【沖縄・本部町】こんなカフェを待っていた！『cafe O.R.I』の絶景と過ごす最高のひと時に感動

　青い空と白い雲、エメラルドグリーンの透き通った海…沖縄の美しい景色を眺めながら食事ができる『cafe O.R.I』が2018年９月、本部町にオープンしました。朝８時から営業している同店では、ふわふわのトーストやパンケーキなど豊富な朝食メニューをいただけます。週末には美しいサンセットとともにお酒を楽しめるバーへと早変わり。
　ほかでは味わえないこの経験は一生の思い出に刻まれること間違いなしです。観光の方も沖縄県民も是非知って欲しい大注目の『cafe O.R.I』の魅力を詳しくご紹介します！

“この絶景を見てほしい”と開店

　ジンベイザメなど愛らしい海の生き物に出会える“沖縄美ら海水族館”や雄大な自然が作り出した天然のビーチ…多くの観光地がある沖縄・本部町。このエリアで2018年９月にオープンしたのが、今回スポットを当てる『cafe O.R.I』です。
　同店を営む株式会社Owners Resort Innovationは宿泊関連の代行業務を柱としている企業。取引先のホテル事業者との打ち合わせに使う事務所を探していたところ、ロケーション抜群のこの物件と運命的な出会いがありました。晴れ渡る青空に映える透明な海、遠くに浮かぶ島々、夕方には辺り一帯が神秘的な赤色に染まるこの絶景…社員だけでなく、より多くの方に見て欲しいといった思いが強まり、同所にカフェを開くのを決めたといいます。

逆境から生まれた人気メニュー

　開店までの道のりは苦労も多かったそう。内装に必要な雑貨や家具が県内だけでは揃わず、県外から送ってもらうため、送料と時間を費やしました。さらに追い打ちをかけたのが、台風です。予定していた荷物が届かない状況が続いたといいます。
　しかし、この逆境がもたらしたものは苦労だけではありませんでした。“自分たちでどうにかするしかない”とのバイタリティーがスタッフの心に芽生えはじめたのです。この発想のもとに誕生したのが、現在人気メニューになっている“パンケーキ”。トーストやホットドッグに使用しているパンはパン屋さんから仕入れていますが、悪天候でパンが入手困難になってしまうこともあります。そんな時にでも提供できるメニューをと考え出されたのだそうです。軽い食感で、ソーセージや目玉焼きに合わせても美味しくいただけます。人気メニューの裏側にこんな誕生秘話があったとは、食べるさいの愛おしさも倍増ですね。

一人ひとりにあった朝食を

　朝食メニューは当初セットメニューのみでしたが、お客さまの要望で単品も充実させています。家庭ではなかなか真似できない分厚さのバタートーストには、季節の手作りジャムが添えられています。
　このほか、メープルの香りが食欲をそそるフレンチトーストや、厚焼き玉子が挟まったサンドイッチ、硬めのバゲットが食べ応え十分なホットドックと、豊富な単品メニューが並びます。嬉しいことに、これらは全て500円のワンコインでコーヒーか紅茶が付き。1日のはじまりが一層楽しくなりそうですね。クラムチャウダーなどのスープもあり、がっつり食べたい方も自由に組み合わせられますよ。

　「例えば、バターを多めに…食パンに目玉焼きだけ載せて…と言った細かいご要望にも応えていきたいと思っています。好みはお客さまによってそれぞれですので、それを気軽に言いやすいような雰囲気づくりを心がけています！」とスタッフの皆さんは笑顔で話します。

美しい夕日を眺めて乾杯！

　ところで、みなさんは“ゆうもどろの花”という言葉を知っていますか？朝日がキラキラと海に反射する様子を、古い琉球の言葉で“あけもどろの花”と言ったそうです。これを基に、沖縄の詩人・吉川安一さんは本部町の夕日を“ゆうもどろの花”と表現したといいます。
　お店では、夕日が赤く燃えて海面に反射する美しいサンセットを眺めながらお酒を楽しんで欲しいと、金・土曜・祝前日限定でバー営業もしています。オリオンビールをはじめ、アメリカのバドワイザー、オランダのハイネケン、アイルランドのギネス、メキシコのコロナなど20種類以上の世界各国のビールに、ワインやカクテル…バリエーション豊かなお酒が揃います。好みの一杯を片手に、ドラマチックな夕陽の移ろいを満喫してくださいね。

　みなさんも、絶景とともに過ごす最高のひと時を体験しに『cafe O.R.I』へ足を運んでみてはいかがでしょうか。