの選択が重要になってくると思います。
自分が長くお店を営業することも踏まえて、掃除はこまめにやりましょう!
ちなみに「SPICY」は清掃会社のおかげで、今ではこんなに綺麗になりました!
清潔な店内で皆さんのご来店お待ちしております★